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ごみ収集再開も…収集車が雪にはまり悪戦苦闘 タクシーは2時間待ち 記録的大雪の影響 北海道

STVニュース北海道 / 2025年2月5日 16時13分

観測史上最大の雪から一夜明け、北海道帯広市では4日に休止していたごみ収集が再開しましたが、収集車が立ち往生するなど混乱が続いています。

大雪から一夜明けた帯広。

帯広市では4日にできなかったごみ収集が再開しましたが、雪道で収集車が立ち往生です。

後ろから押したり、スコップでタイヤ部分の雪をかきわけたりしてやっとの思いで脱出しましたが…

また別の場所でもタイヤが雪にはまるなど、慣れない作業に悪戦苦闘の様子でした。

(武田記者)「あちらこちらでスタックし、ごみの収集どころではありません」

収集車は細い生活道路に入っていくことができず、作業員がごみを集めて回っていました。

(ごみ収集作業員)「中道は全然入っていけないです。やるべきじゃなかったですよね、こんな状況で」

移動が困難な状況は通院にも影響を及ぼしていました。

(病院に来た人)「きのうで薬が切れたので、それできょうどうしても来なければならず、1時間半以上かけて来ました。いつもだと40分くらいで来れるんですが。これが命つなぎなので僕らは。喘息なんですよ」

また、十勝管内で運行する「十勝バス」や「北海道拓殖バス」は、道路の除雪が追いつかないため、路線バスと都市間バスの終日運休が続いています。

その影響で帯広駅では長時間タクシーを待つ観光客の姿がありました。

(観光客)「バスがもう運休になってしまって空港に行けない状態です。あと1時間くらいですか、11時くらいから待っているので」

(記者)「2時間待ち?」

(観光客)「そうですね」

(観光客)「電話しても帯広市内のタクシー会社はつながらないし、私は芽室のタクシー会社を予約しました」

観光客の2人はやむを得ず、タクシーに相乗りして空港に向かいました。

帯広市では4日午前9時までの12時間降雪量が120センチと、国内の観測史上最大となりました。

5日朝も雪にすっぽりと埋まってしまった車を掘り起こす市民の姿が見られたほかー

住宅街では市民が経験したことのないような雪かきに追われていました。

(帯広市民)「帯広来て50年だけど初めて。あれだけでこの冬済むと思ってなかったけど、いきなりだもんね」

スーパーマーケットではこんな影響も。

(武田記者)「いろんな商品が並んでいて、大雪の影響はないように見えますが、油あげや豆腐のコーナーがかなり品薄になっています」

食品売り場にぽっかりとスペースが空いています。

品薄となっているのは、油揚げや豆腐といった日持ちしない加工食品です。

(売鮮市場どんどん西5条店 三谷佐千夫主任)「きのうの大雪で納品がなくて、きょうにずれているのですが、まだ到着していない。物流が止まるとこうなりがちな商品」

記録的な大雪はあらゆる市民生活へ影響を及ぼしていました。

今後は比較的穏やかな天気が続く見込みですが、気温の上昇による落雪や路面状況の変化に注意が必要です。

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