知らないと損をする英会話術89:「 オーマイゴッド!」は使わないで!実はNGな英語表現
TABIZINE / 2021年8月29日 7時30分
海外ドラマでよく聞く、驚いたときのリアクションの定番「Oh my God!」、実はおすすめできない要注意フレーズなんです。「ブラックリスト」「スチュワーデス」など、最近では言い換えが進んでいるNG単語もご紹介します!
気を付けたいOh, my God!に関する常識
海外ドラマや洋画の影響から、驚いたときやショックを受けたときに欧米人はOh My God!を連発するイメージがあるかもしれません。実際、私の住むイギリスでも、特に20代以下の若い世代や、大人でも大袈裟に話を面白おかしく話したい場面などでOh my God!を使っている人をよく見かけます。
ところが、このフレーズ、イギリスでは、学校で先生の聞こえるところで言ったら確実に注意されるほどの、使わないほうがいい要注意表現なんです。
Oh my God!がNGなわけ
Oh my God!が欧米でNGとされる理由は、キリスト教と深く関わりがあります。キリスト教の十戒の中で「神の名をみだらに唱えない」というものが戒律のひとつに挙げられています。現在のイギリスやアメリカに、どれほど信仰心の深い人がいるかはともかく、キリスト教圏内では、Oh my God!を言うことで、信仰心の深い人を不愉快な気持ちにさせてしまう可能性があるため、公の場面や学校などでは使わないことがマナーとなっています。
驚いたときに使えるフレーズその1
驚いたときに思わず「Oh my…」まで言ってしまったときに、イギリス人がGodを言わないように表現する方法が2つあります。
Oh my gosh!
Oh my goodness!
どちらも「おやおや、なんてこった」というような意味でGosh とGoodness自体に大きな意味はありません。ただ、筆者の個人的な印象では、この2つの表現はどちらかというと女性のほうが使う頻度が高く、特にGoodnessは、年配のお上品な女性を思わせるフレーズです。
驚いたときに使えるフレーズその2
驚いたりショックを受けた瞬間に使える、おすすめのリアクションフレーズをご紹介します。
例)I can’t believe it!
信じられない!
No way!
ありえない!
どちらもかなり驚いたときに使えます。
人権、ジェンダー配慮のために言い換えが進む英単語
日本語でも同様のことが言えますが、ここ数年、BLM(Black Lives Matter)やLGBTQ+といった社会的な流れから、言い換えが進む言葉が多くあります。ほとんどの日常会話で、しかも英語学習者の私たちが使った場合、問題になることはほとんどないものばかりですが、政治家や有名人など影響力のある人や、ビジネスの場面ではなるべく避けたほうがいいものもあるので、参考になればと思います。
ジェンダーに配慮した言葉
日本語でも、以前は「看護婦」と言っていたのを「看護師」と呼ぶようになったなど。ジェンダーレスへと言い換えが進んでいる言葉が多くあります。
例)Stewardess スチュワーデス → Cabin crew キャビンクルー(客室乗務員)
Policeman → Police officer 警察官
Spokesman → Spokesperson 広報担当者
Call girl コールガール → Sex worker 性労働者
Fireman → Fire fighter 消防士
ただし、現在もSnowman(雪だるま)はSnowpersonにはなっておらず、男性のままです。
Blackがネガティブな意味で使われる言葉
日常会話では、まださほど意識的に言い換えが進んではいませんが、確実に政治家やインフルエンサーといわれる立場の人たちが避けつつあるのが、Blackをネガティブな意味で使っている単語です。
Blackmail 恐喝する
Black list ブラックリスト
Black-hearted 腹黒い
Black market 闇マーケット
日本語でも「ブラック企業」「ブラック上司」のように「ブラック○○」という言葉がありますが、黒人(Black)の人たちに配慮し、今後言い換えが進んでいくのかもしれません。
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