伝統工芸の魅力を体感！江戸切子や日傘など「東京都伝統工芸品展」新宿で開催

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2025年1月15日(水)から1月20日(月)まで、新宿高島屋11階催会場にて「第68回東京都伝統工芸品展」を開催。同展示会では、東京都の伝統工芸品39点が一堂に会し、展示即売が行われます。オンラインで商品を購入することが多い昨今ですが、職人と交流をしながら伝統工芸品を手に取れる貴重な機会です。伝統工芸の魅力に触れてみませんか？

伝統工芸品の魅力を体感
東京都では毎年、東京の伝統工芸品の魅力を紹介する「東京都伝統工芸品展」が開催されています。今回は、東京都の伝統工芸品39点に加え、被災地支援として石川県の輪島塗が出展される予定です。

職人の技術をリアルに目の当たりにできる実演ステージでは、日替わりで職人が匠の技を披露。精密な手仕事や製作プロセスを眺めたり、職人に質問したりできるのは、このイベントならではです。

製作体験コーナーも設置され、箸置きやバッグなど日常的に使える工芸品を作る体験も楽しめます。伝統工芸品がより身近なものとして感じられそうですね。

出展工芸品の一部をチェック！
江戸切子
昭和60年に東京都の伝統工芸品指定、平成14年には国の伝統的工芸品にも指定された「江戸切子」。庶民の日用品として、長きにわたり愛用されています。切子の放つ煌めきを楽しんでみてください。

菱鱗重文様 天開タンブラー 6色　各13,200円(各色5点限り)

江戸木版画
およそ1,200年前から培われてきた日本の木版画技術は、17世紀に成立した浮世絵版画をもって開花しました。葛飾北斎、歌川広重などの浮世絵は、江戸を代表する大衆文化に。平成5年に東京都伝統工芸品に指定、平成19年に国の伝統的工芸品に指定されました。

伝統手摺り木版画　「格子写楽」　132,000円(2点限り)

こちらは、デザイナー浅葉克己氏のデザインによる、モダンで粋なデザイン、8度彫り、41度摺りの手摺り木版画です。

東京洋傘
江戸時代後期、ペリーの来航とともにもたらされたのが洋傘です。明治5年に洋傘製造会社が組織され、本格的な生産が始められたのが「東京洋傘」の始まり。平成30年に東京都の伝統工芸品に指定されました。

注染日傘 大鱗　29,700円(現品限り)

日本独自の型染め技法「注染(ちゅうせん)」が用いられ、昔から親しまれる「大鱗」を染め上げた日傘に仕上げられています。

展示会のテーマは「現代(今)に生きる江戸町人文化と伝統工芸」
江戸の町人文化に大きく貢献した蔦屋重三郎は、江戸時代の出版業界を代表する人物。喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川広重らを世に送り出しました。

同展示会では、蔦屋重三郎が生きた江戸時代に、庶民から粋・洒落たもの(日用品)として人気を博した伝統工芸品の魅力を感じられるはずです。

デザインテーマは「鱗(うろこ)」
「東京都伝統工芸品展」では、毎年共通のデザインテーマを設け、テーマを取り入れた伝統工芸品が製作・販売されています(特別出展である輪島塗を除く)。

本年度のテーマである「鱗」は、日本の伝統的な文様の一つで魔除けや厄除けの意味もあり、邪悪なものを跳ね返す力があると信じられていました。また蛇の鱗を連想させるため、脱皮による「成長や繁栄」の象徴ともされています。

まさに2025年の干支である「巳年」にふさわしいデザインテーマですね。

鱗文様は江戸時代に武士や庶民の間で広まり、着物や帯、家屋の装飾などに使われ、特に歌舞伎役者の衣装や浮世絵にも多く登場しました。シンプルでありながら力強さを感じるデザインは、現代でも和風のアイテムやファッションで愛され続けています。

抽選会やスタンプラリーも
さらに、お買い上げ抽選会やスタンプラリーなど、来場者が楽しめる企画も盛りだくさん。スタンプラリーは、会場内を巡りながら伝統工芸品をより深く知ることができますよ。また、長唄の演奏も連日開催されます。初春にふさわしい、華やかなひとときを過ごせそうです。

第68回東京都伝統工芸品展
会期：2025年1月15日(水)～1月20日(月)
時間：10時30分～19時30分　※最終日は18時まで
会場：新宿高島屋11階催会場
入場料：無料　※製作体験は有料、事前予約可
主催：東京都
後援：東京都伝統工芸品産業団体連絡協議会、東京都伝統工芸士会
運営事務局：公益財団法人 東京都中小企業振興公社
※詳細は以下URLにて順次掲載されます
https://www.dento-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/events/2025/0115.html


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