多い?少ない?職場の同僚や上司にカミングアウトしているLGBT当事者は17.6%

Suits-woman.jp / 2020年10月23日 8時0分

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最近、ニュースなどでよく耳にする「LGBT」という言葉。Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語で、性的少数者 (セクシャルマイノリティ) の総称としてよく知られています。最近では東京・足立区の区議会議員が「同性愛が広がれば足立区は滅びる」という趣旨の発言をし、批判が相次ぎました。このようにLGBTに対する理解は、まだまだ十分ではありません。

同性愛はマイノリティーであるゆえに、これまでの社会ではなかなか公表しづらいことでした。確実に存在しているのに、姿がみえないと感じるのは、ただ知らないだけなのです。

LGBTの友人・知人がいる人は、全体の21.4%

auじぶん銀行株式会社では、LBGT非当事者と当事者それぞれ対象に、「LGBT当事者をとりまく就業環境の実態調査」に関するアンケートを実施しています。まずこちらによると、当事者が職場の同僚や上司にLBGTであるとカミングアウトした人の割合は、17.6%だそう。つまり残りの約8割は、隠したままなのです。

カミングアウトしていない人が8割以上。知らないだけで、私たちのまわりにも存在している可能性は高いのです。

一方、非当事者に対しては「あなたはLGBTの友人・知人を知っていますか?」と質問。こちらは21.4%となっています。この2つのデータをあわせてみると、LGBTの知り合いはいないと思っている人でも、当事者はカミングアウトしていないので気が付かないだけかもしれません。やはり表に見えなくても、LGBTの人は近くに存在しているのです。

LGBTの象徴「レインボーフラッグ」。1978年にサンフランシスコで使用されたのがはじまり。

「いつ結婚するの?」何気ない会話に困る

今はLGBTの友人や知人を認識していなくても、もしかしたらこの先、当事者からカミングアウトをされることも考えられます。もしくは偶発的にLGBTであることを知ってしまう機会があるかもしれませんが、その時非当事者は、どのように行動するのでしょうか?そこで同調査では、非当事者と当事者にそれぞれ「実際LGBTについてカミングアウトされた場合、どのように行動すると思うか(行動したか)」と質問。結果は次の通りとなりました。

たとえ自分が当事者でも、LGTBについてカミングアウトされたら、第三者に伝えてしまう可能性がある人は一定数いるようです。

どちらも「当事者の秘密を守る(守った)」が6割以上に。その一方で「第三者に伝えてしまう(かもしれない)(伝えてしまった)」と回答した人は非当事者が18.2%で、やはり当事者のほうが秘密を守る傾向にあるようです。

続いて、カミングアウトしていない人による、職場で「これに困っている」というエピソードをいくつかご紹介します。

制服を着たくない(神奈川県・45歳女性)

「いつ結婚するのか」「彼女をなぜ作らないのか」「合コンしたいか」など聞かれたくないことを聞かれた時。嘘はつきたくないけど嘘をつくしかない(東京都・39歳男性)

トイレや更衣室などがどうしても気になること(長崎県・48歳男性)

彼女、彼氏の話題、好きな芸能人、結婚についてなど異性についての話題についていけない(和歌山県・40歳男性)

これらのエピソードに触れることで、LGBTの知られざる苦労が少しだけ理解できるのではないでしょうか?制服、更衣室、トイレ、そして「結婚しないの?」という何気ない言葉に、LGBTは違和感を覚えます。非当事者の人はまずはその現実を知ることが、理解を深める第一歩ではないでしょうか?

【調査概要】
調査主体 auじぶん銀行株式会社
調査テーマ LGBT当事者をとりまく就業環境の実態調査
調査対象者 LGBTを含む性的マイノリティに該当しないビジネスパーソン500名
LGBTを含む性的マイノリティに該当するビジネスパーソン500名
調査実施日 2020年8月25日(火)~2020年8月28日(金)

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