聖火リレーでめぐる47都道府県【5月13日~】山口県のルート&名所・観光スポット2選
TABIZINE / 2021年5月13日 8時0分
東京2020オリンピックの聖火リレーは、ギリシャの首都アテネで引き継がれた聖火が47都道府県をめぐり、日本を一周します。聖火リレーのルートに沿って、日本各地の名所・観光スポットをご紹介します!
山口県のルートとランナーは?
聖火リレーは20201年3月25日(木)に福島県からスタート。5月13日(木)~14日(金)は山口県を聖火ランナーが走ります。
●1日目(5月13日)
岩国市の吉香公園を出発し、柳井市、光市、下松市、周南市、防府市から山口市の中央公園へ。
※上記ルートを走る予定でしたが、公道での聖火リレーの実施を取り止め、山口市中央公園にて、聖火皿への点火セレモニー(セレブレーション)のみ、無観客で実施することになりました。
●2日目(5月14日)
宇部市の恩田運動公園野球場を出発し、山陽小野田市、下関市、美祢市、長門市を経て、萩市の萩中央公園に到着します。
※下関市での聖火リレーは中止となりました。
※予定されていた走行ルートの見どころを紹介します。
見どころ・錦帯橋
錦帯橋は岩国市を流れる錦川に架かる木造五連のアーチ橋で、その歴史は古く、1673年までにさかのぼります。当時、岩国藩主だった吉川広嘉が現在の錦帯橋の原型となる木造の橋を建造。しかし、洪水の被害に遭い、すぐに流されてしまいます。そこでより強度を高めるため、構造や技法に改良を重ね、翌年、再建を果たします。そのとき完成した橋は、1950年までの276年間保たれ、現代の橋梁工学からみても非のうちどころがないといわれています。
現在も劣化した木造部分を架け替えながら、当時の姿を残す錦帯橋。巻きガネとカスガイを使った「木組みの技法」や独特の「反り」の構造など、錦帯橋の加工技術は代々の大工の間で口伝で継承され、現代にその技術を受け継いでいます。
見どころ・秋吉台
秋吉台は、美祢市の中・東部に広がる日本最大級のカルスト台地。1964年に特別天然記念物に指定されました。約3億5000万年前にサンゴ礁の海だった場所で、サンゴ礁が石灰岩になり堆積されたものが、長い年月を経て海から山に移動し、現在のような地形を形成しました。秋吉台の至る所で見られる白い岩は、もともとはサンゴ礁だったものです。膨大な時の流れの中で自然の雄大な営みが作り出した奇跡のような風景は、深い感動を呼び起こします。
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