え?あの人も元スポーツ選手!?スポーツ選手がタレントとして活躍するポイントとは?
日本タレント名鑑 / 2015年6月23日 10時55分
テレビで元スポーツ選手タレントを見ない日ってありませんよね。もともとスポーツで人気があり、素晴らしい演技や試合を見せてワクワクさせてくれたヒーロー・ヒロインたち。視聴者が嫌いなわけがありません。スポーツが出来て、ビジュアルも(特徴的な方も含めて)好感度が高く、トークも切れる、演技もできる、元の知名度もあるので番組としても使いやすく、視聴率も好感度も取れるなら言うことはありません。
勝負のタイミングを知っているアスリートの嗅覚は仕切りもうまい
元スポーツ選手として人気のタレントさんといえば、ここ数年は武井壮さんが筆頭ですね。スポーツ選手として有名で経歴もありましたが、一般的にはあまり知られていませんでした。ゴルファーとも言われていますが、実際は元陸上選手。十種競技では日本記録を持っています。留学するためにゴルフ留学生の試験を受け、「未経験なのに世界ジュニアチャンピオンたちと一緒に選出された」というチャレンジャーです。スポーツトレーナーとして森山直太朗さんの番組に出演したところキャラを買われて番組出演が増えました。
同じように「トークが切れる」バラエティ出演の多い元スポーツ選手と言えば、スポーツタレントの先駆けで、司会やキャスターとして活躍しているバレーボール日本代表・川合俊一さん、バドミントン日本代表の陣内貴美子さんがいます。スポーツキャスターとして活動中にメインキャスターの突然の降板からメインキャスターとなってしまった陣内さん。今ではすっかり板についていて違和感も全くありません。局アナだと思っている若い方も多いのではないでしょうか?バレー界一のイケメンとして人気だった川合俊一さん、引退後はビーチバレーの普及につとめ、宣伝のためもあり芸能活動をしたところブレイク。トークの切れや空気を読む嗅覚はアスリートならではでしょうか?
最近では、柔道のメダリスト篠原信一さんの快進撃が止まりません。奥さまと会社経営をしながらのタレント活動で監督業から完全に離れているため、しがらみのない自由な発言、テンポのよいトークや、適度にボケて適度に毒を吐き、元監督らしくやりすぎた出演者にお説教をしたりと、視聴者の気持ちを代弁してくれる姿は実に痛快です。メダリストで元日本代表監督という立場の方ですから説得力もあり、お小言をいっても特に不快感もありません。
実はこんな人も元スポーツ選手?
司会や女優として活躍している江角マキコさんは、元バレーボール実業団の選手。ケガで一線を退いてからモデルとして活躍後、女優として花開きました。
スポーツ選手もタレントさんも美しい体は資本です。水泳オリンピック銅メダリストの宮下純一さんは、ショーモデル並みのスタイルとルックスで大学卒業後は、実業団ではなくホリプロに「アスリート」として就職します。ホリプロ所属でメダルを取り、引退後はタレントとしてそのまま所属。ちらし寿司の素のCMなどでおなじみですね。
劇団四季出身の俳優、藤本隆宏さんも水泳のオリンピック代表です。アトランタオリンピックのための留学中にミュージカルを見て感動。卒業後にそのまま俳優になった異例の人です。『坂の上の雲』に軍人役で出演したことからドラマ進出し、『家族狩り』や朝ドラ『花子とアン』などでキーパーソンとなる人物を演じられています。
「スポーツにひたすら熱中」一生懸命が評価される。
ちょっと不器用でトークがたどたどしいところが「一生懸命スケートしていたんだろうな」とかわいく見える織田信成さん・浅田舞さんもひっぱりだこですね。同じスケート界では村主千香さんも、一生懸命で分かりやすい解説で人気です。
少しジャンルは違いますが、ボクシングのガッツ石松さん、渡嘉敷勝男さん、具志堅用高さんなどもクイズなどでとぼけた回答をしていても魅力にあふれています。「実はすごい人」「それだけ心血を注いでいたんだろうな」と思わせるところが、愛されるスポーツタレントの秘訣といえるのではないでしょうか。
文/藤原ゆうこ
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