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「過失により事故を直接的に引き起こした」元理事長に禁錮1年4か月の実刑判決 牧之原市の園児バス置き去り死亡事件 静岡地裁

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月4日 16時11分

TBS NEWS DIG

おととし、静岡県牧之原市で3歳の女の子が通園バスに置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなった事件の判決公判が開かれ、静岡地裁は元理事長に対して禁錮1年4か月の実刑判決を言い渡しました。

おととし9月、牧之原市の「川崎幼稚園」に通っていた河本千奈ちゃん(当時3)が通園バスの中に置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなりました。

判決によりますと、元理事長の増田立義被告は園児をバスから降ろす際、座席の確認を怠って千奈ちゃんを車内に置き去りにしたなどの過失、元クラス担任の西原亜子被告は登園していないと気付いたにもかかわらず、確認しなかったなどの過失で千奈ちゃんを死亡させました。

きょう、静岡地裁の國井恒志裁判長は増田被告に対し「運転手としての過失により事故を直接的に引き起こした」として、禁錮1年4か月の実刑判決を言い渡しました。

また、西原被告に対しては執行猶予つきの判決を言い渡しました。

千奈ちゃんの父親
「元園長、増田被告は実刑になったよと(娘に伝えたい)。だけど、基本的にはそれでよかったねとはあまり言えないと思っています。いつも謝っているので、手を合わせるたびに、きょうも、それでもごめんなさいと(娘に)謝るとは思います」

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