【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

TABIZINE / 2015年9月4日 19時0分

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【旅ブログキュレーションメディアHUGLOG(ハグログ)より寄稿】

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

小笠原諸島父島のもう一つの姿。父島は太平洋戦争時、旧日本軍の要塞でした。トーチカや砲台、旧日本軍要塞司令部の文字、通信所跡などが小笠原の自然の中にそのまま残されています。一部外壁には空から銃撃された跡も生々しく残っているといいます。父島内移動中、境浦で見かけた船、これも戦中に魚雷を受けて座礁した船だそうです。(お写真は観光サイトからお借りしたものです)

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

戦後70年経った今でもこうやって残っているものなんですね。おそらくこのまま朽ち果て、いずれ姿は見えなくなってしまうのでしょう。戦中、島民は本土へ強制疎開されているので民間人の犠牲者は無く、地上戦は無かったとは言え、父島は幾度となく空爆に襲われ命を落とした兵士も多数おられるとのこと。そして200キロ離れた前線硫黄島での激戦は誰もが知るところ。今回トレッキングで訪れた千尋岩までの道は旧日本軍が戦中に作った軍道だそうです。

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

道中、小笠原の自然に埋もれたままの戦跡に幾つも遭遇いたしました。戦跡の専門ツアーで訪れる夜明山に比べたら少ない量ですがそれでも実際に手つかずの戦争の残骸たちを目の前にすると流石に体が強張りました。どうしていいのかわからない、何故か沈黙が流れるという。。。順を追ってお写真を載せていきます。

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

防空壕。

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

タコノキの根元の空間は兵士らの仮寝場所に利用。

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

軍用トラックの通り道のために切り開いた山道。

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

レーダー。

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

『ニッサン』の文字。

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

最後に見かけた残骸。

【小笠原諸島】緑豊かな大自然に残される戦跡。戦後70年の日本を考える

私の祖父の弟は太平洋戦争中、史上最悪の戦場と言われる東南アジアの地で戦死しています。寡黙な祖父は多くを語らない人でしたが、帰らなかった兄弟の写真を見ているときの悲しそうな横顔は言葉以上のものを物語っていました。父は子供の頃、ジープに乗ってやってきた進駐軍からチョコレートを貰った記憶があると話してくれました。今更ながらもっともっと家族から戦中戦後のお話を聞いておくべきだったなと。平和な毎日に感謝しつつ、過去に学び真摯に受け止め同じ過ちは二度と繰り返さない。んなことを考えながら迎える明日、戦後70年。

日本だけでなく、世界中全ての国が平和になりますように、願うばかりです。


[寄稿者:CHOCOL@T]
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