成城石井「シンガポールフェア」に36品登場!駐日大使お墨付きの新作惣菜も
TABIZINE / 2021年11月3日 12時0分
なかなか海外に行けない今。せめて食で旅気分を味わいたい!という人におすすめなのが、現在開催中の成城石井「シンガポールフェア2021」。中華とマレー料理が融合した“プラナカン料理”など、現地さながらのグルメが勢ぞろい!さらにシンガポールの人気バーとコラボしたカクテルが登場するなど、前代未聞の充実ぶりと話題となっています。早速、その実態を調査してきました。
36ものシンガポールグルメが登場!
10月29日(金)よりスタートした「シンガポールフェア2021」。惣菜は過去に人気を集めた5品に加え、4つの新作がお目見え。さらにドリンクやスイーツ、調味料やレトルトなど36ものアイテムが登場するなど、シンガポールの食文化をまるごと体感できるフェアとなっています。
新作惣菜はプラカナンスタイル
新作惣菜のコンセプトは“プラナカン料理”。日本ではまだあまり知られていないジャンルゆえ、ピンとくる人は少ないかもしれません。
これは多民族国家であるシンガポールならではの食文化で、中国系とマレー系の婚姻による子孫たちによって生み出された伝統的な家庭料理。マレー料理をベースに、中華料理のエッセンスが取り入れられ、ハーブや唐辛子、紫玉ねぎ、海老などが使われているのが特徴です。シンガポールの上流階級の方々のあいだで広く親しまれているとか。
海外テイストの惣菜開発では、専属シェフが現地を訪れ、何度も食べ歩くことで本場の味を再現してきたという成城石井。しかしコロナ禍の今年は、これまでと同じような現地視察ができず、大きな壁となっていたそう。
そこで“救世主”として現れたのが、駐日シンガポール大使のピーター・タン閣下。日本において最もシンガポールを知り尽くしているともいえる大使は、実はプロ顔負けの料理の腕前を持つという人物。成城石井のシェフと厨房に立ち、本場のシンガポール料理やメニューの背景にある歴史や文化をレクチャーしたとのこと。
大使直伝の味を再現すべく、試行錯誤することおよそ3カ月。大使お墨付きの新作シンガポール風惣菜が完成! 本場感を巧みに取り入れながら、日本人の口にも合うよう工夫を凝らしたといいます。
旅気分をテーマに開発したカクテルも登場
さらに旅気分をテーマにしたカクテルも開発。アジア最高店を決めるバーアワード「Asia 50 Best Bars」で2020年アジア1位、2021年シンガポール1位を獲得した「Jigger & Pony」とのコラボによる「成城石井 Singapore Cooler」も発売されています。さらに同アワードの2021年日本1位を獲得したバー「The SG Club」プロデュースによる「成城石井 Shibuya Cooler」も登場。名店のカクテルに酔いしれながら、シンガポールへ妄想旅行・・・なんて過ごし方もいいですね。
さてさて。ここからはメディア向け試食会で披露された、新作惣菜の実食ルポをお伝えしましょう。「シンガポール風ドライミーシャム」(539円)は、海老の風味がアクセントになった焼きビーフン。“ミーシャム”は本来ビーフンをスープとともに味わう料理ですが、新作ではドライタイプにアレンジしたそう。
今回のフェアではシンガポールフードの魅力をさらに楽しめるよう、お酒やドリンクとのペアリングも提案されています。ドライミーシャムには、ジンとライチリキュールがベースとなった「Singapore Cooler」がおすすめとのこと。エレガントな赤色と華やかな香りが南国感たっぷり。
干し海老、あみ海老と炒められたビーフンは魚介の深みあるコクが印象的。さらに唐辛子やすりおろし玉葱による旨味と辛みもプラスされ、多彩な味のグラデーションが口の中で広がります。ベリーの風味豊かなカクテルとも見事なハーモニーに。
鶏肉の煮込み料理“アヤムシオ”を丼スタイルに仕立てた「シンガポール風アヤムシオ丼」(647円)。鮮やかな緑色のコリアンダーに思わず食欲もそそられます。
アニス、シナモン、クローブなどの香辛料と煮込んだ鶏肉は実にエスニックな香り! ほろりと崩れるほど柔らかで、ご飯とも好相性。本場の味わいを再現しながら、仙台味噌や黒糖を加えるなど、日本人の口にも合うように、やや甘めにアレンジしたそう。
シンガポールの定番麺料理である“ラクサ”を、現地で近年トレンドのドライタイプで表現した「シンガポール風ドライラクサ」(755円)。こちらは、ほうじ茶とグレープフルーツがベースのカクテル「Shibuya Cooler」とのペアリングがおすすめとのこと。
香辛料やレモングラス、ココナッツクリームなどで仕立てたソースは旨味と辛味、甘味が響き合います。本品のために開発したという麺は国産小麦を使ったコシのある太麺で、ソースとの馴染みも抜群。トッピングには殻付き海老やさつま揚げほか、食べ応えのあるボリューム感もうれしい。
「ソースは材料をじっくり炒めて仕上げるなど、工程まで細かく大使に伝授いただき、現地の味わいを再現しました」と商品本部の浜田氏。ピリッと辛い“サンバルチリ”が引き立つ麺は、ほうじ茶風味のカクテルともお似合い。ペアリングの楽しさも知れた一品でした。
「シンガポール風ビーフルンダン」(755円)。“ビーフルンダン”とは牛肉をココナッツクリーム、多種多様なスパイスと煮込んだ料理で、かのCNNが発表する「世界一おいしい料理」で1位に輝いたこともあるとか。
ココナッツクリーム、八角、クローブなどの香辛料、こぶみかんの葉と2時間半も煮込んだ牛スネ肉は、ほろりとほぐれるやわらかさ。これぞアジア料理!ともいえる八角の香り、多彩なスパイスの弾けるような刺激もたまりません。ご飯が進むこと間違いなしの濃厚な味わいです。
「シンガポールフェア 2021」は全国の成城石井店舗で11月30日(木)まで開催。さらにシンガポール土産としても人気の雑貨などが抽選で当たるプレゼントキャンペーンも実施しています。まだまだ海外に行きづらい今。魅惑のフードとお酒を味わって、知られざるシンガポールの魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
※記事中の価格は全て税込です。
※一部店舗では取扱いがない商品もあります。
[成城石井]
[Photos by Nao]
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