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【フィンランド現地取材】サウナやマリメッコアウトレットも!欲張りに旅するヘルシンキ注目スポット

TABIZINE / 2022年12月10日 20時0分

tabizine.jp

2022年7月1日から、ワクチン接種証明書の所持など新型コロナウイルスに関する入国規制を全て撤廃したことにより、フィンランドに入国するためにワクチン接種の証明を取得する必要がなくなりました。アフターコロナの旅行先として、より身近になったフィンランド。Visit Finland(フィンランド政府観光局)主催のプレスツアーに参加して訪れた、首都ヘルシンキの話題のスポットから新規オープンのホテルまでご紹介します。
ロンナ島

 
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5年連続「幸福度ランキング」1位に輝くフィンランド

フィンランド

国連が発表した「幸福度ランキング」で、5年連続で世界1位に輝くフィンランド。マリメッコやムーミン、サウナをイメージされる方も多いかと思いますが、フィンランドは国土の7割以上が森林で、なんと18万以上の湖を持つ自然豊かな国です。

森や美しい湖が至るところに点在しており、都市と自然のバランスの良さも魅力のひとつ。
自然の中でのんびり風の音に耳を傾けたり、サウナで汗を流して湖にそのまま飛び込んだり…。日常に疲れた心と身体を癒し、子どもの頃のようなワクワクした気持ちを思い出させてくれる、そんな時間がありました。

フィンランド

マリメッコ好きにはたまらないフィンエアー

フィンエアー

フィンランドを訪れるにあたって、まず楽しみにしていたのが、フィンエアーのフライトでした。快適さに加え、北欧キャリアならではのデザイン性の高さが評判のフィンエアーは「マリメッコ(Marimekko)」との提携により、ナプキンや枕など機内にマリメッコデザインのアイテムが。

フィンエアー

ブルーベリージュースやフィンエアーオリジナルカクテルなど、フィンランドらしいサービスを体験することができ、機内で過ごす時間までも旅のアトラクションのひとつになるような記憶に残る体験になります。

フィンエアー

東京・羽田空港からフィンランドへのフライトは、通常は約9時間30分。遠いイメージのヨーロッパですが、フィンエアーはヨーロッパへ最短で行けるエアライン。現在、ロシア領空を回避した飛行ルートを採用しているため、所要時間は約13時間と通常よりも時間がかかりますが、今回は予定よりも2時間早く、約11時間でヘルシンキへ到着しました。

フィンエアー
東京-ヘルシンキ往復の最低料金:206,000円(エコノミー)
https://www.finnair.com/jp-ja

フィンランドは、ワクチン接種証明書の所持など新型コロナウイルスに関する入国規制を全て撤廃しているため、ワクチン接種の証明は必要もなく、スムーズに入国することができました。

今回、ヘルシンキ、タンペレを訪れましたが、マスクをしている人はほとんど見かけず、旅行者や高齢者など、マスクをしている人は、ほんの一部という印象でした。

コンパクトで観光しやすい首都ヘルシンキ

フィンランド ヘルシンキ

ヘルシンキは、首都でありながらコンパクトなサイズの街。主要な観光スポットは、ヘルシンキ中央駅から徒歩30分以内の場所に集まっているので、少ない日数でも楽しめるのもうれしいポイント。

フィンランド ヘルシンキ

今回宿泊したのは、ヘルシンキ中央駅のすぐそばにあり、観光にも便利な立地が魅力なホテル「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ」。フィンランドの著名な建築家・エリエル・サーリネンが設計し、100年以上も国鉄本社として使用されていた建物を2021年4月にホテルとしてリニューアルオープンしました。

フィンランド ヘルシンキ

全491室の客室は、サウナ付きのスイートルームからアーチを描いた窓が印象的なクラシックルームまでタイプもさまざま。思わず写真に収めたくなる可愛らしい雰囲気のインテリアが集まり、お部屋で過ごす時間が楽しみになること間違いなし。

フィンランド ヘルシンキ

国鉄本社時代の雰囲気がそのままのオフィスや会議室の扉も残されており、宝探しのような気分でホテル内を散策するのも楽しいですよ。

フィンランド ヘルシンキ

Scandic Grand Central Helsinki
住所:Vilhonkatu 13,00100 Helsinki
料金目安:146ユーロ~


世界一の図書館と呼ばれる「オーディ」

フィンランド ヘルシンキ

ヘルシンキの新名所として人気を集めるのが、フィンランド独立100周年を祝う国の公式メインプロジェクトとして2018年12月に開館したヘルシンキ中央図書館「オーディ」。

ヘルシンキ市民のリビングルームとして、誰もが無料で利用できる安全な公共の場を目指したといい、3Dプリンタやゲーム、楽器の利用、広々としたキッズスペースまで、従来の図書館の枠組みを大きく超えた機能性も人気の理由。

フィンランド ヘルシンキ

フィンランド ヘルシンキ


観光客がふらっと立ち寄っても、のんびりくつろぎたくなるくらい居心地抜群!2019年には「公共図書館オブ・ザ・イヤー」に選ばれています。

ヘルシンキ中央図書館「オーディ」
住所:Töölönlahdenkatu 4, Helsinki
営業時間:月~金 8:00~21:00、土~日 10:00~20:00
www.oodihelsinki.fi/en


日本のアーティストとも所縁がある「Amos Rex美術館」

フィンランド ヘルシンキ

ヘルシンキ中心地に2018年8月にオープンした美術館「Amos Rex(アモス・レックス)」。地下に広がる2170平米もの展示空間には、子どもや若者向けのワークショップを基軸に、古代文化から現代美術まで、展示のテーマは多種多様。ドーム型の天井から光が差し込み柱がない構造で、なんともユニークな空間。

フィンランド ヘルシンキ

日本のアート集団「チームラボ」がオープニングを飾ったことでも話題になりましたが、私が訪れたときは、日本人アーティスト川俣正さんの「The Nest」展を開催中でした。木製家具を用いた作品だそうで、遠目にも目をひくユニークなアートが注目を集めていました。

フィンランド ヘルシンキ

美術館併設のグッズショップがとてもオシャレでお土産探しにぴったりだったので、ぜひ立ち寄ってみては。

フィンランド ヘルシンキ

Amos Rex美術館
住所:Mannerheimintie 22–24, Helsinki, Finland
営業時間:月・水~金 11:00~20:00、土~日 11:00~17:00
定休日:火曜日
入館料:20ユーロ
https://amosrex.fi/


マリメッコを安く買うなら「マリメッコ本社」のアウトレットへ

フィンランド マリメッコ本社

独創的なデザインと鮮やかなカラーが人気のフィンランドを代表するブランド「マリメッコ」。ヘルシンキ中央駅から30分ほどの場所にあるマリメッコ本社併設のアウトレットショップは、フィンランド観光で外せないスポット。

フィンランド マリメッコ本社

アウトレットショップは、B級品や型落ち商品を割引価格で購入でき、価格設定が日本の半額〜75%程度と安く購入することができます。さらに、40ユーロ以上の買い物で免税となり18%も返ってくるので、安く買い物するチャンス!

フィンランド マリメッコ本社

アウトレットショップの隣にある社員食堂「maritori(マリトリ)」(https://www.maritori.com/)は、旅行者も利用できるので、営業時間の10:30~14:00の間にぜひ伺いたいところ。

マリトリ マリメッコ本社

メイン料理やデザートまでついたランチが13,90€、サラダ&スープ11,90€となっており、すべてビュッフェ形式となっています。好きなマリメッコ柄のお皿を選んで、社員のみなさんと肩を並べて、食事ができるなんて、なんだかワクワクします。

マリメッコ本社
住所:Puusepänkatu 4, 00880 Helsinki


ちょっと足をのばして訪れたいロンナ島サウナ

ロンナ島

人口550万人に対して330万ものサウナがあるといわれるフィンランド。ユニークなサウナがたくさんあるのですが、中でもおすすめは、ヘルシンキ中央のマーケット広場からフェリーで15分ほどの場所に位置する小さなロンナ島で夏限定で体験できる木造サウナ。

かつては、ロシア時代の軍事領域としての歴史を持つロンナ島ですが、 2017年5月からは公共サウナもあるレクリエーションアイランドとして人気を集め、サンナ・マリン首相がおすすめする「北欧の幸福感を感じる5つの夏の過ごし方」のひとつとしても紹介されました。

ロンナ島

ローカルのサウナは旅行者にはハードルが高そうなイメージですが、スタッフの方をはじめ、地元の人も親切にレクチャーしてくれるので安心して利用することができました。水着の着用もOKですよ。

ストーブの上で暖められたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させるロウリュも体験させてもらったのですが、ロウリュする時はその場にいる方に一声かけること、そして一度に2回までがマナーなのだそうです。

そして、もうひとつ教えてもらったこと。それは「サウナ室は教会のように神聖な場所で、サウナの中では皆が対等」だということ。フィンランドの人々にとってサウナは大切な団らんの場でもあり、年齢も肩書きも関係なく、その場に居合わせた人とも会話を楽しむ様子が印象的でした。普段はちょっぴりシャイなフィンランドの人たちも、サウナの中ではまるで魔法にかけられたようにフレンドリーになるそうですよ。


ロンナ島

汗を流した後はサウナ室から外へ出て、目の前に広がるバルト海に飛び込み、身体をクールダウン!テラスでのんびりと過ごす時間は、至福のひとときでした。

ロンナ島

これぞ思い描いていたフィンランドのサウナ。ファミリーやグループでの利用も多いため、アットホームな雰囲気も居心地がよく、またフィンランドを訪れたら必ず行きたいお気に入りの場所となりました。

ロンナ島のサウナへ行くためには事前の予約が必要なため、お忘れなく。

ロンナ島サウナ
http://www.lonna.fi/en/services/sauna/
問い合わせ:sauna@lonna.fi
入場料:19ユーロ、12歳以下は無料
※タオルはフロントで別途レンタル(8ユーロ)
※営業は5月から9月末の夏の間のみ


そして、サウナの後は島内にある赤レンガ造りのオシャレなレストランで食事をするのもおすすめ。心身共に調律された状態で、のんびりと食事を楽しめたら、どんなに幸福なことか!

ロンナ島

のんびりとしたフィンランドの時間の中で「あぁ、いますごく幸せだな」と感じることが多々あり、日常の中にあるちょっとした幸せに気づくことができたのも大きな収穫でした。自然に囲まれた開放的な空間で、自分の心に素直になれるのもフィンランドマジックかもしれません。

Lonna restaurant
営業時間:15:00~21:00
https://www.visitfinland.com/ja/product/735f41a1-532d-4e25-b289-007f91470edd/lonna-restaurant/


新旧が融合した美しい街並みのヘルシンキ

フィンランド ヘルシンキ

伝統的な建築物と近代的なアートが融合したデザインをいたるところで見ることができるのもフィンランドの魅力。アートに浸りながらヘルシンキの街を歩いたり、たった15分で島を訪れサウナを楽しんだり、30分歩けば緑豊かな森にたどり着く…。そんな非日常に心満たされ、フィンランドで過ごした時間は幻だったのではないかと思うくらいキラキラと輝いたものでした。

コンパクトな街ではありますが、楽しみ方は無限大。
ひとりでふらっとまた訪れたくなるそんな魅力に溢れていました。

次の記事では、ヘルシンキから鉄道で約1時間半の場所にあり「サウナの首都」と称されるタンペレをご紹介します。

取材協力 Visit Finland(フィンランド政府観光局) https://www.visitfinland.com/ja/
ヘルシンキ・パートナーズ https://www.myhelsinki.fi/
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
 
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