ふもとっぱらの魅力とは?予約・料金・映えも紹介【キャンプ場巡り50超の女性キャンパー直伝】
TABIZINE / 2022年2月8日 18時0分
「ふもとっぱら」は、静岡県富士宮市の標高830mの朝霧高原に位置する大人気キャンプ場です。富士山の絶景ビューが最大の魅力で、いつしかキャンパーの聖地とも! 関東近郊のキャンプ場を50カ所以上巡った女性キャンパーの筆者にとって、ふもとっぱらは超お気に入り&パワースポットでもあります。そこで今回は、ふもとっぱらの料金やテントサイト情報、予約方法、魅力などを現地からじっくり紹介します。
【ふもとっぱらのアクセス・住所・電話番号・料金】
住所:静岡県富士宮市麓156電話番号:0544-52-2112アクセス:クルマ/新東名道路「新富士IC」、東名高速道路「富士IC」から約30km、中央自動車道「河口湖IC」から約27km
バス・電車/富士方面は東海道新幹線の場合「新富士駅」下車、在来線やバスの場合、JR身延線「富士宮駅」下車、河口湖/富士山五合目方面行き路線バス「快速バス」に乗車
河口湖方面は、富士急行「河口湖駅」にて下車、富士宮/新富士方面行き路線バス「快速バス」に乗車。
バス停「朝霧グリーンパーク」にて下車。
バス停より毛無山登山道入口方面へ (徒歩約20分)。料金:【テント泊/1泊】中学生以上1,000円、小学生500円、バイク・自転車1,000円、クルマ2,000円(キャンピングカー・トレーラー・大型車は4,000円)。
【日帰り】中学生上500円、小学生250円、バイク・自転車500円、クルマ1,000円(キャンピングカー・トレーラー・大型車は2,000円)
【コテージ泊/1泊】コテージ柏:5人まで25,000円(6人目以降1人3,500円)、翠山荘/毛無山荘:5人まで20,000円(6人目以降1人3,500円)
「ふもとっぱら」キャンプ場ってどんなところ?
「ふもとっぱら」は、日本が誇る荘厳な富士山を一望できる絶景自慢のキャンプ場です。広大な草原で全面クルマの乗り入れが可能な広大な「フリーサイト」と、手ぶらで楽しめる3つの「コテージ」があります。
また、豊かな自然を背景に楽しめる「Eバイク」や「セグウェイ(期間限定)」など、さまざまな体験も可能です。
売店や食事処、清潔できれいなトイレ、炊事場、大浴場(現在コロナの影響でシャワーのみ)などの、設備が整っているのも、女性やビギナーにも人気となっている理由の一つですよね。
公式サイトでは、ライブ映像を見ることができるので、サイトの雰囲気などを事前にチェックしておくのもおすすめです。
「予約」はWebで簡単
ふもとっぱらの予約方法は、Webのみ。利用したい日にちを選んで必要事項を入力するだけで、簡単に予約ができます。
とくに土、日、祝日は予約困難なほどの人気キャンプ場ですが、平日のフリーサイトなら予約が取りやすいので、平日のキャンプを楽しむのもおすすめです。
また、フリーサイトならキャンセル料が発生しないのもうれしいところ。ただし、必ず事前に電話もしくはWebでキャンセルの手続きをわすれずに。コテージの場合は、予約日の7日前~前日は50%、当日は100%のキャンセル料金が発生します。
なお、年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休には、Webで複数回に分けて受付が行われますよ。
「チェックイン・チェックアウト」の時間や方法は?
ふもとっぱらのチェックインは、8時半〜17時。受付は、入口を進んで林を数百メートル抜けたところにあり、ドライブルスルー形式でとっても楽ちん。
コロナ対策も万全で、クルマに乗ったままスタッフが検温してくれます。予約時に当日使用するクルマのナンバーを登録しておくと、受付がよりスムーズなのでおすすめです。
受付で支払いを済ませればチェックイン完了。受付札を受け取り、ルームミラーにぶらさげ……いざサイトへ!
チェックアウトは14時と、長時間滞在できるのもふもとっぱらの魅力。チェックアウト時は、とくに手続きの必要はなく、受付札を出口付近に設置されている指定のボックスに入れるだけ。ちなみに、チェックアウト時間前にデイキャンプを追加で申し込めば、17時まで滞在が可能になります。
【宿泊】フリーサイトのおすすめは?
場内はA〜Pのエリアに分けられた広大なフリーサイトが広がっています。どこからでも富士山を望むことが可能で、他のキャンパーと一定の距離が保てるのもうれしいポイントです。
とくにエリア案内の札などはないので、受付時にもらえる場内マップでトイレや炊事場などのアクセスを確認しながらお気に入りの場所を探しましょう。
入口から入って奥にいくにつれて富士山が近くなる一方で、裾野あたりが少し林に隠れてしまうのもあって、一番奥のエリアは比較的人が少ない傾向にあります。よりプライベート感を味わいたい人におすすめです。
人気のエリアはB、E、N、Mあたり。
このエリアからほど近い中央付近には、清潔感のある開放的な「草原中央トイレ」が近くにあるほか、炊事場も併設されていて利便性抜群。
Fサイトからの眺め
ちなみに筆者は、人が少ないFサイトを好んで利用しています。トイレから少し離れるものの、プライベート感を味わうのにうってつけ。上の写真は、以前利用したときに撮影したものです。
今回は、平日ということもあって他の人が少なかったので、Bサイトを利用しました。以前とは使用しているカメラが異なるので、比較しづらいですが、富士山の下の方までしっかり見え、ダイナミックな富士山がドーンと目の前に。
AサイトやHサイトなどでは、ハンモックができるエリアもあります。浮遊感を味わいながら富士山を眺める至福の時間を楽しむのも最高ですよね。
広い敷地だけに、どこにテントサイトを設営しようか迷ってしまいそうですが、初めての利用ならトイレや炊事場が近い場所に決めるのがおすすめですよ。
【宿泊】コテージ柏・翠山荘・毛無山荘の魅力は?
ふもとっぱらには3つのコテージあります。さらに、2022年にはキャビンタイプの「金山キャビン」がオープン! (オープン日未定)。それぞれの特徴を紹介します。
コテージ柏
ふもとっぱらの木材を使った、心地よいロフト付きの2階建て「コテージ柏」。入口に近く、富士山が見える好立地。
1階は、IHクッキングヒーター付きのキッチンとダイニング。2階はロフトになっています。
1階と2階の窓からは、富士山の絶景が目に飛び込んで贅沢な時間を楽しめます。ユニットバスや露天風呂付き! 1日1組限定。
翠山荘
ふもとっぱらの入口手前、森の中にある「翠山荘」。富士山こそ見えないものの、森に囲まれてプライベート感たっぷりの貸別荘スタイルのコテージです。
1階はガスコンロ付きのキッチンと10畳の和室があり、階段を上るときれいにリノベーションされた屋根裏部屋があります。
また、大きな庭もあり、BBQや焚き火(焚き火台使用)を楽しめます。こちらも1日1組限定です。
毛無山荘
内装・外装ともにリノベーションされ、22畳のフローリングと畳の和洋室になっている「毛無山荘」。全8部屋(2022年2月現在は、コロナの感染防止対策のため4部屋のみ使用可能)。毛無山荘前のスペースでタープを張ったりBBQなども可能です。
室内は、ベッドが2台と布団が3セット、テレビや冷蔵庫などが備えられています。
また、キッチンとリビングルームのほか、洗面台付きのシャワールームなどの共有設備も併設されています。
金山キャビン
2022年オープン予定の「金山キャビン」。全2棟。コンパクトながら、大きな窓からは富士山の絶景が望めます! お風呂やトイレなどはありませんが、気軽にキャンプ気分を味わいたい人にぴったり。
内装は、木と畳による和洋テイストのモダンな仕様で、近年人気のワーケーションにも最適です。富士山を目の前にしたら仕事も捗るかも!?
大きな窓からは屋外デッキにアクセスでき、椅子に座ってのんびりと富士山を眺めることも。
どのコテージからも管理棟兼売店が近く、利便性抜群です。キャンプをしたことがなくても、道具を持っていなくても、コテージなら気軽に利用できるのがいいですよね。また、コテージから徒歩で行けるフリーサイトでBBQや焚き火を楽しむのもおすすめです。
「撮影スポット&時期」のおすすめは?
基本的にどのエリアからでも富士山の撮影はできますが、とくに人気の撮影スポットとおすすめの時期を紹介します。
入口近くにある「巨大リース」
入口に程近いAサイトにある巨大リース越しに富士山を撮影できます。
逆さ富士も狙える「池」
金山テラス近くの「池」。風がなければ逆さ富士を撮影できる人気の撮影スポットです。日の出に合わせて撮ればより映える写真になること間違いなし。取材時は、気温が氷点下だったたので、池が凍結してわずかに溶けた部分に山頂がうっすらと写り込んでいました(笑)。
中央付近にある「草原中央トイレのベンチ」
開放的な「草原中央トイレにはベンチがあり、そこからの景色もまた絶景。恋人と、友だちと、家族と……富士山を背景にしてベンチに座って撮影すればまるで絵画のような写真に。
3月と10月がダイヤモンド富士にベスト
ふもとっぱらは、富士山とともに日の出を撮影できるのも魅力。とくに3月と10月には、山頂から太陽が顔を出すダイヤモンド富士が見られます!
今回取材に訪れた1月は、富士山の右側から日の出がお目見え。富士山越しに日の出が見られるなんて、贅沢の極みでしょう!
太陽が上る直前の少し明るくなった空に浮かぶ富士山のシルエットも幻想的ですよ。
ダイナミックな毛無山
ふもとっぱらの絶景は、富士山だけに限りません。富士山から向かって左には、迫力ある毛無山が鎮座しています。毛無山もどのエリアからも見えますが、とくにDサイトから見る景観は圧巻ですよ!
ちなみに、太陽が沈んだ夕方や、月明かりに照らされた夜に映える富士山のシルエットもうっとりするほど幻想的! 天候にもよりますが、満天の星空が見られることも♪
ふもとっぱらだとどんなシチュエーションでも絵になる写真が撮れちゃいます。それこそ、富士山にかかる雲は見るたびに違った形になるし、時間帯によっては赤富士が望めることも。
「アクティビティ」で自然と遊ぶ!
ふもとっぱらでは、「Eバイクのレンタル」と「セグウェイ体験」のほか、自然のなかをたっぷり散策できるお散歩コースも楽しめます。雄大な富士山と、澄み渡る空、森など自然の恵みを存分に味わえますよ!
Eバイク
電動アシスト付きのEバイクのレンタルが利用できます。広大なふもとっぱらを隅々まで散策するもよし、周辺にある道の駅朝霧高原や陣場の滝、田貫湖、小田原湿原などまで足を伸ばして、たっぷりマイナスイオンを感じてみるのもおすすめです。
Eバイクは、Sサイズ(身長154cm以上)とMサイズ(身長165cm以上)があります。ただし、足が届かない場合は利用できません。
料金:3時間以内2,000円+保険料410円、3時間以上(17時まで)4,000円+保険料410円
セグウェイ
ふもとっぱらではセグウェイ体験も可能です(冬季休止)。広大なふもとっぱらをお散歩するのにぴったりのアクティビティ。富士山を前にスピードと自然を思う存分満喫できます。
スタッフによる講習があるので初めてでも安心してチャレンジできます。富士山を見ながら平地を進むコースと林間を進む2つのコースをセグウェイで走行してみては? 参加条件は、18歳以上、体重45〜118kg未満。事前予約が必要です。
料金:1人2時間8,800円(講習なしコース参加のみは1人4,500円)
※初心者講習を受講してから3カ月以内なら講習免除。
森の散策コース
ふもとっぱらの近くを歩いて散歩ができる1周40分ほどの「ふもと散策コース」。ふもとっぱらを出て100mほど左に進むと案内があり、そこからスタートするのがおすすめです。
幅50cmほどの揺れる吊橋から富士山が一望できたり、けやきが囲まれた森の中を進んだり、水が流れていない河原を歩いたり。
ふもとっぱらのロゴのモチーフになったという、歴史を感じる「麓金山鉱石粉砕機」もありますよ!
大自然が魅力のふもとっぱらでは、自然を感じながら楽しむアクティビティが豊富。ぜひチャレンジしてふもとっぱらの魅力を体感してみてください。
「充実の設備」で女性やビギナーも安心
ふもとっぱらでは、さまざまな設備が整えられているので、女性やキャンプ体験が初めての人でも安心して楽しめます。
食材や消耗品も買える「管理棟」
受付でチェックインを済ませると、すぐ左手にあるのが「管理棟」。延長(デイキャンプ)する場合などは、こちらで受付手続きを行います。
売店も兼ねていて、飲み物や食材、消耗品などを購入できます。
オリジナルのバームクーヘンや地元の朝霧牛乳も。
オリジナルステッカーやフリーペーパー冊子『ふもと』もあります。ふもとVOL.1には、知られざる開業秘話やオーナー竹川氏の想いなど、興味深い話も紹介されています。
「売店」は場内2カ所に
売店は、管理棟(兼売店)と牛舎の2カ所にあります。
薪や炭、ガス缶、氷などはもちろん、ドリップコーヒーやステッカー、タオル、キーホルダー、カッティングボードなど、オリジナルグッズも豊富なので、見ているだけでも楽しめます。年末年始には、その年限定のステッカーなども販売されます。
ガス缶や紙皿、洗剤、ラップなどの消耗品も充実しているので、うっかり忘れても安心です。
薪は、指定の袋を500円で購入して自分で好きな薪をつめられます。管理棟で袋を購入するもよし、管理棟前に設置された自動販売機でも専用の袋が購入できます。ちなみに、束になった薪(針葉樹1束600円、広葉樹1束800円)も販売されています。
※牛舎のみ、土曜日と連休のみ営業。
冬も快適な「トイレ」も
中央付近にある「草原中央トイレ」は、場内一の大きさを誇り、トレイの個室は余裕で足が伸ばせるほど広々していて、しかも温水便座なので寒い冬でも快適そのもの。
明るいトイレは手洗い場も広々。鏡も付いていたりと、細かい配慮がうれしいですよね。おむつ替え台が設置されて個室もあります。また、各トイレの入口には、アルコールが設置されてコロナ対策も万全です。
ほかエリアにも各所にきれいな温水便座のトイレが設置されているので快適です。
一番新しいトイレが、「富士山トイレ」。フリーサイトの一番奥に位置するJサイトに設けられています。こちらももちろん温水便座。
使い勝手のよい「炊事場・水場」
炊事場もトイレ同様に各所に設置されています。すべて飲料水として利用できます。牛舎前の炊事場には、飲み物やラーメンなどの自販機も設置されています。
広大な敷地だけに、迷ってしまいがちですが、水場に振られた番号を目印にすると迷う心配もありません。
「大浴場」(現在はシャワーのみ使用可)
シャワーは、15時〜20時に無料で利用可能です。鍵が付いたロッカーがないので、貴重品は各自で管理を。シャワーを利用する場合は、クルマではなく徒歩で移動をしましょう。なお、大浴場は残念ながら新型コロナウイルスの影響で閉鎖中(2022年1月現在)。
※大浴場(シャワー)は、土曜日と連休のみ営業。
ご当地グルメもある「食堂」(金山テラス・金山キッチン)
場内には、食事ができる金山テラスと金山キッチンがあります。管理棟から近い金山テラスは、9時〜15時で、地元の食材を使ったここならではのメニューが味わえます。
なかでもおすすめは、ジビエを使った豚鹿ハンバーガー(600円)や、鹿肉ボロネーゼ(1,000円)。さっぱりした朝霧高原ラーメン(1,000円)も人気メニュー。営業時間は、10〜17時(フードメニューは15時まで)。
各メニューは、テイクアウトもできるので、外に設置されたベンチや自分のサイトで富士山を見ながらいただくのもまた乙!
金山テラスの隣にある金山キッチンでは、鍋焼きうどん(1,000円)や放牧豚プレート(1,400円)、おでん(800円※期間限定 )などがあります。営業時間は、金、土、日曜日の15〜20時。
「ゴミステーション」も完備
ゴミは分別すればゴミステーションに捨てることができます。なお、燃えるゴミ(生ゴミ、プラ、ビニール等)は、売店もしくは自販機で専用のごみ袋(45L)を100円で購入する必要があります。
缶、ペットボトル、ガス缶・燃料缶、発泡スチロール、PPバンドは分別を。焼き網や電池などの不燃物は捨てられません。完全に消化していれば灰も捨てることができます。
「オリジナル商品」も多数展開!
ふもとっぱらでは、ステッカーやヒノキを使ったグッズなどオリジナル商品が多数展開されています。
お酒好きな人にぴったりな「ふもとっぱらビール」も!ジビエやコーヒー、牛肉など食材も豊富。
筆者は鹿肉のももを鉄板で焼いてみましたが、脂身がまったくなくて、しっかりした歯ごたえで反則的なおいしさに思わず「ウんマい!」と叫んでしまったほど。想像以上においしいジビエ、ぜひ味わってほしい逸品です!
各オリジナル商品や食材は、売店や金山テラスなどで購入できます。
どこからでも富士山と毛無山が望める絶景自慢のキャンプ場!
春夏秋冬さまざまな富士山とともに、キャンプが楽しめる「ふもとっぱら」。自然の恵みを体感しながら、思い出に残るキャンプをぜひ楽しんでください。きっと最高に楽しく&贅沢な時間を過ごせますよ!
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