19世紀に死んだ人間を撮影する19世紀に頻繁に見られた驚きの風習があったらしい

秒刊SUNDAY / 2013年2月2日 18時22分

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腰を深く落とし映写機の向こうの被写体をグッと睨み付けるカメラマン。どっかりと椅子に座っているその”被写体”。所々傷があるようなこの古いセピア色写真。一見よく見る「昔の写真」だが 見れば見程強いたっぷり違和感を感じる。被写体の紳士の全てが不自然なのだ、ただ無造作に投げ出された脚 ぶらりと重力に従ってただ下がっている腕、そして どこを見ているのか不確かな その表情。まるでこの紳士の時だけがピタリと止まってしまっているかのようだ。実は 紳士の時間は本当に止まっているのである。なんと この被写体は既に亡くなっているというのだから その不自然さに納得は出来る。が、衝撃的でもある。今回は19世紀で一般的であった「死者のポートレート」のご紹介。
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この死者の写真、19世紀末の中流階級の市民に広く浸透していたようだ。これらの写真は葬式によく用いられ、故人の棺に家族と一緒に撮った写真が入れられたのだ。これはアメリカよりもヨーロッパ地方に根強く残る風習。本来は写真ではなく抽象画が用いられるのだが ダゲレオタイプ(銀板写真方)が発達するにしたがって 抽象画を依頼するより 写真に収めるほうが安価であり、ようやく一般市民にも手が届くようになってくる。当時幼児死亡率が高かった為 衣服をまとって家族に囲まれた多くの子供の写真が残っている。既に息は絶えているが 写真の出来上がりの工程で色を添えたり または 目を開かせたりし、あたかもまだ生存しているように見せ撮影した。



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 これらの撮影方法は1839年に一般市民に浸透し のち20世紀の前半にはスナップ写真へと写り変わっていったとの事。

【参照記事】
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2270169/Post-mortem-photography-Morbid-gallery-reveals-Victorians-took-photos-DEAD-relatives-posing-couches-beds-coffins.html


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