クリスマスに恋人や夫婦で観たい日本の名作映画!
日本タレント名鑑 / 2015年12月23日 9時55分
今年ももうすぐ終わります。これからの時期は、クリスマスやバレンタインなどイベントも目白押し。付き合いたてのカップルはもちろんのこと、長くお付き合いされている落ち着いた大人の恋人同士も、夫婦も、なんとなくロマンチックな気分が盛り上がる季節です。
2015年も素敵なドラマや映画がたくさん生まれました。クリスマスに観る映画というと、どうしても欧米の名作恋愛映画がメインになりがちですが、今回はもう少し身近に感じられる日本のお薦め映画をご紹介したいと思います。
寒い中での外出デートも良いですが、温かい室内で美味しいものを食べながら、まったりと素敵な日本映画を楽しむクリスマスもなかなか素敵ではないでしょうか?
美しい風景とゆったり流れる空気!こころをほっこりさせる名作
最初にご紹介するのは、1995年『Love Letter』です。
恋人を亡くした神戸在住の女性が、彼が過去に住んでいた北海道小樽に届かない手紙を出したところ、くるはずのない返事が届く事から始まる小樽在住の女性との文通。死んだ恋人の中学生時代の恋や、彼女たち自身の想い出、そして支えてくれている人との愛。
北海道の美しい風景や、静かに流れる音楽もさることながら、主演の中山美穂さんの美しく整ったお姿と演技がとにかく素晴らしいのです。見た目の美しさだけではありません。ちょっとした表情の変化や目力から、手に取るように繊細な心情が伝わってきます。
携帯電話を持たない世代の学生たちの恋愛のもどかしさや歯がゆさなど、大人世代にはたまりません。また、印象的な雪の白さも、二人の気持ちをピュアな時代へと戻してくれるのではないでしょうか?
色々な人の愛の形を見て二人の愛を再確認!?
「どこにでもありそうな愛のオムニバス」はクリスマス映画の定番。グランドホテル方式、アンサンブル・プレイとも呼ばれる形で、同じ場所や同じ設定、同じ時間軸で、様々な人が色々な気持ちを抱えているリアルな状況のため、感情移入しやすいのが特徴です。そう、クリスマスの夜にはたくさんのドラマが起こるものなのです。
洋画では2003年『ラブ・アクチュアリー』などが有名です。秘書に恋をした首相や、小学生の淡い恋、親友の恋人に想いを寄せてしまう画家など、多種多様な恋模様がクリスマスを舞台に繰り広げられます。
2005年『大停電の夜に』。
タイトルはそこまでロマンスっぽくないので、恥ずかしがり屋の彼も抵抗なく視聴してくれるのではないでしょうか。秘めた愛や、板ばさみの愛、失った愛など、さまざまな愛の形を見て、ちょっと憂鬱になったり、ちょっとほっこりしたり・・・。
豊川悦司さん、吉川晃司さんの大人の色気はたまりませんし、原田知世さん、井川遥さん、寺島しのぶさんなど、艶っぽい大人の女性陣が過去の愛と現在に悩む姿にググッと引きつけられます。テレ屋な彼には少しロマンチックすぎるかも?なセリフも、クリスマスという特別な日であればすんなりと受け入れてくれるかもしれません。
東京駅を舞台にした映画『すべては君に逢えたから』もオムニバススタイル。6つのドラマで構成されています。クリスマスの風景と、少し心が暖かくなって優しくなれる映画です。
失恋作品で2人の愛を再確認!
失恋話ですが、前向きでどこかキラキラした気持ちにさせてくれるのが、1995年『大失恋。』。12月~2月というカップルにとっては大切な時期の物語が、テーマパークを舞台に繰り広げられます。
元SMAPの森且行さん演じる純が、復讐するつもりだった仇の娘絵里(京野ことみさん)の無邪気さに振り回されるエピソードなど、不安定な二人の関係がもどかしくてたまりません。さらに、美人過ぎるがゆえに素敵な彼氏に恵まれず、男をとっかえひっかえする典子(瀬戸朝香さん)を、いつも見守る遊園地の従業員(西島秀俊さん)がツボすぎるのです。
西島さんは地味な役どころでほぼしゃべりませんが、恋する相手を目で追いかける、あの思いつめた瞳は20年前から変わりません。accessの曲もクリスマスを盛り上げますし、出演俳優陣も超豪華でお薦めの一作です。
いかがでしたか?今回はぜひクリスマスに大切な方と見てほしい愛の物語をいくつかピックアップしてみました。様々な愛の形や心情の移り変わりを見ていると、自然と人に優しくできるもの。ロマンチックな感情は相手への優しさなしでは成り立ちません。
クリスマス、大みそか、お正月、バレンタインとイベント尽くしの季節。楽しく優しいあったかい気持ちで過ごせますように。
文/藤原ゆうこ
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