のん、橋本マナミ、広瀬アリス…改名した女優&女性タレント 改名でさらにステップアップにつなげるためには
日本タレント名鑑 / 2017年6月23日 10時55分
先日俳優西村雅彦さんが「西村まさ彦」に改名、また森カンナさんが「森矢カンナ」に改名することが明らかになりました。西村さんは俳優生活30周年を迎えての心機一転、森矢さんは事務所の移籍が一つのきっかけになりました。
有名どころでは、さまぁ~ず、くりぃむしちゅーなど改名した芸能人は数々いますが、ここでは近年改名した女優、若手女性タレントを主に紹介するとともに、その改名が好転するポイントを考えます。
名前をカタカナ表記にしてから一気にブレイクした橋本マナミ
最近の若手女性タレントの改名といえば、まず思いつくのが女優「清水富美加」さん。今年「幸福の科学」に出家し、活動名を「千眼美子(せんげん・よしこ)」に改めたことは、大きな話題となりました。
また、その清水さんのかつての同僚で、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で大ブレイクした女優「能年玲奈」さんは、トラブルを乗り越え、2016年より「のん」の芸名で活動しています。声優として主演したアニメ映画『この世界の片隅で』が大ヒットしたのは記憶に新しいところです。
バラエティ番組で“愛人にしたい女性タレント”として大人気の「橋本マナミ」さんは、もともと「橋本愛実」と漢字表記で活動していました。97年に『全日本国民的美少女コンテスト』で入賞したことをきっかけにデビュー。主に女優として活動していましたが、なかなか大きな仕事に恵まれず、「死体役が多かった」ことをブレイク後に笑い話にしていました。
2012年に所属事務所を移籍したことをきっかけに、下の名前をカタカナ表記に改名。グラビアにも積極的に出演し、“愛人”キャラを打ち出して、一躍人気者になりました。現在は人気女優の仲間入りを果たしています。
妹・広瀬すずさんとともに女優として活躍する「広瀬アリス」さん。デビュー当初は「広瀬晶」として活動していました。改名の時期や名前の由来などは明らかにされていないようです。筆者が2008年に取材した時には「晶」さんでしたが、2009年8月に「ミスセブンティーン2009」に選ばれた時には「アリス」さんだったので、おそらくこのタイミングではと思います。ミスセブンティーンを機にモデル、そして女優として飛躍したアリスさんです。
芸名の“姓”を外し本名の“名”だけで改めて始動した友利恵、早織
2005年『第30回ホリプロ タレント スカウト キャラバン』でグランプリを受賞した「緑 友利恵」さん。映画『GANTZ PERFECT ANSWER』などに出演するなど、主に女優として活動してきましたが、今年1月、“心機一転”ということで、「友利恵」に改名しました。そしてモデルなど活動の場も広げています。
10代の頃、ドラマ『ケータイ刑事 銭形雷』や映画『舞妓Haaaan!!!』に出演した「小出早織」さんは、2010年に「早織」に改名。最近では舞台『新世界ロマンスオーケストラ』や河瀬直美監督の映画『光』などに出演しています。
友利恵さんも早織さんも本名で、以前は“姓”のみ芸名の形でしたが、現在は本名である下の名前で活動しています。
その早織さんと同じく、河瀬直美監督作品で注目されたのが「阿部純子」さん。2014年に河瀬監督の映画『2つ目の窓』で主役に抜擢され、その時は「吉永淳」の芸名で活動していました。同作で第4回サハリン国際映画祭主演女優賞などを受賞するなど、女優として一気に飛躍しましたが、その後芸能活動を停止。昨年本名「阿部純子」として女優復帰し、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、ドラマ『4号警備』(NHK)に出演しています。
アイドルグループ「アイドリング!!!」初期メンバーとして人気だった「小泉瑠美」さんは、2011年に同グループを卒業。事務所移籍後、「長谷川るみ」と改名。現在は女優活動をメインに行っており、ドラマ『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)などに出演しています。
プチ改名としては「SUPER☆GiRLS」の初期メンバー「宮崎理奈」さんが今年から「崎」を旧字体から新字体にして活動しています。
成海璃子、杉咲花など子役からステップアップする段階で改名する人も
子役として活動していた人が、本格的に役者として活動するにあたり事務所を移籍する際、本名から芸名になるパターンもあります。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』や、映画『無限の住人』で木村拓哉さんと共演した「杉咲花」さん、その先輩で、これまで数多くのドラマ、映画などに出演してきた「成海璃子」さんらがこれにあたります。
また中学生時代から雑誌「ラブベリー」などでモデルとして活動していた「未来穂香」さんは今年から、成海さんや杉咲さんと同じ事務所に移籍し「矢作穂香」として活動再開、子役として多数のドラマや映画で活躍した「吉田里琴」さんは「吉川愛」として今年からやはり同事務所に所属して活動再開しています。
アンジュルム、チャオ ベッラ チンクエッティ…改名によりさらに飛躍を目指すアイドルグループ
一方、アイドルグループで改名したケースに目を向けると…。まずハロー!プロジェクトから2010年にメジャーデビューして以来、人気者になった「スマイレージ」は、2014年に「アンジュルム」に改名。グループ名の一般公募もされましたが、メンバーの中西香菜さんによる案で、「アンジュルム(ANGERME)」になりました。フランス語で“ange”(アンジェ/天使)と“larme”(ラルム/涙)を組み合わせ、“天使のような優しい心で、いろいろな涙を一緒に流していこう”という思いが込められています。
またアンジュルムの大半のメンバーと同じハロプロの研修生「ハロプロエッグ」出身のグループ「THE ポッシボー」は、2015年に「チャオ ベッラ チンクエッティ」に改名しました。同年、事務所を移籍したタイミングでした。
アンジュルム、チャオベラとも、ファンだけでなく、アイドル界で広く知られる人気者になっていたので、その改名は危惧される部分もありました。実際改名の発表をした当初はファンからネガティブな意見もありましたが、今や新しい名前が浸透して、以前の名前時代よりもさらに進化した姿を見せています。
また“ガールズバンド”と“アイドル”の二刀流で活動する「凸凹凸凹-ルリロリ-」は2012年「姫carat」としてデビュー。そして一昨年、現在のグループ名に改名しています。
8人組アイドルグループ「palet」は結成5年目の節目にあたり、6月より大文字の「PALET」に改名しました。「ベストアルバムの発売を一つの区切りとし、ここからグループがさらに大きくなるために」というのがその理由とのことです。
本人の気持ちだけでなくタイミングを客観的に考えることも必要
若手タレントで改名する人には、事務所を移籍するタイミングや活動の節目などで心機一転というケースが多いようですが、一定期間活動してきて、やや停滞気味になっている人にとっては、新たな流れを呼び込むためのよい転機になるといえるでしょう。活動は至って順調ながら、それまでのイメージから脱皮したり、さらなる進化を見せたいという場合も有益です。
ただ、人気が上昇してきて、世の中的に認知度が上がってきた時などタイミングを見誤ると、せっかく付いてきたファンを逃がしてしまうことになりかねません。そのタイミングはやはり慎重に考えたいところです。
文/田中裕幸
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