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【空撮】海面には重油が広がる 現場付近の漁業関係者らも不安を吐露 座礁したタンカー 函館市

STVニュース北海道 / 2025年1月8日 18時33分

座礁したタンカーの周辺には漏れ出した重油でしょうか。

海面の色が変化していました。

(東海林記者)「さんわ丸は船体が傾き、油漏れが確認されています。周辺には鼻をつくような強い油のにおいが漂っています」

6日午後6時すぎ、北海道函館市の恵山岬沿岸に座礁したタンカーの「さんわ丸」。

8日午前6時まえ、タンカーの乗組員から「燃料の重油が流出している」と函館海上保安部に通報がありました。

座礁したことでタンカーの燃料タンクが傷ついたことが原因とみられています。

重油が海面に広がらないよう、タンカーから垂れ下がるオレンジ色のオイルフェンスを設置しましたが、函館海上保安部によりますと、北東側に長さおよそ2.7キロ、幅およそ1キロの範囲で重油が確認されたということです。

漏れ出した重油の量はわかっていません。

座礁した現場はコンブやウニの漁場になっていて、地元の漁業関係者からも心配する声が聞かれました。

(漁業関係者)「普段はコンブをとったり、ウニをとったり。影響は絶対ある。早く引き上げてもらわなければ」

さらに、タンカーがおよそ5度傾いたため、函館海保がボートで乗組員の一部を救助しました。

函館海保は重油漏れへの対応を優先するため、8日に予定していたタンカーを岩場から引き出す作業を中止し、9日以降再び作業を進めるとしています。

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