花粉は自力で捕まえることが出来るのか?実際にやってみた

秒刊SUNDAY / 2013年3月10日 12時0分

花粉6

花粉の季節がついに到来し、花粉アレルギーを持つ方にとって実に苦痛な期間をすごさなければなりません。鼻水はエンドレスになだれ落ち、目は開けるのも苦痛なほど大量の涙が出てきます。しかも鼻をかめば炎症を起こし、鼻炎や中耳炎と言った症状も併発し「甘え」とは言ってられない状況。さて今年の花粉は昨年比の3倍以上の花粉が飛散すると予想されている。そんな花粉本当に飛んでいるのであれば捕まえられるはずだ。さっそく捕まえてみることにした。


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さて捕まえると言ってもスギ花粉は簡単につかまらない。なぜならスギ花粉のサイズは 直径30~40μm。虫取り網の網の目を簡単に掻い潜ってしまうほど小さな粒子。そんなものをどうやって捕まえようと言うのか。手法としては簡単だ、セロハンテープを手などに虫取り網にまきつけ、サッサッと採取。

そうすると自然にセロハンテープに花粉が付着するのではないかと言う作戦だ。写真では網の中に実はセロはテープを忍ばせており、簡単に掻い潜ろうとする花粉を、ここぞとばかり一網打尽に捕獲。

付着した花粉は、セロハンテープの粘着でなかなか逃げることが出来ないはずだ。


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このようにセロハンテープの上に、とりあえず何かが付着していく。この何かは実際に見てみないとわからない。空気中のほこりや雑菌、そして花粉などが次々と付着する。


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更に念には念を入れて、網を使わず直接セロハンテープのままの状態で空気中に触れさせ、より花粉を付着させやすいような手法も取り入れる。こうしている間にも、目から鼻からおびただしい液体が体外に漏れだす。ティッシュやマスクは必須、ある意味今までやってきた中で最も過酷なで切実な実証実験となった。

では、この後どのように花粉が付着しているのかを確認するかと言うと
虫めがねで確認できればよかったが、相手は直径30~40μm。顕微鏡レベルでしか存在を確認出来ない。

ということで素直に顕微鏡のある施設に直行。


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こちらが顕微鏡。
カエルの血液のサンプルが置かれたプレパラートが置かれていたが、これを今回採取した花粉に乗せて確認すればよい。しかし残念ながらプレパラートを持ち合わせてなかったので、仕方なく直接セロハンテープを見ることにした。

だが以外に手こずる。なぜならこうしている間に、大量の涙と鼻水が怒涛のように出てくる。しかも作業の都合で下を見なければならないので更に状態は悪化。とても顕微鏡を見ている余裕などない。するとどうなるか、せっかく採取したセロハンテープはグチャグチャになり顕微鏡で確認できる状態にならなかった。

係員に任せることも考えたが、花粉を取ったと言うと笑われるので辞めた。

そして試行錯誤の末ようやく顕微鏡の上に乗せることが出来た物を撮影することに成功した。
実際に見えたものがこちら。



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ゴミやほこりと同時に何か粒子のようなものが映っているがこれが花粉なのだろうか。その前に待ってほしい、実を言うとこれは直接顕微鏡を見ていない。先ほども述べたが目と鼻が非常事態であり顕微鏡をのぞいてしまうと、おびただしいまでの鼻水や涙で顕微鏡をよごしてしまう恐れがある。その為、スマートフォンで直接顕微鏡を撮影。そして出来た写真がこちらだ。

しかし結論的にこの粒子は「花粉では無い」と思われる。スギ花粉は丸みを帯びた体に突起物のようなものを持っている。写真ではそれが確認できなかった。あとはほこりやゴミなどが映っているようだ。やはりスギ花粉を捕まえるなど一筋縄ではいかなかった。言うまでもなく、花粉症と言う大敵を前にして実証が困難になってしまったのが最も重大な原因と言えよう。恐るべし花粉症。

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