琵琶湖・海津漁協の挑戦~町の象徴を修復したい~【クラファン注目プロジェクト】
TABIZINE / 2021年12月29日 21時0分
日本最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」では、これまでもさまざまな挑戦が実現し、多彩なアイディアが常時発信されています。そこでTABIZINEでは、キャンプファイヤーに寄せられたおすすめプロジェクトを連載で紹介! 今回は、琵琶湖北部にある海津(かいづ)の旧漁業倉庫修復プロジェクトです。町のアイコニックな建物を改修し、新たな旅のスポットに役立てようという、漁協の挑戦。多数のリターンの中から、海津の魅力を楽しめるリターンに注目します。
江戸時代の街並みが残る滋賀県「海津(かいづ)」
江戸時代に北海道や東北からの物資を大阪や京都に船で運搬する際の中継地だった、滋賀県の琵琶湖北部にある港町「マキノ町海津(かいづ)」。湖上交通の要衝として栄えた宿場町でしたが、時代の流れとともに陸路の運搬が主流になったことで、船乗りたちが漁業に転身し、漁村へと生まれ変わったという歴史ある町です。
湖岸の石積みや海津漁業協同組合の旧倉庫など、現在も古くから残るのどかな街並みが広がり、「マキノ町海津・西浜・知内地区の水辺景観」として国の重要文化的景観に選定されています。
最近では「fish-1グランプリ」と呼ばれる魚の大会に出店し、琵琶湖産の淡水魚が見事グランプリを獲得したのだそう。
琵琶湖「海津漁協旧漁業倉庫」の修復プロジェクト
この景観を構成するひとつ「海津漁業協同組合旧倉庫」の老朽化に伴い、今回の修復プロジェクトが立ち上がりました。現在は使われていない建物ですが、漁村の象徴として古くから残るこの建物を補強しながら改修する計画です。
新築よりも予算がかかるところ、古くなった建物を修復して復活させ、「海津港を満喫できるような新たな基地として生まれ変わらせたい」というプロジェクト。地域の人からも長年親しまれているアイコン的な建物が残れば、後世にもこの町の歴史的価値が伝わっていきそうですよね。将来的には港に水揚げされる新鮮な魚を食べたり、琵琶湖の美しい風景を楽しんだりと、多くの人が訪れられるような旅の目的地としての役割が期待されています。
建物の応急処置のための資金として呼びかけられた今回のプロジェクトでは、海津港の魅力を感じられるようなリターンも用意されています。
【リターン1】天然びわマス炊き込みご飯の素
滋賀県の無形民俗文化財に選定されている、郷土料理「アメノイオご飯」。滋賀県長浜市の郷土料理専門店「住茂登」監修のもと開発された、天然のビワマスを使った炊き込みご飯がレトルトパックに。手軽に滋賀の郷土料理を楽しめるリタ―ンです。
【びわます炊き込みご飯の素】
・支援金額:税込6,500円
・リターン:びわます炊き込みご飯の素850g
【リターン2】冬のお魚セット
海津漁港に水揚げされた、冬に旬を迎える「氷魚(ヒウオ)」と「ワカサギ」のセット。鮎の稚魚で、氷のように透き通った姿が特徴の「ヒウオ」は、塩を少し入れたお湯で釜揚げにすると絶品なのだとか。琵琶湖のワカサギは、身がたっぷりでシシャモのように大きく育っているのが特徴なのだそうですよ。
【冬のお魚セット】
・支援金額:税込10,000円
・リターン:氷魚1kgとワカサギ1kgセット
【リターン3】漁業体験(お土産付き)
海津漁港から出航する漁船に実際に乗って、漁業体験ができるチケット。季節によってさまざまな漁が行われています。冬なら小型定置網漁や刺し網漁、暖かくなってくるとビワマス漁やウナギ漁がスタート。参加者には、お土産も用意されていますよ。
【漁業体験(お土産付き)】
・支援金額:税込38,000円
・リターン:海津漁港発の漁業体験、お土産
※漁業体験の実施時期、内容はメールにて相談
※漁業体験チケット有効期限は2023年12月末まで
※集合場所は滋賀県高島市マキノ町の海津漁港
※集合場所までの交通費は参加者負担
2021年12月31日(金)まで支援募集!
今回紹介した「琵琶湖・海津漁協の旧漁業倉庫修復プロジェクト」の応援募集期限は、2021年12月31日(金)までです。上で紹介した以外にも、さまざまなリターンが用意されているので、このプロジェクトに興味を持った人はクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」でチェックしてみてください。
【琵琶湖・海津漁協の旧漁業倉庫修復プロジェクト】
・目標金額:3,000,000円
・支援金額:税込3.000~1,000,000円
詳細はこちらから:https://camp-fire.jp/projects/view/492018
クラウドファンディングとは?
「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」、2つの言葉を組み合わた「クラウドファンディング」という新しい仕組み。発案者がウェブサイト上でプロジェクトを発信し、それを応援したいと思ったら支援者となって応援購入することができます。
新しい事業を始めようとしたり、個人的に考えたプロジェクトを実現させるために、金融機関からの融資や投資家からの出資に頼っていた時代から、スピーディに資金調達できる手段へと進化した現代の新しいツール。支援者にとっては、今まで知らなかったような新しい製品に出合えるきっかけにもなりますよね。
取材協力:CAMPFIRE
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