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テレ東・紺野あさ美アナをはじめアイドルグループ出身のアナウンサーが今後注目!?その強みとは?

日本タレント名鑑 / 2016年12月12日 17時15分

テレ東・紺野あさ美アナをはじめアイドルグループ出身のアナウンサーが今後注目!?その強みとは?

テレビ番組『紺野、今から踊るってよ』が好調、“踊るアナウンサー”として人気者になっているテレビ東京・紺野あさ美アナウンサー。紺野アナはいわずと知れた、元・モーニング娘。メンバーですが、最近は紺野さんの他にも、アイドルグループメンバーだったアナウンサーが登場してきています。そんな彼女たちの強みとは!?

「元アイドル」を無理に抑えないようになってからイキイキと再生した紺野アナ

元フジテレビの平井理央さんや元TBSの枡田絵理奈さん、現役ではフジテレビの宮澤智アナや内田嶺衣奈アナ、TBSの皆川玲奈アナなどタレント経験のある女性アナウンサーが活躍するようになって久しく、今では珍しくないどころか、キー局の女性アナでは、学生時代にモデル活動やコンテスト出場の経験のない人を探すほうが難しいくらいです。

2011年にテレビ東京に入社した紺野さんは、当初は「元・モーニング娘。」ということをあまり積極的には打ち出さず、あくまでもいち新人アナウンサーとして、主にスポーツ畑で活躍していました。元アイドルのイメージが強いからこそ、アナウンサーとして認められるようにまずはベーシックな部分を押さえるということを意識していたのではと思われます(とはいえ、新人時代には同期の植田萌子アナウンサーと歌を出したり、グッズを作ったりもしていましたが…)。

紺野さんは一時期は仕事上で行き詰まり感を感じていた時期もあったようですが、2015年に『紺野、今から踊るってよ』がスタートしたあたりから、「ダンスができる」「キャラクターの愛らしさ」といった、元アイドルとしての強みを無理に抑えることなく出していったことで、画面での彼女の表情もイキイキしてきたように思えます。昨年後半から放送されていた早朝番組『合格モーニング!』でも女子高生の制服姿を披露するなど、そのアイドル性をいかんなく発揮していました。

ダンスやコスプレなどは極端な例かもしれませんが、今や女性アナウンサーには、特にバラエティ番組などではアイドル的要素を求められることも珍しくありません。実際にアイドル経験のある紺野アナはやはり特にしっくりきます。

アイドルグループのメンバーというのは、在籍時代からCDやグッズを買ってくれる熱心なファンを多数持ち、その中の一部は卒業しても応援し続ける人も少なくありません。今やアナウンサー関連のグッズなどの販売はテレビ局の収入源の一つですが、元アイドルグループメンバーのアナウンサーはそういうところでも強さを発揮します。

そういった元アイドルならではの強みに加え、本来求められるアナウンスのスキルも経験を重ねるごとに成長し、同社の若手アナの中ではエース級になりつつある紺野アナです。

アイドルグループを卒業し、フリーアナとして活動を始めた元SKE48・柴田阿弥さん

一方、フリーアナウンサーの世界に目を移すと、SKE48の人気メンバーだった柴田阿弥さんは「アイドルとしての活動はやりきった」として、今年夏にグループを卒業。その後、9月からアナウンサー事務所のセント・フォースに移籍、フリーアナウンサーとして活動を開始しました。

現在はインターネットテレビ・AbemaTVのニュース番組『Abema Prime』やトークバラエティ『The NIGHT』にレギュラー出演しています。『Abema Prime』はニュース番組で、局アナやコメンテーターらと共演、正統派アナウンサーとしての修業に頑張りつつ、『The NIGHT』では、こちらも“アナウンサーとしての修業”というコンセプトはありつつも、メインパーソナリティとして比較的自由にトークしています。

番組内では柴田さんがインタビュアーとしての腕を磨くべく各界で期待の女性に毎回インタビューしていますが、ここで元アイドルとしての強みを発揮しています。人懐っこい笑顔とキャラクターで、インタビュー相手をあっという間に自分の空間に引き込み、和気あいあいとした雰囲気作りをします。また話を聞く時の彼女が、本当に相手の話を興味深そうにニコニコと聞いていて、インタビューされる相手が気持ちよく話せるような感じになっています。

アイドル時代には毎週のように握手会に参加。特にAKB48グループのメンバーたちはそこでの支持が、彼女たちが目指す選抜メンバー入りにもつながるのでみんな必死。場を重ねるごとに、自然と人を惹きつけるような笑顔や振る舞いも身についていきます。会話を通して相手を自分のエリアに引き寄せるパワーというのは、AKB48グループのメンバーというのは特に強い気がします。

またSKE48を卒業コンサートでは「私はSKE48から卒業しますが、みなさんは私から卒業しないで」と話していた柴田さんですが、フリーアナの道を歩き始めてからも多くのファンがついてきており、セント・フォースの所属者の出演告知のツイッターでは、柴田さんの告知のツイートになると一気にリツイート数がはねあがっています。今後、セント・フォースでのブログや、グッズ販売などの開始も楽しみです。

『めざまし』お天気キャスターの“かやちゃん”は高校時代ローカルアイドルとして人気者に

また柴田さんと同じ事務所に所属し、『めざましテレビ』のお天気キャスターとして活躍する阿部華也子さんも地元・大分にいた高校生時代、ローカルアイドル「SPATIO」のメンバーとして活躍。今年春に番組に登場した当初から、爽やかな笑顔を見せて、“朝の顔”として一躍人気者になりました。

その愛らしい笑顔からは元アイドルの片鱗を感じさせられます。また『めざましテレビ』でハロウィンの前週には、毎日日替わりでさまざまな仮装でお天気を伝えていた彼女。それが自然にハマるのも、元アイドルのなせる業かもしれません。阿部さん自身、アイドルグループ時代の経験があったからこそ、人前に立つ喜びを知ることができ、今の仕事につながっていると話していました。

アナウンサーとしての活躍の場は、柴田さんがレギュラー出演しているAbemaTVなど新しいメディアも増えてきています。もちろん素材の魅力やスキルによりますが、これから目指す人には活躍できるチャンスが広がっているといえます。

紺野さんのような局アナの場合だと、4年制大学に入って就職活動を経験する必要がありますが、柴田さんのようなフリーアナだと、アイドルから即アナウンサーということも可能です。

アイドル戦国時代以降、膨大な数のアイドルグループがデビューし、それ以降にデビューした人たちがどんどん卒業、引退する中、彼女たちの今後の活躍次第で、アナウンサーというのは、アイドルグループメンバー出身者の卒業の進路の大きな選択肢の一つになるかもしれません。

文/田中裕幸

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