もしかしたら見えるかもしれない!?ネオワイズ彗星に願いを込めて

Suits-woman.jp / 2020年7月21日 18時0分

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もしかしたら見えるかもしれない!?ネオワイズ彗星に願いを込めての画像

梅雨明けが遅れているようです。Go Toできなくなって、「ガーン……!」の人もいらっしゃるかもしれません。ちょっと気分が落ち気味の日は、夜空を見上げてみませんか。夜明けの空もいいですよ!

★スター1 夏の大三角形の探し方

夏本番はもうすぐ!真夏の夜の空を飾るのは「夏の大三角形」。七夕で知られる織女星のこと座のベガ、彦星の名で知られるわし座のアルタイル、そして天に大きな十字を広げたはくちょう座のデネブ、3つの1等星を結びます。

7月下旬は、20時頃から東の方によく見えます。23時過ぎに南の空に見えます。(画像:iステラ/アストロアーツ)

夏の大三角形は、天の川をはさんで形成されています。天の川の中で羽根を広げているのがはくちょう座、その西側(図の右側)でハープのようなこと座。1等星のベガは大三角形の中でひときわ明るく、青白く輝いているので、これを目印にするといいでしょう。そしてベガより東側、天の川の東岸(図の左下側)を飛んでいるのがわし座です。

夏の大三角形は見た目も雄大ですが、登場期間の長い大三角でもあります。今の季節に見頃を迎えますが、実は10月の初旬ごろまでよく見えるのです。一度この形を覚えておけば、長〜い間、楽しめますよ。

★スター2 明け方に全惑星が勢ぞろい!

眠れない方、せっかくなら早起きして観てほしいのが、7つの惑星そろい踏みです。これを観たら、もしかしたらすっかり目が覚めてしまうかもしれません。

全惑星といっても、天王星と海王星は暗すぎて双眼鏡がないと見えません。実際に町中でも観られそうなのは木星、土星、火星、金星、水星の5惑星です。それでもめったに見られない現象です!

全惑星そろい踏みの7月下旬の明け方。(画像:国立天文台)

明け方に、西の地平線に沈んでいくのは木星と土星です。7月23日時点で、木星の光度はマイナス2.7、土星の光度は0.1です。まず木星を見つけ、そのちょっと東側に土星を探すといいでしょう。

赤い火星は南の空にいますね、光度マイナス0.9。夜明け前なら見つかるはずです。

そして東の空に明けの明星、金星がキラッキラです。光度マイナス4.4と、目の覚める美しさ。金星から遅れて1時間半ほどで水星が昇ってきます。水星はいつも太陽の近くにいるので見えにくい惑星ですが、7月23日は、水星が太陽からいちばん離れている日。東の地平線近くで水星の姿も見られるはずです。

7月23日の夜明け。水星と太陽がいちばん離れている日です。(画像:iステラ/アストロアーツ)

ぜんぶ観られたらホント、ラッキー!いい夏を迎えられそうです。

★スター3 北西の空を見上げて!ネオワイズ彗星が見えるかもしれないから

今年3月に現れたネオワイズ彗星は当初の予想を上回り、7月中旬には夕方の北西の空に、2等級ほどまで明るくなり話題を呼びました。その後、暗くなりつつありますが、7月下旬まで北西の空で観測可能と言われています。目安としては北斗七星のいちばん下の星の真下あたり。

すばる天文台のあるハワイのマウナケア島の山頂から見えたネオワイズ彗星。(画像:国立天文台 撮影:田中壱)

双眼鏡がないと目撃するのはむずかしいのですが、こんな彗星が今も北西の夜空に飛んでいると思うと、ちょっと不思議な気がします。この彗星、もうすぐ地球を離れていきます。次回、地球の近くに帰ってくるのは5000年以上先だそうです。彗星って長生きですね。

北西の空に、もし、それらしきものが見えたらラッキー。今夜もグッスリZzz.

※文中の時間や星図は東京の国立天文台を基準にしたものです。

文/佐藤恵菜

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