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業界人613人が選ぶ2015夏ドラマ期待度ランキング!

日本タレント名鑑 / 2015年7月2日 9時55分

業界人613人が選ぶ2015夏ドラマ期待度ランキング!

夏本番。ドラマも新クールに突入です。今回は話題作や、実力派俳優の主演も多く、ハズレがなさそうで実に楽しみです。もちろん視聴者の期待値も気になる所ですが、ドラマの制作に関わる側である業界人の期待している作品も気になるもの。今回、業界関係者613人にアンケートを実施し、この夏、特に業界関係者が期待しているドラマ作品をあげてもらいました。

やっぱり定番ははずせない!

期待度1位はおおかたの予想通り、82票を獲得した『デスノート』。映画版が既に大ヒットしているため、安パイといえば安パイですが、デスノートを操るキラこと「夜神月(やがみらいと)」の設定が“天才大学生”から“平凡な大学生” へと変更されたことで、ファンから懸念の声があがっているのも事実。話題に事欠きません。

天才探偵であるL(エル)には、数年前からネクストブレイクと噂され、現在は朝ドラでも活躍中の山崎賢人さん。演技力もばっちりで若者の支持も大きく、スタッフもキャストも力が入るはずです。

そして、「平凡に見えて、実は非凡な才能を隠し持っていた」というのは、夜神月役の窪田正孝さんの得意とする役どころです。放送後には、懸念していた視聴者やファン達も「神キャスティング」だと絶賛する名作に化けるかもしれません。満場一致で期待大です。

2位に選ばれたのは、69票獲得の日曜劇場『ナポレオンの村』。はずれなしの名作ぞろいで有名な日曜劇場にはやはり期待してしまいます。前作『天皇の料理番』も、壮大なスケールで魅せてくれましたし、今回は安定の唐沢寿明さんが主演。コメディもアクションも泣かせる芝居も大きい芝居もなんでもござれの唐沢さん。これは面白くないはずがありません。麻生久美子さん、ムロツヨシさん、山本耕史さん、浜野謙太さんなど、演劇好きにはたまらないキャスティング、そして若手イケメン枠には永瀬匡さん、山下健二郎さんなどを配置。老若男女問わず楽しめそうですね。

歴史を作る?社会派ドラマは大ヒットの予感大

続いて3位には、社会派ドラマ&安定の出演陣『リスクの神様』。獲得票数は62票と僅差でした。「企業のリスク管理」という社会問題にメスをいれた作品です。民放の連続ドラマへの出演本数はあまり多くありませんが、出演した作品がほぼ話題作となる堤真一さんが主演。ヒロインには、体当たりでありつつ決して気取らない、等身大の演技に定評がある戸田恵梨香さん。また、舞台での演技が話題となっているV6の森田剛さんが8年ぶりに連ドラ出演するなど、なにかと話題です。

そして同じ曜日・同じ時間帯に放送されるのが、人気小説家・池井戸潤氏原作のドラマ化2ndシーズン『花咲舞が黙ってない』。こちらは52票で5位にランクインです。社会派でありながらエンターテインメント性もある池井戸氏の原作は、軒並みドラマ化してはずれなしの名作ぞろい。ズバズバと悪を断罪する杏さん演じる舞の痛快さと、ストッパーで上司役の上川隆也さんのテンポのよい演技もあり、前作も大好評。「お言葉を返すようですが!」と、丁寧ながらもしっかりと自分の意見を言える舞は多くの女性の支持を集めました。

『リスクの神様』『花咲舞が黙ってない』、どちらも名作で期待度の高いドラマです。同じ時間帯という事で、どのような結果が出るのか非常に楽しみですね。

少し戻って4位には、オリジナル恋愛ドラマ『恋仲』が60票を獲得しランクイン。「甘酸っぱい青春ドラマ」といえば今はやっぱりこの2人でしょう。『好きっていいなよ。』『ストロボ・エッジ』などの恋愛映画で、モテモテながらも揺れる男心を見せてくれた福士蒼汰さん、『アオハライド』で友人関係に迷い、恋愛ですれ違う姿ももどかしくてかわいかった本田翼さん。とうとう黄金タッグが手を組んだという感じでしょうか。ドラマ離れの激しい若年層を中心に視聴率が伸びることは間違いありません。

6位『ど根性ガエル』は原作の16年後という設定。キャラクターの味を活かしながらもオリジナルの展開が期待できます。現実味のない設定ですから、どこまではじけてくれるのかが楽しみですね。演技派俳優松山ケンイチさんが主演。映画『イニシエーション・ラブ』で、かわいいだけじゃない小悪魔ヒロインを演じ、評価の上がった前田敦子さんが、やはり微妙な立ち位置のヒロインを演じるのが興味深いですね。

そして、7位、8位には、サスペンス物がランクイン。7位の『探偵の探偵』は小説、8位の『予告犯 -THE PAIN-』はコミックが原作です。どちらも刺激的でセンセーショナルな作品。善と悪が混在する人間の内面が丁寧に描かれており、サスペンスやミステリーマニアにはたまりません。主演の北川景子さん、東山紀之さんのクールな演技にも注目です。

9位、同率で『ラーメン大好き小泉さん』『民王』と、どちらもコメディタッチの作品です。『マッサン』での好演も記憶に新しい早見あかりさんが、クールな高校生役で登場する『ラーメン大好き小泉さん』。美味しいものを紹介しながらストーリーも楽しめるという、一粒で二度おいしいドラマです。最近は『孤独のグルメ』『めしばな刑事タチバナ』『ワカコ酒』『おとりよせ王子 飯田好実』『深夜食堂』など、同ジャンルの作品が人気です。現実とのコラボがリアルで親しみやすいのかもしれません。

『民王』は政治にまったく興味がない大学生の息子と総理大臣の父の、心と体が入れ替わってしまうユーモアたっぷりなコメディドラマ。『花咲舞が黙ってない』や『半沢直樹』などの池井戸潤氏原作に、いぶし銀俳優遠藤憲一さん、演技派若手俳優の菅田将暉さんなどキャストも素晴らしく、特に「体はおじさん、心は女子力高い男子大学生」を演じる遠藤さんのお芝居が予測できなくてとてもドキドキします。

11位以降の作品(※11~20位は「日本タレント名鑑webサイト」で掲載)にも、まさかのキャスティングで度肝を抜いた本郷奏多さん主演の『アカギ』、遼河はるひさんが主演の昼ドラ『癒し屋キリコの約束』、人気歌手・モデルの西内まりやさんが主演する『ホテルコンシェルジュ』など、気になる作品がめじろ押しです。今夏も眠れない夜が続きそうですね。

文/藤原ゆうこ

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