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専門家「ガソリンをまかれたら…」 放火される可能性はどこでも 命を守るために大切なことは

STVニュース北海道 / 2024年11月27日 16時15分

今回の放火事件では、ガソリンのような液体がまかれたという目撃情報があり、警察が捜査を進めています。

専門家は「ガソリンをまかれたら一瞬にして火事は広がる」と、ビル内で起きた火災の危険性を指摘します。

26日夕方、物々しい空気に包まれた札幌の繁華街・すすきの。

道路には規制線が張られ、たくさんのはしご車や救急車も駆けつけました。

この1時間ほど前。

爆発音とともにビルからは真っ赤な炎が噴き出し、屋上には救助を待っているとみられる人の姿も確認できます。

火事があったビルは地上6階・地下1階の建物で、火元は当時営業中だったガールズバーの2階とみられています。

この火事で男女4人が負傷。

警察によりますと、重体となっている40代の男性が、出火直前にガソリンのような液体をまいたという目撃情報があるということです。

同様の火災はこれまでにも全国で起きています。

2019年、京都アニメーションで起きた放火殺人事件では36人が死亡。

2021年には大阪・北新地のクリニックでも、26人が犠牲になる放火殺人事件が発生しました。

いずれの事件も容疑者の男が犯行に使ったのはガソリンでした。

大惨事につながる放火事件。

専門家は、ビル内で起きた火災の危険性と注意点についてこう指摘します。

(市民防災研究所 坂口隆夫理事)「内部の構造を良く知るということ。避難経路を確認しなければ、どこのビルでも人為的にガソリンをまいて放火されることはどこでも起きる可能性がある。ガソリンをまかれて放火された場合には、一瞬にして部屋が燃え広がってしまう。どの時点でいかに早く階段から安全な地上まで避難できるかがポイントになってくる。ビルを利用するときには、避難階段がどこにあるのか、避難階段が何か所あるのか、避難階段で避難できない場合は避難器具が設置されているのか、バルコニーが設置されているのか確認する必要がある」

万が一のときに備えるために、日ごろから建物の避難経路を確認しておくことも大切です。

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