放送当時の評価はいまいち!?後から高く評価(注目)されたドラマの名作たち!

日本タレント名鑑 / 2016年2月4日 14時55分

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放送当時は、視聴率的に特に振るわなかったり爆発的な人気ではなかったものの、後になって話題になる作品があります。

最近は、映画化前提でドラマが製作されたりもしますが、以前はドラマの映画化といえば、じわじわと人気が高まりとうとう映画化!というような視聴者支持の高い、固定ファンの多い作品ばかりでした。

バブル崩壊前のドラマ界では、人気が高まると延長、人気が下がると打ち切りや方向転換なんて事もザラでした。

たとえば、『西部警察』の後番組、1984年『私鉄沿線97分署』。西部警察のような派手なアクションこそありませんでしたが、人情味あふれる良いドラマでじわじわと視聴者の評価を得ました。

このように、昔のドラマは最終回近くに人気が高まるとそのまま継続という事が多く、後から話題にというタイプの作品は少なめです。しかし、現在のドラマと言えば3カ月クールが基本。気が付いたら終わっていた・・・なんて事も多く、後からじわじわタイプの作品も増えています。

人気作にもそれぞれありますが、今回はそんな「じわじわ評価ドラマ」をいくつか集めてみました。

放送前から好評価。放送中にじわじわ!右肩上がりで伝説の作品に!

放送中に話題を呼び、大きく人気が上昇した作品といえば、最近ではやはり『半沢直樹』ではないでしょうか。

原作とは違い、思いきって主人公名にしたタイトルもかなりのインパクト。同じくじわじわ人気となったコメディドラマ『リーガルハイ』で、弾けた演技を見せてくれた堺雅人さん主演ということで、放送前からもある程度話題ではありましたが、最終回にむけて視聴率はうなぎ登り。日本国内どころか、アジア各国でも大きな注目を集めました。

もともと人気の高い原作者の池井戸潤氏ですが、その後の作品も池井戸氏原作なら面白かろうと安定の人気。2014年『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『株価暴落』、2015年には『ようこそ、わが家へ』『民王』『下町ロケット』など、力の入った作品が続いています。

2013年上半期の朝ドラ『あまちゃん』も、本放送の視聴率こそ平均的でしたが、Twitter等の口コミで話題となり、BSの早朝放送や録画視聴者が大きく増加し、出演者は軒並み大ブレイク。

DVDの売り上げも年間1位、朝ドラ史上6位の快挙となりました。ちなみに視聴率は平成だけでは10位。視聴者内での購入率が高い、つまり、より深いファンが多いことがうかがえます。

1998年『GTO』、2005年『女王の教室』などで人気の脚本家、遊川和彦氏が脚本をつとめた2011年『家政婦のミタ』も、当初から19.5%と高視聴率を獲得していましたが、最終回では驚異の40%。再放送時に特番が組まれるほどの話題となりました。

家政婦のミタに出演されていた長谷川博己さんの出世作、『セカンドバージン』も、初回放送はその枠最低視聴率の5.5%でしたが、最終回には二倍以上の11.5%。「セカンドバージン」という言葉もブームになり映画もヒット。再放送の視聴率も好調でした。

放送時の視聴率は至って普通?でも確実に心に残った作品!

トレンディドラマ全盛期に大活躍し、現在も硬派な演技でファンを魅了する織田裕二さん。その織田裕二さんの代表作と言えば、言わずと知れた『踊る大捜査線』でしょう。

主人公こそ視聴率男の織田さんですが、コメディアンや歌手、舞台俳優さんなども多く起用し、話題作りよりも作品や役に適したキャスティングが功を奏した作品と言えます。

レギュラードラマ時も大人気だったと思われがちですが、実は平均視聴率は18.2%と、織田裕二さん主演ドラマ、当時としてはむしろ低め。一方で再放送の視聴率は20%を超えた事もあり、実は本編よりも再放送の方が人気でした。

レギュラードラマは1クール11話のみ。放送当時からじわじわと話題になっていましたが、折しもネットが普及してきた頃、ファンサイトなどが立ち上がるほどの人気となり、ソフトは飛ぶように売れ、レンタルビデオでも大人気になりました。再放送も頻繁に放送され、スペシャルドラマも高視聴率で映画版も驚異的なヒットに。まさに社会現象を巻き起こした名作となりました。

当時は歌手として活動していたユースケ・サンタマリアさんや、強面俳優の寺島進さんなど、出演した役者さんたちも人気となりスピンオフ作品もヒット。長く愛される国民的作品となりました。

2002年に放送された『木更津キャッツアイ』も平均視聴率10.1%と振るいませんでしたが、幾度となく再放送される人気作。なんと深夜の再放送の方が、レギュラー回より視聴率が高いほどです。同じく宮藤官九郎さん脚本の『池袋ウエストゲートパーク』も、出演者が軒並みブレイクしたこともあり、深夜の再放送で大ヒット。ファンの記憶に残る作品となりました。

熱狂的な固定ファンを取り込み大ヒットに!独特の世界観が癖になる!

日本を代表する女優の一人、仲間由紀恵さんの代表作『TRICK』も、当時から知る人ぞ知るドラマとしてドラマ通には人気でしたが、再放送や続編の放送により大ヒット作品となりました。

ファーストシーズンでは平均7.9%だった視聴率も、5年後のスペシャルでは24.7%・・・、なんと3倍以上に。そして、仲間さんと阿部寛さんを国民的スターに押し上げ、主題歌を担当した鬼束ちひろさんをミリオン歌手へと押し上げた作品でもあります。

同じように不思議現象と謎解きのドラマ『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』もコアな人気を博しました。視聴率こそふるわなかったものの、DVDの売り上げも好調。そして放送後の有料放送も異例の売れ行きとなり、スペシャル版や映画版へと繋がりました。

浅野ゆう子さん、松下由樹さん、菅野美穂さんなど、日本を代表する名女優の熱演、女中たちのコミカルな演技、壮大な音楽や素晴らしい衣装、セットまでもが印象深い『大奥』も、再放送で人気が爆発した作品ではないでしょうか?

2003年の一作目が平均14.5%、二作目は17.6%、三作目は15.6%とそこまで突出した数字ではありませんが、続編の度に再放送され、舞台、映画、スペシャルと放送されました。記録よりも記憶に残る作品です。

中国で放送され、日本でも各局で再放送。なんと2011年にはパチンコ化するという不思議な売れ方をしたのは、日本が誇るドロドロ昼ドラ『牡丹と薔薇』でしょう。当然視聴率も抜群と思われがちですが、実は平均視聴率9%と平均よりもやや良い程度。

本来の昼ドラの支持層よりも、若い世代に「ウケる!」と話題になり、リアルタイム視聴ではなく録画視聴が多かった事も原因のひとつかもしれません。実際に、21時台に放送された特別編は17.6パーセントと本放送の二倍近い視聴率をマークしています。

現代では、ネットの流通で、個人個人の心にヒットした作品を世の中の人々に伝える事が出来ます。また、リアルタイムでドラマを見なくても、気軽に録画したり、オンデマンド形式のネット放送などを好きな時に視聴することも可能です。そして、話題になったドラマを気軽に見る事が出来るからこそ、放送当時は評価されなかった良作が評価されるのでしょう。

文/藤原ゆうこ

日本タレント名鑑

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