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「捜査当局のウソと司法の判断ミスの連鎖が生んだ悲劇」勾留中に胃がん見つかり死亡の男性遺族が国に賠償を求めた裁判の控訴審始まる 大川原化工機えん罪事件

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月8日 16時11分

TBS NEWS DIG

「大川原化工機」のえん罪事件で、元顧問の男性が勾留中に見つかったがんで死亡したのは拘置所の不適切な対応が原因として、男性の遺族が国に賠償を求めた裁判の控訴審が開かれました。遺族側は改めて「適切な治療を受ける権利が害された」と訴えました。

横浜市の化学機械メーカー「大川原化工機」の元顧問・相嶋静夫さんは2020年、不正輸出の疑いで社長らとともに逮捕・起訴されましたが、その後、起訴が取り消されています。

相嶋さんは、勾留中に見つかったがんで亡くなりました。

相嶋さんの遺族は、相嶋さんが亡くなったのは拘置所の不適切な対応が原因だとして、国に賠償を求める訴えを起こしていて、1審の東京地裁は「拘置所に違法な行為があったとは言えない」などとして遺族側の訴えを退けていて、遺族側が控訴していました。

東京高裁できょう、控訴審が開かれ、遺族側は改めて「早期に適切な治療が開始されていれば、(相嶋さんが)死亡した時点で生存していた可能性があった」と主張し、「適切な治療を受ける権利が著しく害された」と訴えました。一方、国側は訴えを退けるよう求めました。

きょうの裁判では相嶋さんの長男が意見陳述し、「捜査当局のウソと司法の判断ミスの連鎖が生んだ悲劇」と述べ、「ご自身の家族がこのような目に遭ったらと考えてみてください」と訴えました。

判決は11月6日に言い渡される予定です。

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