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日本だけの文化なの?お正月の習慣「年賀状」

TABIZINE / 2021年12月30日 17時0分

tabizine.jp

コロナに一喜一憂した2021年も終わり。新年を迎えるにあたって、あなたは年賀状の用意している最中でしょうか。2020年のコロナ禍以降、友人・知人・親戚・勤務先の関係者など気軽に会いにくくなりました。大事なご縁を繋ぐには、今こそ年賀状が良い手段かもしれませんよ。



そもそも年賀状ってなに?


年賀状とは、新年を祝う挨拶状のこと。新年の喜びを伝えるとともに、相手を思いやる気持ちや感謝を伝え、自分の近況も知らせます。元日(1月1日)から3が日までには届くのが理想的。松の内(一般的に1月7日まで)以降は、寒中見舞いとなります。喪中のご家庭には、出さないこと。

年賀状っていつから始まった?


年賀状は、すでに11世紀中頃(平安時代後期)には存在しており、藤原明衡(平安時代の著名な儒学者)により年賀状の例文が書き残されています。年賀状が浸透し激増したのが明治時代中頃で、昭和24年のお年玉付き年賀はがきが発行されると、さらに盛んになりました。ちなみに、第一回お年玉付年賀はがきの特賞商品は、当時高級品だった「ミシン」だったそうです。

現在ではデジタル化やSNSの普及により、10年以上減少傾向。日本郵便によると、2022年用の年賀はがきの当初発行枚数は、前年比約6%減の約18億3,000万枚。過去最大の減少率になりました。

参照
年賀状の歴史と話題 - 郵便局
年賀状の受け付け開始…「お年玉付き」の当初発行枚数は6%減 読売新聞オンライン 2021年12月15日

アメリカで年賀状の習慣はあるの?

アメリカ在住の筆者に、「そういえば、アメリカで年賀状みたいな習慣はあるの?」と質問がありました。日本では馴染み深い習慣ですが、海外のアメリカではどうでしょうか。

アメリカではクリスマスカードが年賀状に当たる

アメリカでは、クリスマスカードが年賀状に該当すると思われます。挨拶は「メリークリスマス&ハッピーニューイヤー」と、クリスマスと新年がセットの挨拶です。横着ですね(笑)。

ただし、多民族国家のアメリカではキリスト教は「クリスマス」、ユダヤ教は「ハヌカ」など個人によって祝日が異なります。そのため、クリスマス時期のことを「ホリデー・シーズン」と呼び、「ハッピーホリデー」と挨拶します。

アメリカ人はどんなクリスマスカードを送る?


自分で所帯を持っている人は、家族写真を使うのが一般的。子どもや家族の様子を親戚・友人・知人に知らせたいのは日本と同じですね。余裕のある家庭は、クリスマス前にプロのフォトグラファーに写真を撮ってもらいます。もちろん自分たちで撮っても良いのです。



初めての赤ちゃんが生まれた年は、「ファースト・クリスマス(My First Christmas)」を祝います。この世に生まれた赤ちゃんにとって初めてのクリスマス、そして両親にとっては初めて人の親になるという素晴らしい経験がプレゼントされるのですね。

クリスマスカードは郵送するの?
アメリカの家族写真のクリスマスカード
アメリカ 家族写真のクリスマスカード(筆者の友人家族 お揃いのパジャマを着ている)

毎年フォトグラファーに家族写真を撮ってもらうような家庭は、郵送する場合が多いようです。クリスマスカードは、クリスマスと新年を祝うので、クリスマス前に届くのが理想的。

ただし、日本でも年賀状がデジタル化するのと同様に、クリスマスカードも郵送は激減しています。郵便受けにクリスマスカードが届く12月の風物詩は、消滅しつつあるのでしょうか。
多くはデジタルやSNSなどで、届くことが多いです。皆横着してますよね。

本当に大事な人には、スタンプや絵文字では伝えられない思いや感情があります。1年に一度くらい、手書きで新年の挨拶と会いたい気持ちを相手に伝えるのも良いかもしれませんよ。

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