ロンドンから日帰り旅、重厚な歴史と癒しの風景に出会える5つの町を訪ねて

TABIZINE / 2018年2月14日 18時0分

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コッツウォルズ


かわいいイギリスの田舎の代名詞といえば、コッツウォルズ地方。レンタカーがないと不便な場所もありますが、ストラウドとテットベリーだけなら、ロンドンから列車とバスで行けちゃいます。

ロンドン・パディントン駅から列車に乗っておよそ1時間半で、ストラウドに到着。数々の賞を受賞したストラウドのファーマーズマーケットは、品質・規模ともに折り紙つき。食品だけでなく、手作りのアクセサリーや陶器もあって、個性的なお土産がゲットできるかもしれません(マーケットの開催は土曜日 9:00~14:00)。



ストラウドから40分ほどバスに乗れば、テットベリーに到着です。テットベリーは、ゴシック様式の聖メアリー教会を中心とした小さな町。「ロイヤルタウン」の異名をもつだけあって、どことなく気品が感じられます。

町の中心に建つマーケット・ハウスには毎日のように異なるジャンルのストール(出店)が登場し、手作りの雑貨などを見て周るだけでもわくわくするはず。



レンタカーを利用するなら、イギリスで最も美しい村と呼ばれるバイブリーへ。ハチミツ色の石造りの家々が並ぶ町並みは、憧れのイギリスの田舎そのものです。1663年に建てられた豪邸「バイブリー・コート・ホテル」でクラシカルなアフタヌーンティーを楽しんでみては。

ウィンザー


ウィンザー城を擁する城下町として知られる、ウィンザー。ロンドン・パディントン駅から列車に乗れば、スラウ駅での乗り換えも含めおよそ40分で到着します。

イギリス王室の公邸として使われているウィンザー城は、実際に君主が住んでいる城としては世界最大。現エリザベス女王もここが大のお気に入りで、週末のほとんどをウィンザー城で過ごしているとか。



重厚な城壁をくぐると、広大な敷地にさまざまな建造物が現れます。ウィンザー城は、いくつもの建物の総称で、公式広間やドールハウス、教会などの見どころがあります。

「ステート・アパートメント(公式諸間)」は、現在も国家行事に使用されている豪華な部屋の数々で、贅を尽くした晩餐会が開かれる「セント・ジョージ・ホール」や黄金色の装飾がまぶしい「グランド・レセプション・ルーム」といった華やかな空間は圧巻です。

1921年に、マリー・ルイーズ王女からメアリー王妃へのプレゼントとして制作された「メアリー王妃の人形の家」は世界一有名なドールハウス。1500人もの職人が3年かけて造り上げたというドールハウスは、水道も使えるなどあきれるほどに精巧です。



イギリスにおけるゴシック建築の最高峰のひとつに数えられる、聖ジョージ礼拝堂の壮麗な空間も必見。天井に施された繊細かつ立体的な装飾や、万華鏡のような色とりどりのステンドグラスに目を奪われます。

次は、映画版「ハリー・ポッター」のロケ地としても注目されるオックスフォードです。


オックスフォード


英語圏最古の大学、名門オックスフォード大学を抱えるオックスフォードは、映画版「ハリー・ポッター」のロケ地としても注目されるようになりました。

ロンドン・パディントン駅から列車でおよそ1時間。駅舎を出て町の中心部へと歩き出せば、学問の町らしい落ち着いたたたずまいに魅了されます。



オックスフォードきっての観光スポットが、オックスフォード最大規模のカレッジであるクライスト・チャーチ。ハリー・ポッターに登場するホグワーツ魔法魔術学校の食堂のモデルになったことで知られる「グレート・ホール」は、今も学生や教授の食堂として使われているといいます。

重厚でクラシカルな空間は、まさにあの世界観そのもの。神秘的な雰囲気漂う大聖堂や、実際に映画の撮影が行われたグレート・ホールへと続く見事な階段も見逃せません。



大学図書館としては世界最大規模という、ボドリアン図書館もハリー・ポッターゆかりの地。
精巧な天井装飾が印象的な「ディヴィニティー・スクール(神学部)」は、「炎のゴブレット」でハリー達がダンスの練習をするシーンなどに登場しました。

さらに、ガイドツアーでのみ見学できるハンフリー公爵図書室は、ハリーが透明になるマントをつけて潜入した場所。1448年にオープンした図書室はタイムスリップ気分が味わえる空間ながら、今も現役というから驚きです。

ソールズベリ(ストーンヘンジ)


ソールズベリは、イングランドで最も背の高い大聖堂に見守られる町。ロンドンからのアクセスは、ウォータールー駅から列車で約1時間半です。

ソールズベリからおよそ16キロのところには、世界遺産として知られる巨石建造物、ストーンヘンジがあります。ソールズベリ駅前からストーンヘンジツアーバスに乗って、約30分でストーンヘンジに到着。



紀元前3000~紀元前1100年ごろにかけて、5段階の工程を経て造られたと考えられているストーンヘンジ。最大50トンにもなるサーセンストーン(珪質砂岩)は、およそ30キロ離れたマールバラ・ダウンズからコロとテコを使って運び出されたもので、なかには200キロ以上離れたウェールズから運ばれてきたものもあるとみられています。



このような巨石建造物が造られた目的はいまだ謎のまま。豪族の墓であったとか、祝祭の場であったとか、UFOの発着所であったとか、さまざまな説が飛び交ってきましたが、ヒールストーンと呼ばれる石が夏至の日の出の方角と一致することから、近年では太陽崇拝に関係している、あるいは埋葬場所であったという説が有力になっています。

奇妙なたたずまいを見せるストーンヘンジは、いまだ謎に包まれているからこそ、時を超えて人々を惹きつけてやまないのでしょう。

カンタベリー


チョーサーの「カンタベリー物語」で知られるカンタベリーは、ロンドン・ヴィクトリア駅から列車でおよそ1時間半です。

カンタベリーを象徴する存在が、世界遺産にも登録されているカンタベリー大聖堂。中世の時代、人々が祈りを捧げると重い病気やケガが次々と治癒する奇跡が起き、イギリスきっての巡礼地になりました。



もともと11~12世紀にロマネスク様式で建てられましたが、現在みられる姿は火災による焼失後、14~16世紀にかけてゴシック様式で再建されたもの。英国国教会の総本山でもある大聖堂は、その荘厳さから「神の館」「天国への門」とも称されています。

外観はもちろんのこと、息を吞むほど高い天井に太い柱、王や聖人などが描かれた色鮮やかなステンドグラス、静謐な空気が流れる回廊と、内部も総本山の名に恥じない壮麗さ。



カンタベリーではさらに、聖オーガスティン修道院と聖マーティン教会も、カンタベリー大聖堂とあわせて世界遺産に登録されています。

聖オーガスティン修道院は、6世紀にローマ教皇のグレゴリウス1世が派遣したアウグティヌスによって建てられたベネディクト会修道院でしたが、現在はほとんど廃墟のようになっています。

一方、聖マーティン教会は、現役のものとしてはイングランド最古の教会。6世紀に建てられた石造りの質素の教会は、小さいながらも長い歴史と温かみを感じさせる教会です。



場所によってそれぞれ異なる魅力を秘めたロンドン近郊の町。ロンドンを訪れるなら、ロンドンだけとはいわず欲張りな日帰り旅でもっとイギリスを満喫しませんか。

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