連載から２年…ついに万舟券ゲット！女性ボートレースライターが的中までの軌跡を振り返る

カワノアユミ

　こんにちは、女性ボートレース記者のカワノアユミです！　この２か月ほど、タイに短期滞在しており、先日ようやく帰国しました。

　帰国一発目のレースは我がホーム・ボートレース尼崎で開催中の「ＳＧ第３４回グランドチャンピオン」！　初日のドリーム戦から的中させ、幸先の良いスタートを切りました。

　そして２日目。ついに、ついに……当ててしまったのです……万舟券！！！　当連載が始まって２年。今まで何度、この瞬間を夢見たことか……。

　今回は最弱舟券師とまで言われた、カワノアユミが万舟券を的中させるまでの軌跡を振り返りたいと思います！

大勝ちも大負けもしない女舟券師として連載を始める

　ボートレース尼崎のすぐ近くに住んだことをきっかけにボートレースに興味を持ち、そこから連載までこじつけた私。

　初めて舟券を購入したのは、やはりボートレース尼崎。最初は買い方がわからず、『サルでもわかるボートレース』（？）というサイトを参考にして、３連複に１０００円をツッコんだのは良い思い出……（これはビギナーズラックで的中！）。

　その後、現地にいる予想屋から予想を購入したりして、最初は２連複や２連単で舟券を買いながら、徐々に買い方を学んでいく。ちなみに、初めて３連単を的中させたのは意外にも平和島！　それも、女子戦でした（笑）。

　その後、ＴＥＬＥＢＯＡＴの存在を知り、ネット投票でさらにボートレースにのめり込んでいく私。コロナ禍で無観客開催だったときは家の中で本場から漏れて来るモーター音を聞きながら、予想したこともありましたね……。

　しかし、当てたり外したりを繰り返し、微妙な勝ち負けが続く中で、連載もいまいち盛り上がらず、マンネリ化してきました。このままでは連載が存続できなくなるのでは！？と焦り始め、そろそろ万舟券を当てなければ……と考えるようになったのです。

師匠に弟子入り、神頼み…万舟券を当てるために悪戦苦闘！

　万舟券を当てるためにはどうすればいいのか？　そう考えた私は、あらゆる手段を試しました。お守りを買ったり、当サイトの先輩ボートレースライターであるスナイパー神津さんに弟子入りしたり……。

　また、徳を積むためにタイの寺院まで行き、生き物を逃がすという”タンブン”をしたこともありました……。

　しかし、いいところまでは行くものの、万舟券まではあと一歩届かない。昨年のグランプリシリーズでは、万舟券を当てるために本気で買い方のコツを考えるものの見事に惨敗……。

　もう、このまま最弱舟券師としてやっていくしかないのか……。そう思っていた矢先、その日は突然やってきたのです。

ついに訪れた運命の瞬間

　６月２６日。「ＳＧ第３４回グランドチャンピオン」２日目。この日、第７レースを早速外してしまい、私は落ち込んでいた。

「最終レース、どう買うか悩むな～……」

　この日の本命、１２レース。出走表は以下の通り。

１号艇　桐生順平
２号艇　峰竜太
３号艇　宮之原輝紀
４号艇　田中信一郎　　　　　　　　
５号艇　平本真之
６号艇　寺田祥

　１号艇は大本命で推しの桐生順平選手。この日は昼から仕事があり、展示を見る時間がなかったため、思い切って出目買いすることにしました。

　順平ちゃんのアタマはもう決めていたので、本線は１-２-全。しかし、４コースのタナシンこと田中選手と黄色の平本選手はわりと来るイメージがあったので１-４-２５、１-５-２４６も購入しました。

　そしてレース開始……仕事を終えて見れたのは途中からで、画面端には確定オッズの文字が。

「１-５-４、１１６倍か〜……。あぁ、また外れたかな」

　これまで一度も万舟を当てたことがなかった私は、１００倍という文字を見た時点で諦めてたのです……。

　しかし、ふと「あれ？」と思い、ＴＥＬＥＢＯＡＴを確認してみると……て、的中して……いる……！！？？

　こうして、ボートレースを始めて５年弱……。ついに万舟券を的中させることができたのです！！　しかもホーム・尼崎で。それも推しの順平ちゃんで……。６月２６日は私と順平の万舟記念日になりました！（？）

万舟券を当てられたのは…勘！？

　正直、自分でもなぜ当てられたのか驚いています。まず、１号艇が頭で１００倍になることにびっくり。後でオッズを確認してみると、やはり１-２に人気が集中していたようです。

　でも、なんとなく峰竜太選手は２コースと尼崎が得意というイメージがあまりなかったのと、平本選手と田中選手の方が尼崎のイメージが強かったことが影響しました。

　なので、万舟券を当てられたのは展開を予想して買ったわけではなく、完全に『勘』です！！　やはり、ホームで培った勘に勝るものはない！　　これも実力ってことでいいですよね！？（笑）。

【カワノアユミ】関西を拠点とし、ボートレースと夜の街を徘徊し取材する「飲む・打つライター」。ボートレース歴５年。住まい：ボートレース尼崎周辺。好きな予想法はＢＯＸ、流し。ｔｗｉｔｔｅｒ：＠ａｙｕｍｉｋａｗａｎｏ（メイン）、＠ｋａｗａｎｏｂｏａｔｒａｃｅ（ボートレースアカウント）