今から話し合っておきたい葬送方法、近年増加傾向にあるのは?

Suits-woman.jp / 2020年10月12日 8時0分

写真

今から話し合っておきたい葬送方法、近年増加傾向にあるのは?の画像

核家族化や少子化により、お墓の継承者がいない世帯が増えているという昨今。堅実女子の中にも、同じような問題を抱えている人もいるのでは?お墓の多様化が進む中で、増加傾向にあるのが散骨(さんこつ)です。

葬送のことなんて、人によってはあまりピンとこないかもしれませんが、自分自身のため、家族のために、改めて考えてみませんか。今回は、一般社団法人 全国優良石材店の会(以下 全優石)が実施した「散骨に関する調査」の結果をご紹介します。

約4割は自分自身の散骨を「希望しない」

散骨とは、一般には、故人の遺体を火葬した後の焼骨を粉末状にした後、海や空、山中等でそのまま撒く葬送方法。

本調査によると、散骨の一般認知度は87.0%でした。

樹木葬や永代供養と並び、散骨も多様化した墓のひとつ
(全優石調べ)

一方で、実際に散骨を経験した・依頼したことのある人はわずか2〜3%になっています。その中で、散骨された場所を聞いたところ、次のような結果が得られました。

海:45.9%
山林:21.6%
その他:27.0%
不明:10.8%

ちなみに、もし自分の家族が散骨を希望した場合、半数近くの人が賛成すると回答しています。

問. あなたは自身のご家族が散骨を希望したら、賛成しますか。
賛成する:49.2%
賛成しない:9.7%
どちらともいえない:41.1%

しかし、自分自身はというと、4割の人は散骨を希望しないという結果に。

問. あなたは将来自身の遺骨を海や山に散骨してもらうことを希望しますか。
海への散骨を希望している:15.3%
山への散骨を希望している:4.3%
海、山以外への散骨を希望している:2.8%
希望していない:39.9%
どちらともいえない:41.1%

散骨をめぐる2つの問題

本調査の中で、全優石会長の吉田岳氏は、散骨の現状について、主に次に挙げる2つの問題があると言います。

「一つ目は、散骨に関する国のガイドラインや罰則を伴う規制がないこと。東京湾などでの近海での散骨が常態化し、水産資源への風評被害を及ぼす懸念の高まりにつながっています。しかしながら、その事実は一般の人たちには知られていません。
もう一つは、『子に迷惑や負担をかけたくない』『ロマンティックだから』などの理由で散骨を選択する人が現れたこと。本来、散骨はお墓の継承者がいない人の選択肢でした。しかし、世の中の風潮により、継承者がいるにもかかわらず、散骨を選択する人もいらっしゃいます。その結果、後悔したり、子や親戚から苦情が寄せられたりするケースも少なくありません。
一度撒いてしまった遺骨は、元には戻りません。仮に散骨を選択する場合であっても、家族や親戚とよく話し合い、できれば専門家の意見を聴くなど、慎重な対応が望まれます」

「その時」はいつやってくるか、誰にもわかりません。今から葬送方法について、家族で一度話し合う機会を持ってみてはいかがでしょうか。

家族がそれぞれどういう考えがあるのか、話し合ってみることも大切。

【調査概要】
調査名:「散骨」に関する調査
調査主体:一般社団法人 全国優良石材店の会

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング