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老人ホームの部屋に家族が設置したボイスレコーダーが端緒に 入居者の男性(81)に暴行しけがさせた疑いで元職員の男(40)逮捕 警視庁

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月5日 17時4分

TBS NEWS DIG

東京・中野区の老人ホームで入居者の男性(81)の手をひねるなどして、けがをさせたとして、元職員の男が警視庁に逮捕されました。

傷害の疑いで逮捕されたのは中野区にある老人ホームの元職員、宗像佳祐容疑者(40)です。

宗像容疑者は今年3月下旬、当時、勤めていた中野区の介護付き有料老人ホームで、入居者の男性(81)の左手をひねり上げるなどし、左手関節の捻挫などのけがをさせた疑いがもたれています。

警視庁によりますと、男性が家族に「職員から暴行されている」と被害を訴えたことから、家族が部屋の中にボイスレコーダーを設置。そこには宗像容疑者が暴言を吐いたり、何かを叩いたりする音が録音されていたということです。

録音していることを知らされた宗像容疑者は、その直後から施設に出勤せず、音信不通になっていました。

取り調べに対し、宗像容疑者は「左手を捻り上げたり、けがをさせたりした覚えはありません」と容疑を否認しています。

また警視庁によりますと、宗像容疑者は介護福祉士の資格を持っていて、これまでに10数か所の老人ホームなどの施設に勤務経験がありましたが、入居者への虐待が疑われるたびに退職するということを繰り返していたということです。

警視庁は事件のいきさつを詳しく調べています。

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