1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「モテ臭」も「加齢臭」も“あの果物”でコントロール可能…体臭の新常識「皮膚ガス」とは【THE TIME,】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月5日 7時30分

TBS NEWS DIG

汗をかきやすい季節に気になる「体のニオイ」。最近の研究では、このニオイを自分でコントロールできることがわかってきました。加齢臭を減らす効果のある「食べ物」から、努力すれば出せるようになる「良い香り」まで、体臭の新常識を調査しました。

人によって違う「皮膚ガス」は800種類

「目に見えないガス、『皮膚ガス』が、私達の体の表面からふわっと出ている」こう話すのは、体のニオイを20年研究してきた東海大学の関根嘉香教授。この皮膚ガスが体臭の正体だといいます。

関根教授によると、皮膚ガスは1人1人異なり、同じ人でも毎日変わるとのことで、その数およそ800種類!まだ基礎研究の段階ながらも皮膚ガスは「ガンの診断」など、病気の予測にも有効だとわかってきています。

気になる人も多い「足のニオイ」のもとになる皮膚ガスは「イソ吉草酸(きっそうさん)」。どんな臭いの物質なのか?

THE TIME,マーケティング部の原千晶部員が嗅いでみると「うわっ!くさい!納豆みたいな、何か腐ったような香りがします」

この「イソ吉草酸」は、汗を放っておくと生まれる物質。そう、足のニオイの原因は靴の中に溜まった「汗」なんです。本来、汗はあまりニオイがしないのですが…

東海大学 関根教授
「汗を放っておくと、皮膚表面にいる常在菌という菌が汗の成分を分解して、クサい皮膚ガス『イソ吉草酸』を発生させる」

対策としては、皮膚の表面に汗や皮脂を残さないよう、こまめに洗ったり拭くことが大切だといいますが、出かけた時など足はそうそう拭けません…。

そこで有効なのが「汗の質」を変える事。

汗には、サラサラ汗とベタベタ汗があり、良くないのがベタベタ汗。運動不足で普段汗をかかない人は、汗腺の働きが鈍り、汗の塩分濃度が上がってベタベタ汗になるんです。これは乾きにくく皮膚表面に残るため、汗臭いニオイの原因に。

普段から運動をして汗をかいたり、サウナやお風呂で汗腺をひろげていると、臭いにくいサラサラ汗になりやすいといいます。

「加齢臭」減少に効果がある“果物”

続いて「お父さんの枕が…」との声が多く聞かれた「加齢臭」。皮脂や汗が原因の加齢臭は「2‐ノネナール」という物質の皮膚ガスです。

こちらも枕カバーなどを頻繁に洗うことが大切といいますが、なんと!加齢臭の発生自体を減らすことができる食べ物があるとのこと!それは…

東海大学 関根教授
「今まで私が実験した中では、果物のカシス。抗酸化力があるポリフェノールが豊富で、加齢臭の発生を抑えてくれる」

1日5~6粒を1週間食べ続けると効果が出始めるそうで、ブルーベリーも近い効果があるといいます。

良い香りの「皮膚ガス」“モテ臭”を増やせる食べ物

一方で、皮膚ガスには“良い香り”もあります。例えば、ふんわり甘い赤ちゃんの匂い「ノナナール」。大人の体臭にも含まれ、人肌の良い香りの代表といわれます。

また、“ある努力”をすれば出すことができる皮膚ガスが、「アセトン」。ネイルの除光液のような、リンゴのような香りで、運動などで体の脂肪分が燃焼すると出てくるといいます。

また、“モテ臭”とも呼ばれる「γ(ガンマ)‐ラクトン」は桃の香りの主成分で、甘い香り。10代の女性が多く出している皮膚ガスですが、10代じゃなくても、“モテ臭”を増やせる食べ物があるんです。

東海大学 関根教授
「加齢臭にも効果のあるカシスを食べたり、ビフィズス菌入りのヨーグルトで腸内環境を整えるとラクトンが増えてくる」

自分の「皮膚ガス」を簡単チェック

イやな臭いから良い香りまで、約800種類あるという皮膚ガス。自分はどんな臭いを出しているのか…?実は、埼玉県に体臭を検査してくれるベンチャー企業があります。

『オドレート』(狭山市)代表の石田翔太さんは、臭いに関する唯一の国家資格である「臭気判定士」で、月に100人以上の体臭を評価しています。

検査はいたって簡単。補臭キャップが装着されたTシャツを24時間着るだけ。そのTシャツを送付すれば1か月後に結果が届くというシステムです。(※体臭評価キット:往復送料込で1万7980円)

そこで!佐々木舞音アナウンサー(26)と原千昌部員(35)、男性ディレクター(50)の3人の体臭を調べてみました。

まず、【全体の印象】の評価として、佐々木アナと原部員は「無臭」。一方男性ディレクターは「糠のような発酵感を伴う油っぽいにおい」との結果が。

つづいて【加齢臭】の「2‐ノネナール」は、

▼佐々木アナ(26)⇒4.2▼原部員(35)⇒4.9▼男性ディレクター(50)⇒6.2
(※3=少ない/6=標準/7=多い)
年齢が上がると共に、発生する量も増えていました。

【汗のニオイ】の「イソ吉草酸」は、

▼佐々木アナ(26)⇒1.7▼原部員(35)⇒1.7▼男性ディレクター(50)⇒5.6
(※3=少ない/6=標準/7=多い)
男性ディレクターがダントツのトップです。

では、【赤ちゃんの甘い香り】の「ノナナール」はというと…

▼佐々木アナ(26)⇒5.9▼原部員(35)⇒4.4▼男性ディレクター(50)⇒6.0
(※3=少ない/6=標準/7=多い)
意外にも、50歳男性ディレクターから大量発生!

この結果に、スタジオからは拍手とともに驚きの声があがりましたが、関根教授によると、「もとになる皮脂の分泌は、男性ホルモンが影響するため珍しい事ではない」とのことでした。

安住アナが「臭い」よりも気になった「盛り写真」

スタジオには、加齢臭の皮膚ガスサンプルを用意。原部員が「杏仁豆腐みたいな臭いで意外と好き」と話すと、櫻坂46の松田里奈さんも嗅ぎながら「そんなに気になるほどの臭いじゃない」と同意。

するとそこに「あと1つさ、気になったのはさ…」と割って入ったのが安住紳一郎アナ。「ちょっとこれ見てくださいよ!」と、佐々木アナらの顔写真付きの体臭測定結果が表示されたモニターを指して、「佐々木さんさ、修正した顔写真提出するのやめなさいよ。完全に輪郭補正しているんだもん」と佐々木アナの“盛り写真”を注意。

スタジオは笑いに包まれるも、女性陣が「変わらないですよ!」「めちゃめちゃカワイイ」と安住アナに抗議。佐々木アナが「労働の後で撮影したから、こうしないと」と話すと、安住アナは「こんな、こんな、えー、そういう時代?」と大きな戸惑いの声を上げた。

佐々木アナに「写真加工がないと生きていけないですよ」とピシャリと返されると、最後は「わかった、ごめんごめん」とスタジオを締めた。

(THE TIME, 2024年7月4日放送より)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください