コロナで「売れたもの」「売れなくなったもの」、日本と世界はどう違う?

Suits-woman.jp / 2020年6月30日 15時25分

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新型コロナウイルスの影響で人々の消費傾向は大きく変わりました。外出が減ったことにより、ホテル、観光業、飲食店、アパレルなどの消費は大きく落ち込み、日本では6月中旬までに全国で263件の倒産があったといいます(帝国データバンク調べ:6月17日16時現在)。また日本国内に限らず、アメリカでは大手百貨店「JCペニー」や、アパレル「J Crew」、レンタカー最大手「Hertz」も倒産するなど、老舗企業や大企業までもが大打撃を受けたのです。一方で、食品業界や消毒・清掃業界では、思わぬ特需となった業界もありました。

そこで今回は、新型コロナウイルスの影響で「売れたもの」「売れなくなったもの」を調査。株式会社ロコタビが行なった海外9か国在住ロコへのアンケートを元に、世界の現状をくらべてみましょう。

急増した「お菓子・パン作り人口」によって「小麦粉」が入手困難に

アメリカ、韓国、フランス、スイス、スペイン、イタリア、ドイツ、ホンジュラスに住む日本人に、消費が増えたもの、減ったものを聞いたところ、一番消費が増えたものは消毒系を上回り「小麦粉」と判明。一方、一番消費が減ったものは「化粧品」でした。

9か国9都市在住日本人による回答
(※出典「ロコタビ調べ」)

行動制限やレストランの営業停止などを受けて、世界的に自炊をする人が急増。特にお菓子やパン作りをする人が増えたことで、「小麦粉」「強力粉」「イースト」が売れ、一時期入手困難になったようです。日本ではこのほか「パスタ」「麺類」も売り切れ店が続出。海外では、お米、卵、乳製品、野菜、肉類も買いこむ人が多く、手に入りにくくなった場所が多かったようです。

各国の詳しい状況を尋ねてみると……

ロックダウン中にはパンやケーキを自宅で作る人が多く、小麦粉、キッチンの上やタイルを拭くウェットティッシュなど消毒効果のある掃除用品、一時はパスタ類や乳製品も品薄でした。ただこれは一時的な現象でした。(フランス在住日本人)

特に普段と変わりありません。米、小麦粉、卵、フリホーレスと呼ばれる豆、調理用バナナなど、日常に必要な食料品は毎日需要があります。それと、消毒用アルコール、消毒用ジェルはよく売れています。(ホンジュラス在住日本人)

お酒類、強力粉、イースト、ワインがかなり売れているようです。(スペイン在住日本人)

イースト菌や小麦粉(パンを自宅で作る人が増えたようです)、バリカン(男の方や子供さんの髪を自分できる人が増えた)、ビタミンC、消毒剤。(スイス在住日本人)

アパレル一般が売れなくなりました。(ニューヨーク在住日本人)

バーベキューセットが売れなくなりました(バーベキューがまだ禁止されています)(ドイツ在住日本人)

出歩かないのでガソリンが売れていないです。家内は化粧品を買わなくなったと言っています。(サンフランシスコ在住日本人)

スマホ、化粧品ビューティー業界(韓国在住日本人)

売れたものはパン、パン焼き機、小麦粉。売れなかったのは、旅行用スーツケース、時計、ウエディングドレス(イタリア在住日本人)

では、物価はどう変わったのでしょう?

値段が高騰した「マスク」「消毒液」、低下した「ガソリン」

日本では一気に値上がりして、転売問題にもなった「マスク」と「消毒液」ですが、この傾向はアメリカ、ヨーロッパでも同じでした。特に普段マスクをする文化ではなかった欧米の国では、医療従事者以外はなかなか手に入れることができないため、お店で購入することが困難に。結局自作マスクをしたり、バンダナで代用する人が増えました。またヨーロッパ各地では、労働不足による野菜の高騰が目立ち、アメリカでも野菜や肉類の値上げがあったようです。美容院やサロンなどでは、感染予防対策の経費や、接客人数の制限等による収入減を補填するために、サービス料の値上げをするところが目立っています。

一方で、アメリカをはじめ諸外国で値段が下がったのが「ガソリン」。移動制限によってほとんど売れなくなったため、と言えるでしょう。また各国で「アパレル」製品が売れなくなったことで、衣料品は値下げされる傾向に。需要と供給のバランスが崩れたことで、今までの市場価格が大きく崩れてしまったようです。

オンラインに移行した娯楽や学び

教育やビジネスにおいて一気にオンライン化が加速し、娯楽もオンライン化し始めました。テレビ電話によるイベントや飲み会、ドライブスルー形式のファンイベントなども行なわれ、工夫を凝らしたエンタメが提供されるようになっています。学校や習い事もオンラインで行なわれるものが多く、それによりパソコンや通信機器が売れるようになったようです。

オンライン飲み会は予想以上に好評。どこからでも
参加できるし、酔いつぶれても家にいるから安心、
そして経済的…。しかしこれが浸透すると飲食店は
大打撃。

日本では5月25日に 緊急事態宣言が全国で解除されて、社会が少しずつ動き出しました。しかし、欧米の国々ではまだ外出規制があったり、食材不足による購入制限がある場所もあります。感染ピークは過ぎた場所が多いとはいえ、これから気候の変化などによって、再び感染者が増える可能性もあります。今回の消費傾向をもとに、今後の生活や感染者対策を考えていかなければなりませんね。

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