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57歳・三浦知良、JFLのアトレチコ鈴鹿移籍「やめる選択は僕の中ではない」異例の国立競技場で会見「サッカーの聖地を選んだ」

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月25日 14時15分

TBS NEWS DIG

アトレチコ鈴鹿が25日、J2リーグ・横浜FC所属の三浦知良(57)が日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿に期限付きで移籍することを発表し、同日会見を行った。2022年以来2度目の古巣復帰でプロ39年目を過ごす。

会見は移籍先の鈴鹿ではなく異例の国立競技場で行われた。出席した斉藤浩史オーナーは「今回サッカーの聖地である国立競技場を選ばせていただきました」と説明した。

斉藤オーナーから熱烈なオファーを今年の1月と4月に2回にわたって受けたという三浦。「鈴鹿でのプレーを熱く望んでる気持ちを十分すぎるほど聞かせてもらった」といい、「そんな中でも決断というのは常にそんな簡単なものではなくて、やる以上は自分が本当に100%グラウンドで情熱を燃やして」と葛藤を明かした。それでも「やめる選択というものは僕の中ではない。どこでどういうふうにその情熱を出すか。表現できるかというものを考えて」と話す。決め手は「出場時間ということが一番大きい」とし、「可能性を考えたときに選択肢の中で、一番可能性が高いのは鈴鹿だったんで」とアトレチコ鈴鹿でプレーすることを決めた経緯を話した。背番号は11に決まった。

三浦は2022年からポルトガル2部リーグ・UDオリヴェイレンセでプレー。ここまで5試合に出場したが、得点は挙げられなかった。「ポルトガルではゴールを挙げたいという気持ちで毎日過ごして毎日挑戦して、毎日トレーニングしてたんで、その気持ちを鈴鹿に行っても毎日持ちながら、目の前の試合で1ゴールを挙げること」を目標に掲げた。

「アトレチコはラテンの言葉なので非常に愛着があり、いい名前」

“キングカズ”の愛称で親しまれ、日本代表としては国際Aマッチ89試合に出場し、釜本邦茂氏に次ぐ歴代2位となる55得点をマーク。Jリーグ発足当時からプレーを続ける唯一の現役選手で、通算575試合に出場し、163得点を挙げている。

JFLでは鈴鹿ポイントゲッターズ(当時)所属の2022年10月30日に、FCティアモ枚方戦で、55歳246日の最年長ゴールを記録。同年11月12日のFC大阪戦でもゴールを挙げ55歳259日に記録を更新した。期限付きで移籍するアトレチコ鈴鹿は、2017年の全国社会人選手権で優勝し、東海社会人サッカーリーグ1部では4度の優勝に輝いた。昨季はJFLのリーグ戦で10勝6分12敗の9位だった。チームの印象について「アトレチコはラテンの言葉なので非常に愛着があり、いい名前」と絶賛。「ユニフォームに関しても写真で見させてもらいましたけど、僕がいた2022年よりは全然いいなと思いました」と笑いを誘った。

■三浦知良(みうら・かずよし)
1967年2月26日生まれ、57歳。静岡県静岡市出身。177cm・72kg FW
15歳で単身ブラジルにわたると、ペレが在籍した名門「サントスFC」とプロ契約。1990年に日本代表に初選出され、国際Aマッチ通算89試合に出場し55得点を挙げた。

【経歴】サントスFC(ブラジル・1986)~SE マツバラ(ブラジル・1986)~ CRB(ブラジル・1987)~EC キンゼ・デ・ジャウー(ブラジル・1988)~クリチーバFC(ブラジル・1989)~サントスFC(ブラジル・1990)~読売クラブ/ヴェルディ川崎(1990-1994)~ジェノヴァ(イタリア・1994)~ヴェルディ川崎(1995-1998)~ GNK クロアチア・ザグレブ(クロアチア・1999)~京都パープルサンガ(1999-2000)~ヴィッセル神戸(2001-2005)~横浜FC(2005)~シドニーFC(オーストラリア・2005)~横浜FC(2006-2021)―鈴鹿ポイントゲッターズ(2022)~UD オリヴェイレンセ(ポルトガル・2023-2024)

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