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【闇バイト裁判詳報①】25歳被告 犯行のきっかけは「仕事で突然背負った借金170万円」

STVニュース北海道 / 2025年1月25日 10時11分

札幌市内で2024年10月に起きたいわゆる“闇バイト”による強盗や窃盗事件で、逮捕・起訴された実行役と運搬役の男2人の初公判が札幌地裁で開かれ、2人はともに「間違いありません」と起訴内容を認めました。

このうち、強盗や窃盗などの罪に問われているのが、実行役の鈴木陸被告(25)です。

起訴状などによりますと、鈴木被告は2024年10月、札幌市南区の空き家に侵入し、ブローチなどを盗んだほか、札幌市豊平区の住宅に侵入し、住人の男性の手足を粘着テープで縛る暴行を加えて、現金3万円を奪ったなどとされています。

初公判では鈴木被告がなぜ“闇バイト”に手を出したのかが明らかになりました。

【弁護側冒頭陳述】

▼事件前

・鈴木被告は2023年4月ごろ、 解体の仕事を請け負っていた親方と突然連絡がつかなくなり、 2か月分の請負代金がもらえなくなってしまい、さらにその請負代金の中から下請に150万 円ほどを支払わなければならなかった。

サラ金から金を借りて工面することになり、このころから借金ができ、犯行当時にはサラ金やファクタリング会社などに17 0万円以上の借金があった。

・鈴木被告は2024年6月中旬 から知人の紹介で千歳市のラピダスの建設現場で働き始め、同年9月中旬に約45万円の給与 が支払われたが、全てファクタリング会社の返済に回ってしまい、9月末にも支払い期限のある借金があることから、SNSで闇バイトのサイトなどを見るようになった。

・鈴木被告は10月2日にSNSのダイレクトメッセージで「デイダラ」と名乗る人物とやりとりを始め、デイダラから「空き巣はできますか?」とメッセージを受け取りましたが、鈴木被告は返信せず。

翌日に再びデイダラから「依頼主がいるので」「詐欺師のお金と物を回収する作業なので捕ま らない案件となります」とのメ ッセージを受け、空き巣をやろうと決断に至った。

【検察側冒頭陳述】

・弁護側と同じく、事件当時の状況を説明。借金返済に充てる金欲しさから犯行に及んだと指摘しています。

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