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荒木絵里香さん「ここからはまずメンバー選考」眞鍋ジャパンパリ五輪へ、12人“プラス1人”の重要性語る【ネーションズリーグ】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月24日 17時0分

TBS NEWS DIG

バレーボールの世界最強国決定戦・ネーションズリーグで主要国際大会10年ぶりとなる銀メダルを獲得した女子日本代表(世界ランク6位)。五輪前哨戦となる今大会でパリへの切符も獲得し、本番に大きく弾みをつけた。解説を務めた元バレーボール日本代表で2012年のロンドン五輪銅メダリストの荒木絵里香さんは、パリ五輪に向けて「まずはメンバー選考」とその重要性を語った。

新タ悦男TBSアナウンサー:荒木さんお疲れ様でした。日本がこの決勝の舞台に立って、銀メダルだったということで非常に喜ばしいことですよね。

荒木絵里香さん:銀メダル獲得は素晴らしいです。

新タアナ:46年ぶりっていう。決勝の舞台に進出して、トーナメントを勝ち上がって、これだけ空いてたんですね。

荒木さん:そんなに空いてたんですか。歴史を変えましたよね、一歩。大きな壁を破って、銀メダルは素晴らしいですよね。

新タアナ:大きな自信を手にしたわけなんですけども、試合は3対1で日本が敗れてしまった。今日の勝敗を分けたポイントってどんなところだと感じましたか?

荒木さん:ブラジル戦は序盤で走れたんですけど、(決勝は)もうスタートからイタリアの勢いに押されてしまいましたよね。なかなか自分たちが主導権を終始握れない状態でゲームが進んでいったっていうところが少し苦しかったかなと思います。

新タアナ:なかなか追いつけない展開が1セット、2セット目。ただ第3セットは逆に日本が前に出ると、今度はイタリアの方もついて行くのが精一杯という状況でしたよね。

荒木さん:そうでしたね。マッハとジェット、真ん中のバックアタックが機能し始めると一気に日本のリズムが良くなっていきましたよね。そうなると、イタリアがこれまでなかったミスが出たり、連続得点、サービスエースが出たりっていう日本のリズムが良くなっていきましたね。

新タアナ:バックアタックが使えるシチュエーションがあれだけ増えたっていうのはどういうところにあったんでしょう?

荒木さん:やはりブロックとディフェンスのシステムが機能してきて、使える1本目が返ってきたっていうのが、3セット目に徐々に良くなっていったかなと思います。

新タアナ:またああいうふうに自分たちのものが使えてくるとなると、時間の使い方っていうのは非常に上手になってきますよね。落ち着いてうまくシンクロできるようなパターンっていうのは増えてきてましたもんね。

荒木さん:そうですね、バタバタしなくなりましたよね。1本目の返球をちょっと浮かしたりとか、みんなの攻守の切り替えのスピードも速くなりましたよね。

新タアナ:その辺りを落ち着かせる方法というのも第3セットにあったと思いますし、敗れはしましたけれども、3セット目を見ると、あれを最初から出していけば、ちょっとまた違う展開っていうのがオリンピックでも見られるかなと思ったんですけど。

荒木さん:決勝のあの舞台で2セットをバッと取られてしまった後に、あそこまで盛り返して自分たちの力でセットを取り切るっていうことができたのも、今の実力だと思うので、今日出た課題と、あとは自信を持って次に進んでいってほしいですね。

新タアナ:印象に一番残った選手はどの選手になりますか?

荒木さん:やはり古賀(紗理那)選手ですね。やっぱり決勝の大舞台でもコンスタントに得点を重ねて、高いスキルを存分に発揮してましたね。

新タアナ:古賀は17得点を挙げていますから、4セットまでいきましたので、セット平均では4点超えてますからね。

荒木さん:17点ぐらいで抑えられたゲームだったんですけど、その中でも点数を確実に取れるエースがいるっていうのはもう日本の強みですよね。

パリ五輪へ「まずはメンバー選考」

新タアナ:これからはいよいよパリオリンピックになるんですけども、パリオリンピックに対しての期待というのはどうなりますか。

荒木さん:もうここまで切符を取ることだけ考えてチームは進んでいた。でもここからはパリでどう勝つかっていうところとメダルにチャレンジしていくので、チームとしては、積み上げてきたものをさらに精度を上げて、挑んでほしいですね。

新タアナ:2012年のロンドンオリンピック銅メダルの荒木さんのときの前哨戦はワールドグランプリだったと思いますけど、あのときの流れから銅メダルまでの流れってどういうサイクルだったか覚えてらっしゃいます?

荒木さん:ちょっと覚えてないですけど、私達もその前の年のワールドカップでブラジルに勝ったんです。世界ランク1位のアメリカに勝ったっていうのがすごい自信になって、やっぱ自分たちがこういう世界の国際大会の舞台で、あのブラジル、アメリカに勝てるんだっていうのが自信となって、ロンドンであの結果を得ることができたと思うので、やはりストーリーとしてはちょっと似てるんじゃないかなと。

新タアナ:(眞鍋ジャパンは予選ラウンド第1週の初戦で)世界ランキング1位のトルコにまず勝った。決勝トーナメントで、これまであと一歩及ばなかったブラジルに勝った、本当ですね。

荒木さん:なので期待したいですね。

新タアナ:この1か月ってどう過ごしていくべきですか?大事にされたことってあります?

荒木さん:ここからやっぱり、まずメンバー選考。12人になるんですよ。今選手もいろんな心境だと思うんですけど、決まって12人になったところから、またチームとしては、ギュッと団結して、チームとしてさらに濃いものになっていくんじゃないかなと、押し上げていくんじゃないかなと思います。

新タアナ:あと12人プラス1の13番目の選手っていうのが、チームにとって実はめちゃくちゃ大事っていうふうに聞きますけど。

荒木さん:そうですね。このオリンピックから新しく採用されたルールですよね。ロンドンのときも石田瑞穂さんが13人目というポジションでチームを本当にバックアップしてくれて、彼女のおかげで銅メダル、大きな力を果たしてくれたんですね。なのでこの13人目が誰になるのか、どんな仕事をするのかっていうのも一つキーですよね。

新タアナ:この後、いいチームを作っていくために、どんなことを気をつけていくべきなんでしょうか?

荒木さん:古賀選手がコメントしていたように、チームの助け合いだったり、引き出し合うっていうところで、日本チームはさらに良くなっていくと思うので、そういう点を意識して、さらにチームをぐっと強くなっていってほしいなと思います。

新タアナ:荒木さん、パリオリンピックの女子バレー、ここを見てくださいというところをお願いします。

荒木さん:チーム力です。女子バレーのチーム力です。期待したいです。

新タアナ:ぜひ一丸となってメダルを獲得し、歓喜の瞬間を迎えてほしいなと思います。今日の放送解説は荒木絵里香さんでお送りしました、どうもありがとうございました。

荒木さん:ありがとうございました。おめでとう銀メダル!

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