1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

娘から「首、拾った」と告げられた父親「警察に突き出すのは娘を裏切ること」札幌頭部切断事件で父・修被告が母の公判に出廷・証言【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月2日 10時57分

TBS NEWS DIG

札幌市のホテルで男性が殺害され、頭部を持ち去られた事件の裁判。弁護側の証人として出廷した父親は、娘に被害者を殺したことを聞かなかった理由について「シンシア(瑠奈被告)にとって自分は他人で、他人の我々が彼女に問いかけることはなかった」。通報しなかった理由については「娘を裏切ることだと思った」と話しました。

語られた歪な親子関係「送って行って、私は待っているだけ」

語られたのは、歪な親子関係でした。

父・修被告
「10年ぐらい前から娘に対して『瑠奈』と呼びかけると、『その子は死んだ』『その名前で呼ばないで』『瑠奈は死んで自分はシンシア』だと。親として振る舞うのは相当難しくなっていた」

2023年7月に起きた猟奇的な事件。札幌・ススキノのホテルで当時62歳の男性が殺害され、頭の部分が持ち去られました。逮捕・起訴されたのは主犯の田村瑠奈被告(30)とその両親です。

7月1日に開かれた死体遺棄と損壊をそれぞれ手助けした罪に問われている母親・浩子被告(61)の裁判。弁護側の証人として出廷したのが、父親の修被告(60)です。

ススキノのダンスクラブで被害者の男性と過ごす瑠奈被告。その様子を見守っていたのが修被告です。

父・修被告
「(瑠奈被告は)公共交通機関はおろか、近所のコンビニにも1人では行けません。行く場所が決まっていれば送って行って、私は待っているだけです」

事件後、瑠奈被告のスーツケースからスイカほどの大きさのものが出てきた際のやりとりを明かしました。

修被告「何?」
瑠奈被告「首...拾った」

妻の浩子被告と「まさかね」と話したという修被告。瑠奈被告から小瓶に入った遺体の一部を見せられ、本物の首だと確信したといいます。

ーー警察に通報しなかったのは?

父・修被告
「すぐにでも娘は逮捕されると思い、警察に突き出すのは娘を裏切ることだと思った。今も娘は相当苦しんで病んでいるから、これ以上娘を追い詰めたくなかった」

ーー被害者を殺したことを聞かなかったのはなぜ

父・修被告
「シンシア(瑠奈被告)にとって自分は他人で、他人の我々が彼女に問いかけるということはなかったので問いただすという考えが浮かばなかった」

「一家全員の極刑を」被害男性の長男

1日の裁判では殺害された62歳の男性の家族の調書も読み上げられました。

被害男性の長男
「私も父と一緒にもっとツーリングに行きたかった。こんなひどい殺され方に納得がいかない。一家全員の極刑を望んでいる

次回の裁判は8月30日。引き続き、修被告の証人尋問が行われます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください