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次世代 朝ドラヒロイン“本命”女優を探る ポイントは清楚さと演技力とNHK経験!?

日本タレント名鑑 / 2017年6月27日 7時55分

次世代 朝ドラヒロイン“本命”女優を探る  ポイントは清楚さと演技力とNHK経験!?

NHK連続テレビ小説、現在の『ひよっこ』でヒロインを務めるのは有村架純さんですが、有村さんが2013年の朝ドラ『あまちゃん』でブレイクしたのは多くの人が知るところです。また『あさが来た』のヒロイン・波瑠さんは何度も朝ドラのオーディションを受けたと聞きます。

朝ドラでヒロイン以外の主要キャストを演じている人にはオーディションで最終候補になった人が演じる場合が多いようですが、もしかしたら、最近の朝ドラに主要キャストとして出演している人の中にも、近々の朝ドラでヒロインを務める人がいるかもしれません。

今のところ、朝ドラヒロインは2018年前期の永野芽郁さんまで発表されていますが、それ以降のヒロインになりそうな人をさぐってみましょう。

『とと姉ちゃん』三姉妹の妹たち、相楽樹、杉咲花に注目

昨年放送された『とと姉ちゃん』で、ヒロイン・常子(高畑充希さん)とともに人気になった三姉妹・鞠子役の相楽樹さんと、美子役の杉咲花さん。

相楽さんは朝ドラ出演直後、BSプレミアムのドラマ『横溝正史短編集/黒蘭姫』に出演したほか、ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)、『3人のパパ』(TBS系)などにレギュラー出演。また今年から大量出稿のチョーヤ『酔わないウメッシュ』のCMに出演。人気の幅を広げています。

朝ドラは『ゲゲゲの女房』にも出演していた相楽さん。『とと姉ちゃん』出演時から「よく“昭和顔”と言われるのが悩み」と話していましたが、明治、大正、昭和時代を描いた作品が多い朝ドラにはうってつけと言えるでしょう。

一方、杉咲さんは、主に映画で話題作に続々出演。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』での熱演で「日本アカデミー賞」最優秀助演女優賞をはじめ、数々の映画賞で受賞したほか、木村拓哉さんと共演した『無限の住人』も大きな話題となりました。

今まさに旬の女優の一人といえますが、今後さらに人気女優としての地位を固めていきそうな杉咲さん。数年後、宮崎あおいさん、堀北真希さん、有村架純さんのパターンで、スターになってからオーディションなしでヒロインを務める形もあるかもしれません。

『あさが来た』では“超・清純派”の小芝風花、“演技派”の吉岡里帆に注目

そしてその前の『あさが来た』で注目はヒロイン・あさ(波瑠さん)の娘・千代役を演じた 役を演じた小芝風花さん。そしてその友人の宜ちゃん役を演じた吉岡里帆さん。

小芝さんは朝ドラ出演後、ドラマ、映画に次々と出演。今年2月にはデビュー映画『魔女の宅急便』以来の主演映画『天使のいる図書館』が公開されたほか、夏に放送されるNHKドラマ『ヒロシマ8.6ドラマ  ふたりのキャンバス』で主演します。

小芝さんは現在20歳。そうとは思えないほど童顔で、その清純なルックスは、朝ドラヒロインのイメージにぴったり。NHKの報道番組『これでわかった!世界のいま』にゲスト出演したり、ドラマ以外のNHKの番組に出演するケースもあり、ここでも優等生的で清楚なイメージで、お茶の間の好感度も高いと思います。

一方、吉岡さんは朝ドラ出演をきっかけに数多くのドラマ、映画、CMに出演しています。もともとNHKのドラマ『美女と男子』で注目され、それがきっかけで『あさが来た』のスタッフの目にとまり、出演につながったと言います。それまでも朝ドラのヒロインオーディションに何度かチャレンジし、やっと念願の朝ドラ出演となりました。

吉岡さんの強みは同年代の女優の中では特に卓越した演技力。ドラマ『カルテット』で見せた悪女ぶりはメインの4人を喰ってしまうような怪演(!?)で、長尺の掛け合い芝居での迫力は大きな評判となりました。また美人過ぎず親しみやすいルックスと、いまどきというよりは昭和時代の女性がハマりそうな雰囲気も強みです。

『あさが来た』ヒロインの波瑠さんも、朝ドラでは『てっぱん』『純と愛』『あまちゃん』のオーディションで落選したあと、4回目のチャレンジで『あさが来た』のヒロインに選ばれたといいます。今や女優として独自のポジションを築いた感のある吉岡さんですが、満を持してのヒロイン起用も楽しみです。

『べっぴんさん』で注目はすみれの娘・さくら役の井頭愛海、そして“NHKの秘蔵っ子”久保田紗友

今年春まで放送された『べっぴんさん』から注目の存在は、まず芳根京子さん演じたヒロイン・すみれの娘・さくら役の井頭愛海さん。2012年、『全日本国民的美少女コンテスト』入賞、その後入賞者で結成されたアイドルグループ「X21」のメンバーでもある井頭さん。女優としてはまだまだ未知数ですが、清楚で元気なキャラクターは朝ドラヒロインのイメージにぴったりです。年齢も16歳で、今後の伸び代に注目です。

そして同作で、さくらが通うようになるジャズ喫茶『ヨーソロー』でアルバイト店員として働いていた五月役の久保田紗友さん。『べっぴんさん』以前も『インディゴの恋人』、『喧騒の街、静かな海』、『運命に、似た恋』などNHKのドラマで重要な役で出演しており、一部では“NHKの秘蔵っ子”と言われています。特に、やはり朝ドラでブレイクしたディーン・フジオカさんと共演した『喧騒の街、静かな海』で見せた演技力は評判となりました。彼女もまだ17歳。今後が楽しみです。

大人主人公のドラマがあれば“大穴”として注目の佐藤仁美

現在放送中の『ひよっこ』で“すずふり亭”のホール係・高子役で出演している佐藤仁美さん。実は彼女18年前、1999年の『あすか』を皮切りに、これまで5本の朝ドラに出演しています。今回の高子役もちょっと無愛想ながらユニークな存在感でお茶の間の人気者になっています。

朝ドラでは、ヒロインは主に10代からを生きる姿を描く形が多いですが、2006年に放送され藤山直美さんがヒロインを務めた『芋たこなんきん』のような、大人としての時期を長く扱う作品ができれば、佐藤さんが長年の朝ドラ出演でついに初のヒロインということもあるかもしれません。

この佐藤さんはかなり“大穴”という気がしますが、『ひよっこ』ではみね子の幼馴染・時子役の佐久間由衣さんをはじめ、最近出番はなくなりましたが乙女寮の面々など、将来のヒロイン候補もいます。「この子がヒロインならどんな役が合うかな」という目線観ても面白いかもしれません。

また先日ヒロインに発表された永野さんも、その前の2017年後期『わろてんか』のヒロイン・葵わかなさんも、朝ドラ出演経験はありませんが、永野さんはNHK大河ドラマで千姫役として出演。また葵さんもドラマ単独初主演作がNHKのBSプレミアムで放送された『舞え!KAGURA姫』でした。朝ドラ以外のNHK作品の主要キャストで出演している女優も見逃せませんね。

文/田中裕幸

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