19歳4人組ガールズグループ・@ onefiveの5年目の進化と覚悟
日本タレント名鑑 / 2024年5月2日 17時5分
![19歳4人組ガールズグループ・@ onefiveの5年目の進化と覚悟](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/talemenews/talemenews_20240502471425_0-small.jpg)
全員が19歳、ブレイクが期待される4人組ガールズグループ・@onefiveが4月にメジャー1stアルバム『Classy Crush』をリリースしました。15歳のときに結成され5年目。音楽的な進化を続ける彼女たちの歩みと今年にかける意気込みを紹介します。
★15歳のときに結成 音楽面で進化を続けるとともに ドラマ出演でも注目
@onefiveは、MOMOさん、KANOさん、SOYOさん、GUMIさん、全員が現在19歳の4人組です。“成長期限定ユニット”として小中学生のメンバーで編成された「さくら学院」(2021年活動終了)に在籍していた、当時中学3年生の4人で2019年に結成。当初、SNSのアカウントが開設されたものの正体を明かさないというミステリアスな登場で話題になりました。その後メンバーの素顔が明かされ、初のオリジナル楽曲『Pinky Promise』を配信リリース。そして2020年6月には初のCDシングル『まだ見ぬ世界』をリリースし、以降もそのレベルの高いダンスパフォーマンスでじわじわと人気を集めていきました。またファッションブランドとのタイアップなども行い、男性ファンに限らず、同世代の女性に高い人気があるのも特徴です。
2022年にはドラマ『推しが武道館にいってくれたら死ぬ』の主題歌『未来図』で待望のメジャーデビュー。本作には彼女たちも劇中アイドル役で出演。ほとんどのメンバーが演技初体験の中、フレッシュでありながらも、そのキャラクターを見事に演じ切った演技力が好評を得、彼女たちの可能性の幅を広げました。
メジャーデビュー後にリリースした『未来図』『Chance』は、基本的にそれまでの彼女たちの音楽性を踏襲していたものの、2023年夏に発表された『Justice Day』ではサウンドプロデュースにRyosuke “Dr.R”Sakai氏、コレオグラファーにKAITA氏を迎え、それまでの@onefiveとはガラッと変わった重低音が効いたサウンドと、HIP-HOPテイストのダンスを繰り広げ、初披露時には観客をあっと驚かせました。同曲から彼女たちの音楽性がどんどん変化していっている印象です。
メンバーたち自身も初めて『Justice Day』をもらったときには、驚きやとまどいがあったようで、同曲以降は、「自分たちのキャパ外の曲でそれを頑張って練習して、みたいな感じなので。なんかメジャーデビューしてから特に一曲一曲で私たちも変わった歌い方、表現を見せられているんじゃないかなと思います」(GirlsNews、2024年4月掲載)とメンバーのGUMIさんは語っています。
また、もともとガールズライフを描いた曲や目標に向かって頑張る姿を描いた内容のものが目立った@onefiveの楽曲ですが、昨年末から『F.A.F.O』『ショコラブ』『Mr.Gorgeous』と、立て続けに恋愛を扱った楽曲、しかも、好きな人を誘惑したい女の子、恋人に対して怒っている曲など、それぞれタイプの違う恋愛を歌い、彼女たちの表現力の幅が広がっています、
★日本のアイドルとも、K-POPアイドルとも違う “日本の良さ”を存分に取り入れた本格パフォーマンス
そんな彼女たちのメジャー1stアルバムの『Classy Crush』には、メジャーデビュー後に発表した楽曲をすべて収録しています。
キュートなルックスで、高いアイドル性があるのも彼女たちの人気の要因になっていますが、そのステージパフォーマンスは歌もダンスも本格的な実力派。日本のアイドルとは一線を画するその楽曲や、レベルの高いスタイリッシュなパフォーマンスは、K-POPアイドルと比較されがちですが、彼女たちが提示するものはあくまで“日本の”強い女の子だと言います。
昨年から“Japanese Classy Crush”をテーマに掲げて歌っている彼女たち。特に最新アルバムのリード曲『OZGi』はそれを象徴する一曲になっています。メンバーのMOMOさんは「私たち、日本に生まれて、日本人の4人で結成して、日本で活動しているからこそできるものだなと思って、『OZGi』にはそのテーマを存分に詰め込みました」(同上)、GUMIさんも「私たちなりに、日本の音楽の良さをアピールしつつ、海外の音楽の要素も取り入れて発信していきたいなと思ってるので、『OZGi』はそれがすごく表れている一曲じゃないかなと思います」(同上)とアピールします。
和テイストの音色や日本の美しいことばも取り入れたこの新曲 『OZGi』 。ハードながら、日本人らしさを感じさせるしぐさも交え、どこかしなやかさも兼ね備えた美しいパフォーマンスを繰り広げています。中でもメンバー4人が高速おじぎをする“OZGiダンス”は見どころです。
★メジャー1stアルバム、新曲『OZGi』にかける4人の並々ならない覚悟
2019年の結成以来、これまで着実に成長を続け、今後がますます楽しみな4人。8月からはライブハウスツアーがスタート。今後の目標としてZeppツアーを掲げ、そして日本武道館単独公演開催を目指すと言います。
MOMOさんは「今私たちすごく、これからの@onefiveに希望を持っているんですよ。でももちろん同時にもっと頑張らなければいけないという危機感もすごく感じていて……」と語ります。さらにファンの気持ちを盛り上げ、「本気で@onefiveともっともっと上に行きたいと思わせられるようなパフォーマンスをしていきたい、曲を作っていきたい、そんな思いでいっぱいです」(同上)と意気込みを語っています。
今のままじゃダメだ、という“危機感”はほかの3人も語っていて、「今年で20歳になって、やっぱり楽しくやるのも大事だけど、いつまでもおんなじ感じで続けられるわけじゃないじゃないですか。もしかしたら、もうできなくなるというのもあるかもしれないし……」と語るのはGUMIさん。「だから@onefive、ここで劇的な進化を見せたい! メンバー、マネージャーさんなどチーム@onefiveもそうだし、@fifth(ファン)までもみんなが@onefiveの活動に熱くなれるような、そんな活動を、そんなライブをできたらいいなと思います」(同上)と力強く語ってくれました。
筆者はメンバーにアルバムリリースタイミングでインタビューさせてもらいましたが、これまでの彼女たち通り、楽しくわちゃわちゃと盛り上がりつつも、このメジャー1stアルバム、そして新曲『OZGi』を盛り上げて、今よりもっともっと上に行かなければ、という並々ならない覚悟を、それぞれの目に、言葉に感じました。彼女たちにとって勝負となる、これから迎える20歳の一年、期待せずにはいられません。
文/田中裕幸
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