大原櫻子、井上苑子…アイドル並みのルックスの女性アーティスト 女性ファンに支持される条件は!?
日本タレント名鑑 / 2017年1月6日 11時35分
一時期に比べて落ち着いてきたとはいえ、ヒットチャートは相変わらずアイドルグループが強さを発揮しています。その一方で、ルックスがアイドル並に可愛く、かつ本格的な音楽を聴かせるガールポップ系シンガーも多数活躍しています。
そのトップランナーといえるのがmiwaさん。歌手としてだけでなく、今年2月には初主演映画『君と100回目の恋』が公開されるのも話題です。彼女に続く存在として、大原櫻子さんら、ルックスも魅力的な若手ガールポップ系アーティストも次々台頭。そのなかにはやはり女優活動も行う人も目立ちます。miwaさんや大原さんは特に女性に高い人気を誇っているのが特徴ですが、アイドル並に可愛いのに女性に支持される条件とは!?
大原櫻子、井上苑子…女子中高生に熱い支持を得るシンガーたち
大原櫻子さんは、2013年に映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』でヒロイン・理子役に5000人の中から選ばれデビュー。劇中バンド・MUSH&Co.のボーカルとしてCDデビューもしています。翌年、『サンキュー。』で大原櫻子としてもソロデビュー。同年にはドラマ『水球ヤンキース』で連ドラ初主演。昨年はソロデビュー2年目にしてNHK『紅白歌合戦』に初出場を果たしています。
18歳のシンガーソングライター・井上苑子さんは、リアルな恋心を描いた歌詞で、女子中高生から高い支持を得ています。井上さんは、小学生の頃から音楽活動を開始。地元・関西で中学生時代にライブハウスでワンマンライブを行っていたほか、路上ライブでも人気に。その後全国進出し、インディーズでCDデビュー。そして昨年、ミニアルバム『#17』でメジャーデビューを果たしました。また映画『私たちのハァハァ』で主演しています。
今年、福山雅治主演ドラマ『ラヴソング』でヒロイン・さくら役に抜擢され、ドラマの主題歌となった『soup』がヒットした藤原さくらさん、同じく『ラヴソング』で、主人公・神代(福山雅治)の元恋人で音楽仲間だった春乃役を演じた新山詩織さんも注目の存在。それぞれ独自の世界観を持ち、同性からの人気が高いシンガーです。
アイドル並みに可愛いのに同世代の女性にウケる条件とは!?
アイドルでも十分通用するルックスのに、女性ファンにウケる条件として考えられるのは、まず楽曲的にしっかりしたものであること。内容的に共感できるものであったり、キャッチーなメロディであったりと…。そしてその中で、「独自の世界観持っている」こと。大人のスタッフに「やらされている感」が出ていると、特に同性のリスナーは敏感にわかります。
独自の世界観を見せるためには、井上さんのように自分で作詞作曲をする人はポイントが高いといえます。そしてサバサバした(もしくはそう見える)キャラクター。MCなどで飾らない本音トークが聞けるタイプも人気の秘訣といえるでしょう。
またルックスの可愛さに頼らない、あくまで楽曲ありきのプロモーションというのも大きいと思われます。最近はCDの売上を伸ばすには、アイドルに限らず、シンガーやガールズバンドでもリリースイベントを開催し、特典会(物販+握手会、サイン会など)を行ったり、撮影OKにしたりなどの試みも増えています。もちろん、より多くの人に音楽を届けるために使える武器は使ったほうがいいに違いないですが、あくまでアーティストとしてのイメージを維持するためには、アイドル的なファンサービスは最小限に留めたほうがいいかもしれません。
ルックスの可愛さも持ち味になっている女性アーティストは、ブレイク前にまず目ざといアイドルファンに“見つかり”、濃いファンがつきがち。めざす方向はそっちではなくても、オタク系ファンはCDやグッズを買ってくれたり、ライブに毎回のように足を運んでくれる“お客さん”なのでありがたい存在ではあるものの、ライブ会場がアイドルのイベント会場のような雰囲気になってしまうと、同性ファンが近寄りにくくなり、ファン層が限定的になり、そしてまた売上をオタク系ファンに頼るという悪循環が生まれます。
音楽面でしっかりしたクオリティで、かつ幅広い世代に受け入れられる内容、MCなどで見せるキャラクターも自然体でなるべく本音で話せるキャラクターが同性にも受け入れられる条件かもしれません。
今後注目の女性シンガーも続々 アイドルグループに続くムーブメントが生まれるか!?
上記の女性シンガーに続いて、今後が注目のビジュアルがいい女性アーティストも続々出てきています。
RADWIMPS・野田洋次郎さんの楽曲提供、プロデュースによるニューシングル『フラレガイガール』も話題、独特の世界観を持った女性アーティスト・酸欠少女さユりさん、『七つの大罪』などアニメのテーマソングでも人気のシンガーソングライター・瀧川ありささん、やはり人気アニメのタイアップ曲を多く発表している綾野ましろさん、北海道富良野市出身、アコースティックギター&キーボード弾き語りで活動する現役看護師のシンガーソングライター・瀬川あやかさん、そして二人組になりますが、音楽オーディション『FOREST AWARD NEW FACE オーディション』の2012年グランプリ・田崎あさひさんと、2013年グランプリの長谷川萌美さんにより結成されたガールズボーカルユニット・Bitter & Sweetなど、ビジュアルのいい女性シンガーが続々出てきています。
可愛い女性歌手が歌っているのを観るのは好きだけど、アイドルのライブに行ったりアイドルのファンになるのはちょっと抵抗があるという人にも受け入れられそうな彼女たち。アイドルグループの人気に続くムーブメントとして、今後の盛り上がりも注目です。
文/田中裕幸
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