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眞鍋監督が課した“ノルマ”に古賀紗理那「いっつも20点以降頭によぎるので、とにかく決めないとって・・・」

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月20日 12時0分

TBS NEWS DIG

ネーションズリーグの予選ラウンドを8勝4敗(大会成績5位)の世界ランキング7位で終え、パリ五輪出場を決めたバレーボール女子日本代表。20日から始まるファイナルラウンド(タイ)を前に、眞鍋政義監督(60)、主将の古賀紗理那(28)、小島満菜美(29)、宮部藍梨(25)、石川真佑(24)がその心境を語った。

石井アナ:パリオリンピック出場を決めました。バレーボール女子日本代表の皆さんです。おめでとうございます!2年半やはり準備をしていた中で、つかみ取った目標ですけども。

眞鍋監督:長かったですね。長かった。

石井アナ:キャプテンの古賀選手、いかがでしょうか?

古賀選手:この大会はパリオリンピック出場を目標に戦ってきたので、素直にとても嬉しいです。

石井アナ:お客さんの力っていうのは、どのように感じられましたか。

古賀選手:本当に会場でたくさんの方が応援してくださって、私たちの背中を押してくださってるのを試合中にとても感じることができたので、とても力になりました。

小島選手:いろんなプレーに対してすごく喜んでくださったりとかするのを聞くとやっぱり私たちもすごい力を受けます。

宮部選手:やっぱり切符を掴んだっていうところはすごく嬉しいんですけど、まだ私たちは試合が残ってるので、気持ちを緩めずにまたチーム一丸となって同じ方向を向いて次の試合に集中していけたらいいなと思っています。

石井アナ:このネーションズリーグの前にお話を伺った際にですね、とにかく開幕戦。トルコ戦、トルコで行われる世界ランク1位のトルコと対戦、これが大事なんですと古賀さんもおっしゃってました。見事に31得点、両チーム最多の得点で勝利しました。

古賀選手:本当にポイント獲得のために初戦から世界ランク1位のトルコとあたるということでやっぱり勝つと負けるとではポイントの入り方が全く違ったので、本当にみんなで気持ちを一つにして、まず初戦にピークを持ってこれたのが勝因かなと思います。

石井アナ:眞鍋さん、やっぱりそこが大きかったんですね。

眞鍋監督:5月15日(日本時間16日)ですよね。もうこの日にちにピークを持って行くのがね、大変で。よく勝てましたね。

一番プレッシャーに強いのは?

石井アナ:今から質問をさせていただきます。このネーションズリーグに関して一番当てはまるなっていう方を伺っていきたいんですが、よろしいですか。それではまず一つ目の質問です。一番プレッシャーに強いのは?(札を挙げて)古賀選手が3人。そして1人だけ宮部選手。

古賀選手:いつも苦しい時というか、向こうがセットポイントだったりこっちがセットポイントのところで、ピンチサーバーでサーブを打って、しかも本当に崩してこっちの点になるっていう展開がこの大会とても多かったので、勝負強いなと思ってます。

宮部選手:24点目とか、劣勢のときに出ることが、今大会というか1週目から含めて多くて、内心いつもドキドキしながらサーブを打っていたので。見てもらえてよかったなと思いました。笑

石井アナ:日本中みんな見てましたよ!眞鍋監督もやっぱりそういう思いがあって、何か変えてくれるんじゃないかとか?

眞鍋監督:いや宮部を出すときは、私はもう、脇の下から汗がダラダラっと。一番緊張してました。笑

石井アナ:監督が一番緊張されてた?

眞鍋監督:昨年よりも、この半年でガラッとサーブが変わったんですよね。だから何があったのか、1回僕も聞いてみたいです。

石井アナ:ちょっとぜひ。何があったんですかね?

宮部選手:何があったんでしょうか・・・。でもとにかく打つときは、「ミスっちゃうかも」とかは全く考えないようにしてて、「奥に打つ」「相手の肩口に打つ」それだけしか考えてないです。逆に何も考えてないかもしれないですけど、いい意味で。

石井アナ:パリでも大変楽しみですよね、監督。

眞鍋監督:期待してます。

石井アナ:さあそして3選手は、古賀紗理那選手、キャプテンを挙げました。石川選手、なぜ古賀選手を選ばれましたか?

石川選手:やっぱり勝負どころだったり、決めてほしいところで、苦しい場面でも本当にたくさん決めてくれてて。そこが本当に、チームとして救われてるポイントが多かったなというふうに感じます。

石井アナ:古賀選手はどのような意識でプレーされてるんですか?

古賀選手:監督から、「20点以降の決め方」っていうのをいつも言われてて、もういっつもその言葉が20点以降頭によぎるので、とにかく決めないとっていう気持ちでいってます。

石井アナ:古賀さん、これもう耳にタコができるぐらい聞いてると。

眞鍋監督:古賀にはもう2年前から、「1セット5点取ってほしい」って言ったんですよ。世界で1セット5点取るのはもう本当に数名しかいないんで。だからこのトルコ戦も30点でしょ。5セットですから。すごいんですよ。5点はすごいですよ本当に。

石井アナ:監督のその言葉っていうのは意識してるんですか。

古賀選手:めちゃくちゃ意識してます。だから本当に20点以降はそれしか頭になくて。

石井アナ:この後の戦いもね、そこに注目して見ていただきたいと思います。

MVPは眞鍋監督?

石井アナ:2つ目の質問に参りたいと思います。パリオリンピック出場を決めたネーションズリーグ予選ラウンド、ここまでのMVP挙げるとしたら、誰になるでしょうか?直感でお願いいたします。・・・監督の名前(の札)が挙がってる!

小島・・・石川、宮部、眞鍋監督
古賀・・・小島、石川、眞鍋監督
宮部・・・小島、石川、眞鍋監督
石川・・・古賀、小島

眞鍋監督:それは、僕でしょ。笑

石川選手:選手だけかと思ってました・・・。

石井アナ:監督先ほど「俺でしょ」っておっしゃってました。

眞鍋監督:いやそれは、冗談、冗談です。やっぱり選手全員ですよ。(リザーブ選手含む)18名。

石井アナ:小島さん、監督もしっかり入れてましたけど。

小島選手:そうですね。ワンチームなのでスタッフ、選手含めて勝ち取ったと思っています。

石井アナ:もう100点な回答ですね。

眞鍋監督:はい。笑

石井アナ:古賀選手、3人を挙げましたけど。

古賀選手:いや、でも本当にチームみんなだなと思っていて。苦しいときに代わって入った選手が助けてくれたりとかしてたんで、本当にみんなで勝ち取ったかなと思います。

石井アナ:その通りですよね。ワンチーム、ワンドリームという言葉って、これ監督が考えられたんですか。

眞鍋監督:昨年(五輪予選で)オリンピックの出場権を取れずに。半年間ずっと考えてました。来年は何にしようかなと。(ある日)ぱっと朝早く、目が覚めたらその言葉が出てきました。

石井アナ:今古賀さんがね、「いつも朝早い」って言ってました。監督早いんですか?

眞鍋監督:朝早いです。たまたま何かいいフレーズないかなというときに、ワンチーム、ワンドリーム。

石井アナ:小島さんめちゃくちゃ笑ってますけど。

小島選手:やっぱ朝にひらめくんだなと思いまして。

パリ五輪の目標は「これから選手とスタッフとみんなで話し合って」

石井アナ:パリオリンピック、まさにここまで大変長い道のりだったと思います。去年のパリオリンピック予選というのは、開幕5連勝で王手をかけたところからトルコとブラジルに敗れてあと一歩届かないということになりましたけど。宮部選手にとっては、その苦しさ、思いっていうのはどんなものだったんでしょうか?

宮部選手:やっぱり、もうすぐつかめるところまで来てたものを、力が足りずに逃してしまったっていう部分はあったので。一人一人すごい考えるものっていうのがあったと思いますし、その後みんなリーグに戻りましたけど、いろんなことを思いながら、考えながら、半年くらい、ここに再集合するまでプレーしてきたのかなっていうのはあるので。いろんな思いを持ってみんなが集まってきて、今年、っていうことだったので、なんだろう・・・ぐっとくるものがありましたね。

石川選手:やっぱりあの舞台(五輪予選)で切符を取れなかった悔しさというのはすごくありましたし、そこからそれぞれが、自分のチームでやっていく中で、自分もそのときよりも「強くなりたい」「上手くなりたい」っていう気持ちを忘れずに、「絶対今年、しっかり取り切ろう」というふうに思いながら、練習を取り組んでいました。

石井アナ:小島選手、眞鍋さんから言われた言葉だったりとか、予選が終わってから切符をつかみ取るまでの間でお話されたことはあるんですか。

小島選手:私自身、すごくコミュニケーションを大事にしていて。去年切符が取れなかったところから、ワンチームでやっていくためにすごくコミュニケーションが大事だっていう話をずっと眞鍋さんはしてくださってました。

石井アナ:眞鍋監督もパリオリンピック出場という最大の目標を持って戦ってこられて、去年取れなかった切符。どんな思いで今回のネーションズリーグに挑んでいたんでしょうか。

眞鍋監督:2年半前、監督に再就任したときに、前回は東京オリンピックでしたので(開催国として)無条件で出場できたんですよね。ほとんどこのオリンピック予選を戦ったことない選手ばっかりだったので、果たしてこれどうなるのかなというところから始まったんで。本当によく頑張ってくれました。

石井アナ:古賀選手、プレッシャーというのも感じながら戦われていたわけですよね。

古賀選手:今回の大会は本当にプレッシャーというか、ポイントをこれまで以上に意識した大会だったんですけど、みんなでひとつになって、強豪国にも勝てましたし、そこは本当に成長したポイントだなと思います。

石井アナ:小島さん、また戦う目標が新たにできたと思うんですけどどんなものにこれからしていきたいと思ってらっしゃいますか。

小島選手:チームとしても個人としてももっともっと成長していきたいなっていうふうに、一番は今は思ってます。

石井アナ:宮部さんはいかがでしょうか?

宮部選手:今年からはサーブで入ったりとか、前の攻撃以外にも役割っていうのができたのかなっていうふうに思っていて。どういう場面で自分を必要にされているのかっていうのは自分でちゃんとわかって、その場面場面で求められている仕事をできるようにっていうふうに。しっかり準備していきたいと思っています。

石井アナ:古賀選手と石川選手は東京オリンピックも経験されて、そしてその中で悔しい思いっていうのもあったと思うんですけども。石川選手、どんな思いで今度のパリには、挑んでいきたいと思ってらっしゃいますか。

石川選手:やっぱり東京オリンピックでは予選突破できなくて悔しい思いっていうのはすごいしたので、またパリで試合ができるチャンスをもらえて、その悔しさを晴らすっていうのも一つですし、自分が今まで東京オリンピックを終えてから成長したっていうところをプレーで表していければいいなと思います。

石井アナ:お兄様の石川祐希選手も(男子日本代表として)出場。2大会連続で兄弟で出場するということに関してはいかがでしょうか?

石川選手:正直兄弟としてというよりも、それぞれ役割だったりも違うので、あまり話すことはないんですけど・・・なんかもう、それぞれです。

石井アナ:それぞれの戦いと。監督どうでしょうか?

眞鍋監督:同じポジションなんですよ。だからね、お兄さんにどんどん聞いた方がいいと思うんですよね。全く話さないって言うんですよ。どうしてでしょうね。笑

石川選手:いや何かあれば聞いたりはします。笑

石井アナ:相談はするときはる、ということです。

眞鍋監督:わかりました。笑

石井アナ:そして古賀選手は西田選手とね、ご夫婦でオリンピックを目指すっていうところが一つの大きな目標としておっしゃってましたけど、それが実際に達成できて、(西田選手と)お話をされたんですか。

古賀選手:決まってからは、「本当よかったね」っていうことを言ってもらった。注目は向こうの方がされてますけど、女子バレーも負けてないぞっていうところを見せていきたいなと思います。

眞鍋監督:でも珍しいですよね。夫婦と兄弟が。すごいですね。

石井アナ:もう十分女子も注目度は高いですからね。最後にですね、古賀選手にパリオリンピックに向けての意気込み伺いたいと思います。

古賀選手:この大会で成長した部分もたくさんありましたし、改善点も多々あるのでそこをしっかりチームみんなで整理してクオリティの高いプレーをパリで見せられるようにまた全員で戦っていきたいなと思います。

石井アナ:監督、このパリオリンピックで目指す目標というのは。

眞鍋監督:目標はこれから選手とスタッフとみんなで話し合って、どこを目指すのか。2年半前に東京オリンピックが終わったばっかりなんで、前回は10位じゃないですか。ワンステップならベスト8、ツーステップならベスト4、メダルといったらスリーステップですからね。この2年半でいけるのかどうか、そこは選手といろいろ。

石井アナ:まだまだ皆さんネーションズリーグもファイナルラウンド続きますしお体に気をつけて頑張っていただければと思います。ありがとうございました。

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