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携帯電話の契約にマイナカード? ネット契約では必須に、しかし保有率は73.8%…【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月19日 20時19分

TBS NEWS DIG

携帯電話の契約でも、マイナンバーカードが必要になる場面が増えます。政府はネットでの本人確認をマイナンバーカードに一本化することなどを決めました。

携帯の契約にマイナカード? 対面では「ICチップの読み取り」が義務化へ

岸田総理
「このたび、政府として初めて、詐欺全般に特化した総合対策を取りまとめました」

18日、政府がSNS上の「なりすまし広告」特殊詐欺への対策に新たな方針を決定しました。

その中のひとつにあったのが、携帯電話を「対面」で契約するときの本人確認の方法。これまではカードの写真と本人を照らし合わせるなどしていましたが、今回決定した対策では、マイナンバーカードなどに搭載されている「ICチップの読み取り」を事業者に義務付けました。

またネットなど「非対面」で契約するときの本人確認はマイナンバーカードに一本化。運転免許証や健康保険証での確認方法は廃止されるといいます。

その理由が、特殊詐欺などに不正に契約した携帯電話が多く使用されているということ。実際、大阪ではこんな事件が…

大阪・八尾市 松田憲幸 市議
「私になりすました方がマイナンバーカードを提示してロレックスを購入している形跡があって、それが225万円のロレックス」

約225万円のロレックスを勝手にローンで購入され、さらにキャッシュレス決済では17万円も被害にあったといいます。

その原因が“スマートフォンの乗っ取り”。何者かが券面を偽造したマイナンバーカードを使い、知らぬ間にスマホを機種変更されたというのです。

大阪・八尾市 松田憲幸 市議
「マイナンバーカードの目視による確認なので、結局、私の名前・住所・生年月日さえあっていれば、その写真の中身は別の方でも通じる

河野デジタル大臣は「マイナンバーカードのICチップを使うことで確実に本人確認ができる」などと、詐欺被害を防ぐ効果を訴えます。街の人たちの反応は?

女性
「(情報を)読み取って流出しましたは困るかな」
女性
「マイナンバーカードしか持ってないので、選択肢があった方がいいんじゃないかな、と」

男性
「詐欺とかニュースで出てくるので(その対策なら)賛成」
男性
「いい方に向かって行くれるなら賛成」

ネットでの本人確認でマイナカードが必須に しかし保有率は…

井上貴博キャスター:
携帯電話を契約する際、本人確認書類のICチップの読み取りが義務化されました。

【対面での本人確認】
ICチップがあるものであればマイナンバーカード以外の運転免許証、在留カードなども利用可能
【非対面での本人確認】
マイナンバーカードのICチップを使った方法に原則一本化

“十分な準備期間を確保した上で実施する”とのことです。

そもそもマイナンバーカードの保有率はどのくらいなのか。マイナンバーカードを持っている人は73.8%。裏を返すと“約4人に1人はまだ持っていない”という現状があります。

さらに現在の紙の健康保険証は12月2日に廃止されます。廃止後は原則マイナンバーカードと一本化したマイナ保険証を利用する事になりますが、マイナ保険証の5月の利用率は7.7%ほどです。

ホラン千秋キャスター:
医療機関に行っても「マイナ保険証を提示してください」という機会が必ずしもあるわけではない。そうなると「紙の保険証があった方が便利」という声もあります。また、マイナンバーカードを持っていない人たちにどう対応していくのか、ということも重要ですよね。

井上キャスター:
やはり「義務化されていないのに、事実上義務化」のように外堀を埋めるようなやり方がマイナンバーカードへの嫌悪感を高めているところも感じます。義務化するのか、メリットをより高めていくのか。その両方しかないのかなという気がしてきます。

マイナ保険証の申し込みについては、このような調査結果があります。

【利用申し込みのきっかけ】
マイナポイントがもらえるから:84.0%

【利用申し込みをしない理由】
健康保険証としての利用にメリット・必要性を感じない:32.2%
特に理由はない:24.7%

申し込みをしない理由すら特にない、という方も一定程度いるという現状が今あります。

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