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鈴木梨央はじめ注目株が続々 新たに“子役ブーム”が訪れるか!?

日本タレント名鑑 / 2016年4月21日 10時55分

鈴木梨央はじめ注目株が続々  新たに“子役ブーム”が訪れるか!?

17日からスタートした芦田愛菜さん主演のドラマ『OUR HOUSE』。この作品には、かつて"子ども店長"として一世を風靡した加藤清史郎くんも出演するほか"子役オールスター"と銘打ち4兄弟の共演が話題になっています。

さて、芦田愛菜さんの活躍で子役ブームが巻き起こったのが2011年頃。鈴木福くん、谷花音さん、小林星蘭さん、本田望結さんら次々と人気子役が登場しました。

それから約5年。上記の5人はいずれも小学6年生になりましたがが、今や、いち子役の域を超え、メインキャストで出演する作品を持っていたり、タレントとしてCM出演もしています。そんな中、芦田さんに憧れてこの世界を目指した子役など、次の世代の子役たちが次々と台頭してきています。

『あさが来た』のあさの幼少期で注目 新世代エース・鈴木梨央さん

新世代子役のエースと言われるのが鈴木梨央さん(11歳)。NHK連続テレビ小説『あさが来た』で、あさと千代の幼少期を演じ注目されたほか、公開中の映画『僕だけがいない街』での泣ける芝居も好評です。先日終了したドラマ『わたしを離さないで』での綾瀬はるかさんの少女時代役も人気でした。

鈴木さんが注目され始めたきっかけも綾瀬さんの少女時代役。NHK大河ドラマ『八重の桜』でした。鈴木さんは自分から女優さんになりたいと志したとのことで、そのきっかけは芦田愛菜さんに憧れて…とのこと。そんな憧れの芦田さんと、2014年放送のドラマ『明日、ママがいない』で共演、ともにメインキャストを務めました(二人は同い年)。2015年の深夜ドラマ『お兄ちゃん、ガチャ』では初主演。今回の『あさが来た』で一般的にも知名度を広げました。

新・朝ドラ『とと姉ちゃん』の子役3姉妹から人気者が生まれるか!?

朝ドラでは4月から始まった『とと姉ちゃん』は3姉妹の物語ですが、その3姉妹の少女時代を演じる子役として、内田未来さん、須田琥珀さん、川上凛子さん、根岸姫奈さんが登場しています(川上さんと根岸さんで三女を年代別に演じ分ける)。特に高畑充希さん演じる主人公・常子の少女時代を演じる内田さんの、第一週の熱演は視聴者に強い印象を残しました。内田さんは朝ドラでは『梅ちゃん先生』(2012年)でも堀北真希さんの幼少期を演じています。

朝ドラの子役では、一昨年から放送された『マッサン』でマッサンとエリーの一人娘・エマを演じた住田萌乃さん(8歳)も注目の存在。『マッサン』のあとも、スペシャルドラマ『視覚探偵 日暮旅人』でメインキャストの一人を演じ注目されたほか、4月24日から放送のNHKプレミアムドラマ『奇跡の人』にもメインの子役として出演しています。

中川翼くん、大西利空くんなど男の子でも注目株が続々

一方、男の子では、鈴木さんとドラマ『わたしを離さないで』で共演した中川翼くん(10歳)が人気上昇中です。ドラマでは三浦春馬さんが演じた友彦の少年時代を演じ、鈴木さん演じる恭子とのやりとりには感動を与えました。この二人、映画『僕だけがいない街』でも共演、『わたしを離さないで』での二人に心奪われた人には歓喜した人も多いようです。

また、これまで数多くのドラマや映画に出演、先日終了した、ムロツヨシさん主演のドラマ『悪党たちは千里を走る』で誘拐される子役タレント役を演じた大西利空くん(9歳)。同ドラマでの、演技が得意でない役柄とは裏腹に、その高い演技力で定評があります。

愛らしいキャラでバラエティでも注目の寺田心くん

その下の世代では、バラエティなどにも登場する寺田心くん(7歳)。この心くんも芦田愛菜さんに憧れてこの世界を志したとのこと。TOTO、サッポロ一番などのCMで注目され、月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』にも出演し、話題になりました。そしてドラマ『OUR HOUSE』にレギュラー出演。憧れの芦田さんとの共演が実現しました。今はその愛らしさやキャラクター先行という印象ですが、これから演技面でもまだまだ成長していってくれることでしょう。

その心くんが主演・内野聖陽さんの幼少期役で出演したドラマ『とんび』で、佐藤健さんの幼少期役で出演した五十嵐陽向くん(7歳)も、『明日、ママがいない』『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』など人気ドラマに引っ張りだこの売れっ子です。

春以降も子役多数出演のドラマや恒例ミュージカルなど注目作が続々

上記のほかにも、映画『びったれ!』で田中圭さんの娘役を演じた岩崎未来さん(8歳)、これまで数多くの人気ドラマに出演し、板野友美さん主演の映画『のぞきめ』ではカギになる役・スズ役を演じた石井心愛さん(11歳)、『OUR HOUSE』の次女・桃子役に抜擢された松田芹香さんなど注目の子役は続々。また4月14日スタートの松下奈緒さん主演ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』では小学校が舞台で子役が多数出演。この中からブレイクする人が生まれるかも楽しみです。また30年以上の歴史を誇るミュージカル『アニー』が今年も4月23日から上演。主人公・アニーを演じる河内桃子さん(10歳)、池田葵さん(11歳)をはじめ子役たちのイキイキとした演技に注目です。

絶対的エースと象徴的作品  “子役ブーム”が到来するには…!?

1970年代の杉田かおるさん、坂上忍さんの時代から、何度か訪れた子役ブーム。安達祐実さんがブレイクした1993年~1994年頃、ドラマ『女王の教室』に出演した志田未来さんや福田麻由子さんらが注目された2005年頃、“子ども店長”加藤清史郎くんや『崖の上のポニョ』のテーマソングを歌ってブレイクした大橋のぞみさんらが注目された2008年~2009年頃。そして芦田愛菜さん時代を経て現在へ。

“子役ブーム”がとなるには、まずは芦田さんや鈴木梨央さんのように、大人の共演者も感心させる本格的な演技力を持つ“絶対的エース”が一人はいること。その存在があることでフォロワー的にどんどん有力子役が登場してきます。また、その時代を象徴するような、子役がメインで目立つドラマや映画、CMなどの作品が生まれることがポイントと思われます。今年、そういった象徴的な作品が生まれ、また新たな子役ブームが盛り上がるか、注目したいところです。

文/田中裕幸

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