将来、12億人が移住を余儀なくされる?山火事やサメ被害も関係する、深刻すぎる「環境問題」

Suits-woman.jp / 2020年11月14日 13時0分

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大統領選の敗北を予期したトランプ大統領が根拠のない主張を繰り返したことに対して、環境活動家のグレタ・トゥンベリ氏はSNSで「落ち着けドナルド」と発信。かつて彼女がアメリカのTIME誌で“今年の人”に選ばれたことに対し、トランプ大統領は同じ言葉を用いて批判を表しました。今回のメッセージはトランプ大統領の過去の発言をそっくりそのまま返した、なんとも皮肉たっぷりなメッセージなのです。

新型コロナウィルスの感染拡大やアメリカの大統領選があったことで、薄れつつある環境問題への関心。今回はグレタ・トゥンベリ氏の直近の活動を通じて、気候変動に関する最新ニュースや環境問題の現状を把握するためのカギをチェックしていきましょう。

グレタ・トゥンベリ氏の最近の活動

スウェーデンで熱波や山火事を経験した後、地球温暖化対策を求めてたった一人で国会議事堂前での座り込みを始めたグレタ・トゥンベリ氏。その後もTEDやダボス会議においてスピーチを行い、若者を中心に世界中で大きな反響を呼びました。

世界各地で深刻化する、山火事問題。

グレタ・トゥンベリ氏が金曜日に学校を休み抗議活動を行ったことがきっかけとなり、「Fridays for future(未来のための金曜日)」と呼ばれる地球温暖化を食い止めるための運動も広がりました。その功績が称えられ、彼女はノーベル平和賞に2度ノミネート。もう1つのノーベル平和賞と言われる「ライト・ライブリフッド賞」も受賞しました。

環境問題についての認識を広めるための1年間のギャップイヤー(学校を休学すること)を経て、2020年8月に高校へ復学。同月にはドイツのメルケル首相と会談するなど、現在もSNSを活用しながら積極的な活動を続けています。

豪ではサメによる死者が86年ぶりの多さに。気候変動に関する直近のニュース

豪でサメの襲撃による死者が増加

オーストラリアでは、ダイバーやサーファーなどがサメに襲われ死亡する事例が増加中。今年の被害者は7人に上っていることが判明しました。これは86年ぶり の水準です。

オーストラリアでは、浅瀬を泳ぐサメがたびたび見かけられています。

今年大規模な山火事に見舞われ、大きな被害を出したオーストラリア。サメの襲撃による死者数増加は、こうした気候変動が原因であると言われています。気候変動を起因とする山火事が起こることによって海水の温度が上昇し、生態系が破壊されます。結果的にこれまで生息していなかった場所に魚が移動してしまい、人の多いエリアにサメが出現するようになったのです。

カリフォルニアの山火事を視察したトランプ大統領は気候変動の影響を否定

オーストラリアだけでなく、今年はアメリカのカリフォルニアでも大規模な山火事が発生しました。山火事が起こっている地域を視察したトランプ大統領は、「気候変動などの科学で説明できるものではなく、管理の問題である」とコメント。気候変動の影響を否定しました。

一方、民主党の大統領候補であるバイデン氏はトランプ大統領を「気候変動否定論者」と表現。一連の発言を批判しました。

気候変動で12億人が移住!?

オーストラリアの国際シンクタンク「経済平和研究所(IEP)」が発表した「生態系への脅威登録(ETR)」という研究によれば、2050年までに世界で12億人もの人々が住む場所を変更しなければならない恐れがあるとのこと。気候変動によって大きな影響が出る可能性を指摘しました。

なかでも、貧困世帯などに大きな影響が出るとみられています。

今すぐ、真剣に取り組まなければならない環境問題

グレタ・トゥンベリ氏の存在は、若者のみならず世界中の人々に環境問題の重要性を教えてくれるものです。今すぐに取り組まなければならない緊迫した問題なのだと声を大にして知らせてくれています。

エコバッグ、マイボトル、リサイクルなど
自分たちにできる“環境保護”からはじめてみましょう。

気候変動がより深刻になった時代を生きるのは私たちよりも若い、“次なる世代”です。私たちには「若い世代がどのような世界を生きることになるのか」、また「彼らにどのような世界を生きて欲しいのか」を想像する力が求められているでしょう。

文/山根ゆずか

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