平常時より3倍早く止血できる画期的な合成血小板"Super-Mimics"が開発される

秒刊SUNDAY / 2014年11月10日 11時5分

写真

平常時より3倍早く止血できる画期的な合成血小板"Super-Mimics"が開発される



皮膚が裂傷した際、肉体へのダメージを少しでも軽減するためには出血を最小限にとどめることが重要だ。通常は血液中の血小板の作用により、数十分~数時間も経てば自然と傷口が凝固するが、ごくまれに血小板が少なすぎて出血がなかなか止まらない体質の方もいる。
現在医学界では、ナノテクノロジーを応用した斬新な治療技術の開発が進められている。「Super-Mimics(スーパー・ミミック)」と呼ばれる合成血小板を血液中に注入すれば、傷口の止血速度を劇的に早めることが可能になるという。


スーパー・ミミックは、ポリスチレンやタンパク質を含む合成ポリマーを層状に構築して作られている。より柔軟性を高めるために、完全な球体ではなく円盤状になっているのが特徴的だ。従来の血液凝固促進剤の欠点を克服したデザインになっており、限りなく実際の血小板に近い性質を有している。

マウスを使った動物実験の結果、傷口の凝固作用を通常よりも3倍早められるという驚異的な結果を得られた。しかもスーパー・ミミックを活用すれば、傷口周辺にいびつな凝固が形成されるリスクを軽減できるというメリットもある。もしもこのテクノロジーが人間にも応用できるようになれば、擦過傷の応急処置に役立つのはもちろんのこと、凝固障害に苦しむ患者も安心して外科手術を受けられるようになる。

しかも、スーパー・ミミックのテクノロジーは様々な血管病の治療にも応用できる可能性があると見る関係者が少なくない。スーパー・ミミックは血流に乗って体中のいかなる場所にも移動することができる。従来の医療技術では手を出すことの出来なかった狭い血管内にも潜り込むことが可能なため、心臓病や脳卒中の治療に転用できるかもしれないのだ。まさに革命的な医学の進歩と言えるだろう。

無論、現時点ではまだ改善すべき問題点は多い。スーパー・ミミックを使用すると、肺周辺の血管で微小な血栓が増加してしまうことが判明している。

実用化まで時間がかかるかもしれないが、スーパー・ミミックのテクノロジーは人類の寿命向上に大きく寄与してくれることだろう。


―海外の反応

・「血小板」って何?
・空気に触れた血液を凝固させる細胞のことだよ。
・人体の免疫システムが外部から導入された合成血小板にどう反応するか気になるな。
・抗毒素よりはマシでしょ。
・免疫系の攻撃を防ぐために表面をタンパク質でコーティングしてるんじゃないのか?
・そうだろうね。たぶん問題ないよ。
・こんなもん体内に注入したら、気の弱い人が心臓発作を起こさないか心配だぜ。
・実際の血小板は円盤状じゃないけどね。
・興味深い技術だけど、慢性損傷患者の治療にはとても使えないね。
・このテクノロジーは戦場医療に使われそうだな。

掲載元
http://www.reddit.com/2lrfgh/

(ライター:sha-la-ku)

面白いニュース秒刊SUNDAY

トピックスRSS

ランキング