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通常国会が事実上の閉幕 岸田総理に党内から公然と不満の声 岸田総理に難局続く

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月21日 16時51分

TBS NEWS DIG

「裏金国会」とも呼ばれた通常国会はきょう、事実上の閉会しました。永田町の関心は自民党総裁選へと移っていますが、岸田総理の再選はなるのか、暗雲が立ちこめています。

国会閉会日の自民党代議士会に普段は出席しない岸田総理の姿が。とてもリラックスしているようにみえますが、きのう、党内の議員からこんな不満が出ていました。

自民党 津島淳 衆院議員
「本来、岸田総裁がこの場に来て、挨拶すべきではないか。様々なご苦労をねぎらいたい、そういう思い、心からの思いというものを発するべきではないかと」

こうした声を受け、きょう、岸田総理は自民党議員にこう訴えました。

岸田総理
「政治資金規正法の改正の議論。議論を進める中にあって大きな混乱、あるいはご迷惑をおかけしたということ、お詫びを申し上げる次第ではありますが、自民党を守るために私自身、自民党総裁として決断をさせていただきました」

出席者からは冷ややかな声も聞こえてきます。

閣僚経験者
「自民党を守ったと言われても。日本の政治を守るために戦ってほしかったよ」

ようやく成立にこぎつけた改正政治資金規正法は「検討項目」が数多く残され、野党からザル法と批判されたほか、岸田総理のトップダウンの決定に党内のわだかまりが残ったまま、通常国会はきょう、事実上の閉幕を迎えました。

各党に挨拶回りをした岸田総理ですが、野党からは注文が相次ぎました。

共産党 宮本徹 衆院議員
「宿題はたくさん残っていると思いますので、(裏金事件の)真相究明も含めて宜しくお願いします」

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「閉会中も憲法審査会を是非開いていただいて、総理の公約である(憲法改正を)総裁任期はまだ3~4か月ありますので、10回ぐらい開けますから」

国会の閉幕を受け、永田町の関心は9月に予定される総裁選へと移り始めていますが、党内から公然と岸田総理に退陣を迫る発言も飛び出しています。

自民党・麻生派 斎藤洋明 衆院議員
「次の総裁選にもしも、しっかり改革のできる候補が出てこないのであれば、今度は我々、若手中堅の中から誰かが手を挙げるべきだと思っています」

ある自民党議員は…

自民党・中堅議員
「岸田おろしの狼煙があがっているな」

身内である岸田派議員からも「このまま総裁選に突っ込んでも勝てない」と弱気な声が漏れています。

総裁選では、これまで「ポスト岸田」と注目されてきた議員のほか、小林鷹之・前経済安全保障担当大臣らを推す声があがるなど、水面下での政局が動き始めています。

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