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【詳報】「会長からの指示があった」自民党安倍派会計責任者がキックバックの経緯明かす 自民党裏金事件

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月18日 15時7分

TBS NEWS DIG

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件の裁判で、安倍派の会計責任者がキックバックについて、「会長の指示を受けてから、派閥の会員に連絡した」と話しました。

自民党安倍派の会計責任者・松本淳一郎被告(76)は、派閥のパーティー券収入や議員へのキックバックなどの収支、あわせておよそ13億5000万円を収支報告書に記載しなかった罪に問われていて、先月の初公判で起訴内容を概ね認めています。

きょうは弁護側の被告人質問が行われ、派閥の各議員に課したパーティー券販売のノルマについて、松本被告は「ノルマはどれくらいにすれば良いかを私が案を考えて、清和会の(当時の細田博之)会長に説明した」「会長のゴーサインが出てから還付作業(キックバック)を進めた」と説明した上で、「従来から事務局長が会長に報告して還付するしないという指示が出てから動くことになっていた。私が独断で『還付します』とは一切言えません」と話しました。

「キックバックをやめる動きはあったか」との問いに松本被告は、「おととし3月ごろに、当時の安倍会長から『キックバックのやり方に問題がある』と指摘を受けた」と明かした上で、「塩谷さん、下村さん、西村さん、世耕さんが出席した幹部会議でやめることが決まったが、ある幹部から『ある議員がキックバックしてほしいと言っている』と話があった」「塩谷さんに相談し幹部を集めた会議で、『キックバックしてほしい会員が他にも何人もいる』ということで再開する結論になった」と語りました。

ただ、「ある幹部」が誰かについては弁護側は質問せず、松本被告も明かしませんでした。

最後に、弁護側から今回の事件について問われると、「自民党本部にもご迷惑をおかけして申し訳なく思っている。世の中の方々に疑惑を持たせてしまったことに大きな反省をしている」と述べました。

次回は7月9日に、検察側の被告人質問が行われる予定です。

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