業界からの期待も大きい北島マヤ級の天才女優!芳根京子の魅力とは?
日本タレント名鑑 / 2016年1月29日 9時55分
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芳根京子(ヨシネキョウコ)さんという女優をご存じでしょうか?昨年10月公開の映画『先輩と彼女』でも初々しい片想いの演技がまぶしい、デビューしたばかり(2013年)の新進気鋭の若手女優さんです。
ドラマの出演本数も8本、映画が5本と、まだまだ皆さまの目にさほど触れていませんので、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。昨年は主演ドラマもヒットし、今後第一線で活躍していくことが間違いないと思われる方です。
今回はそんな芳根京子さんの魅力についてご紹介させて頂きたいと思います。
1日にスカウト5回!初スカウトは3歳!
あまり派手さはないものの、整った顔立ちの芳根さん。どう考えてもかわいらしいお顔立ちなのですが、いわゆる目立つタイプではないかもしれません。しかし、それこそが彼女の役者としての魅力のひとつ。化粧や衣装、役の設定などの「味付け」が活きる、女優として素晴らしい才能の持ち主と言えます。
思わず感情移入!初ドラマから大注目!
芳根さんのデビュー作は、2013年放送の『ラスト・シンデレラ』です。覚えていますでしょうか?どぎつくはありませんが、セクシーなシーンや描写の連続で話題になりました。
篠原涼子さん演じるアラフォー美容師・桜が、同僚のイケメン美容師・凛太郎(藤木直人さん)と、15歳年下のイケメンスポーツマンしかも御曹司の広斗(三浦春馬さん)との間で揺れるラブストーリー。年の差というアドバンテージは非常に大きく、いざとなると一歩踏み出せない・・・。大人なのに初恋のようなもどかしさも味わえる作品でした。
主演の篠原さんの豪快なかわいらしさもさることながら、三浦さんもそのセクシーさでお茶の間を賑わしました。また、凛太郎に恋をする常連客で、広斗の義理の妹役の菜々緒さんの意地悪役も話題になりました。さらに、凛太郎の元カノ役だった三浦理恵子さんの演技もまた、(良い意味で)非常にイライラさせてくれました。
そんな中、光る演技で私たちを引き付けたのが、桜の友人の主婦・美樹の娘「咲」を演じた芳根さんなのです。父の浮気現場を見てしまい困惑して悩む表情は、とても新人とは思えない迫真の演技。また、セリフにも重みがありました。父の肩を持ち、母を責める祖母を一喝する姿は、何とも言えない貫禄すら感じさせます。
あの漫画の主人公を思わせるオーディション荒らし?
芳根さんがデビューして2~3年でこれほど話題になったのは、その「目の離せなさ」でしょう。『ラスト・シンデレラ』で祖母に「やめてよ!」と怒鳴ったシーンなど、視聴者を釘づけにし、目が離せなくなってしまうほど。
オーディションなど、短い時間の中で製作サイドの心をつかむのも頷けます。その証拠に、ヒロインを演じたドラマ『表参道高校合唱部!』、映画『向日葵の丘・1983年夏』での主人公の高校生時代、そして主演映画『先輩と彼女』と、すべてオーディションで役を勝ち取っています。もちろん役どころとイメージの相違などで役を射止められない事もあるようですが、その合格率はかなりのもの。同業者にとっては強烈なライバルです。
さらに『表参道高校合唱部!』のプロデューサーが「一見普通の女の子」「お芝居を始めると輝く」「北島マヤみたい」と発言したこと、そして「北島マヤ」も作中で「舞台荒らし」と呼ばれていたことも相まって「北島マヤ級の天才女優が現れた!」ともっぱらの評判なのです。
花子とアンで一気に全国区に
デビュー後は、『リーガル・ハイスペシャル』『仮面ティーチャー』『ハクバノ王子サマ純愛適齢期』など、休みなくドラマに出演されている芳根さん。二度目の転機といえば、やはり朝ドラ『花子とアン』でしょう。
『あまちゃん』効果もあり、視聴年齢が拡大した『花子とアン』は、主演・吉高由里子さんの花子だけではなく、仲間由紀恵さんが演じられた友人・白蓮の激しい人生も話題になりました。芳根さんは、その白蓮の娘・富士子を演じました。
朝ドラの娘役と言えば、前回の朝ドラ『まれ』の主演だった土屋太鳳さんも『おひさま』『花子とアン』に重要な役どころで出演されていましたし、土屋さん同様、芳根さんが朝ドラ主演女優として活躍する日はそう遠くないのかもしれません。
高校一年の時には、学園祭で脚本・監督を担当して映画を作るなど、演者としてだけでなく「作品」を作る意識の強い芳根さん。「100%はもちろん、アプローチを変えて出せるならば120%の力を発揮したい」という意欲的な姿勢も将来が期待できます。
おじさまがコントラバス奏者、おばさまがピアニスト、家族も音楽に親しみ、自信もピアノを習い吹奏楽部に所属していた彼女。趣味が料理というところも家庭的で良いですね。
今のところ年相応で元気で素朴な女の子役が多いのですが、演技からにじみ出る上品さは、彼女自身の育ってきた環境から来るのかもしれません。
これまでに無いような印象の役や演技で、これからも私達視聴者を楽しませてくれる事は間違いないでしょう。今後が非常に楽しみな女優さんです。
ライター/薮沢直(やぶさわなお)
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