「あなたのカード情報が登録されていた」警察官を名乗る男から不審な電話相次ぐ 特殊詐欺か

札幌・厚別警察署は、１０月５日に北広島市で、７日には札幌市厚別区で特殊詐欺を予兆する電話が連続発生したと発表しました。

警察によりますと１０月５日、北広島市に住む７０代の女性宅に厚別警察署の「タナカ」を名乗る男から「十数人の詐欺の犯人を逮捕した」「あなたのカード情報と個人情報が登録されていた」などと電話がありました。

女性が「私ではないと思います」と答えると、電話が一方的に切れたということです。

１０月７日には札幌市厚別区に住む８０代の男性宅に、厚別警察署捜査二課の「ワタナベ」を名乗る男から「詐欺事件の捜査で７、８人を逮捕した」「犯人は大量のカードを持っていた」「奥さんの名前のカードが出てきた」「奥さんいますか」などど電話がありました。

また、一人で住んでいるかを確認され、男性が「娘と同居しています」と答えると電話が一方的に切れたということです。

この「ワタナベ」を名乗る男からの電話は同じ日に、厚別区内に住む２人の８０代女性宅にもきていて、「最近、廃品回収業者から電話がありませんでしたか、あなたの持っている口座を教えてください」などと言われました。

女性らが不審に思って拒否したり、通帳がないなどと答えると電話は一方的に切れたということです。

警察は「電話がかかってきたらすぐ警察に通報するように」「詐欺電話が来たら＃９１１０」などと注意を呼びかけています。