SEO対策はネット界における常套ステマである

秒刊SUNDAY / 2012年1月15日 13時14分

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ステマ騒動も冷めやらぬなか、世の中にはネットや現実世界におけるステルスマーケティング(以下ステマ)が横行しております。とくに、食べログを舞台としたヤラセ問題はステマが日常化していることが顕著に発覚したが、これがネット界における氷山の一角であることは容易に想像できる。しかしこれら分かりやすい例ではなくもう少し闇に包まれたステマが横行していることをご存じだろうか。それがSEO対策である。


―一般的なSEO対策とは


SEO対策とは、検索した際に上位に表示させるテクニックだ。

たとえば、『水』で検索した際に、水を売る業者が検索エンジンで上位に表示させる等の対策をとることですが、技術的な話で言えば、一般的なSEO対策として以下が挙げられる。

・エラーの無いHTMLコーディングを行う(『W3C』に従ったコーディング)。
・タイトルにキーワードを入れ込む。
・トップページを軽くする。
・被リンク数を増やす。



等。

もちろんこれら手法を取り入れるのは現在のWEB制作における必要最低限であり、何処でも行ってきているのは言うまでもない。従ってやらないよりはマシだが、これらを行って明日からGoogleで1位!YAHOOで1位!なんてことはありえない。では1位を取りたい人はどうするか。


―なんでもやるSEO対策業者

さて一般的なSEO対策だけでは駄目だというのは現在のセオリーだとして、『金かかっても良いからどうしても1位を取りたい!』という企業はどうするか。そこに目を付けたのがSEO対策業者だ。

SEO対策業者とは、Googleなどで『SEO対策』などと検索すれば一発でヒットするが、彼らはWEB上だけでなく、なんと電話等でも突然飛び込み営業を行い

『お宅の会社HPを検索1位にします!または、上位にヒットさせます!』

などと、どこかで聞いた事のあるような甘いフレーズでWEBサイトを持つ企業にすり寄ってくる。当然お金がかかるのだが、検索しても出てこない会社にとってこの甘い誘惑はスルーできない死活問題。多少コストがかかっても『お願いします』と言ってしまうのだ。

だが、一般的なSEO対策だけで上位に表示されないのにSEO対策業者はどうやって上位に表示させるのか。そこで秘策を使い、うまく検索エンジンにヒットさせ上位を狙う。例えば

・大量のダミーサイトを保有し、目的のサイトにリンクさせる。(ペイドリンク)
・サテライトサイトを作り無理やりヒットさせる。
・怪しげなツールで一定間隔で目的サイトにアクセスさせる。
・怪しげなツールでページ滞在時間を延ばす


等。

この手法は一般の人は全く気付かず水面下で行われる為、『水』で検索した際上位に表示されていれば『おいしい・健康に良い』にかかわらず目に入るので、ユーザが判断なしに『上位に表示されているから』という意味不明な安心感によりサイトにアクセスし、まんまと旨い具合にアフィリエイトを踏ませるという単なる広告サイトだったということはザラにある。

そもそも、SEO対策自体が水面下なので、『上位に表示されている理由』など知る由もなく、消費者は何の疑いもなく『自動アフィリエイトクリック機』となってしまうという、恐ろしいステルスマーケティングであるのだ。

一つ知っておいてほしいのが、上位に表示されているという事が、必ずしも目的のサイトであるという保証はなく、もしかしたらただ単にSEO業者によって無理やり上位に表示させるなどの『ステルスマーケティング』による『アフィリエイトサイト』である可能性があるということだ。

ちなみに、不正なSEO対策を行ったサイトがGoogleに発覚した場合、そのサイトにペナルティを課すなどの処置を施しているのでこのSEO対策業者はいつか撲滅するだろうと言うのが業界の推測だ。

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(ライター:たまちゃん)

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