「急いでブレーキ踏んだが…」女（74）の車が保育園児の列に突っ込む 男児が頭がい骨骨折の重傷 園長が語った“悔しさ” 千葉・市原市【news23】

TBS NEWS DIG

9日午前、千葉県市原市で74歳の女が運転する車が保育園児の列に突っ込む事故がありました。3歳の男の子が頭がい骨骨折の重傷です。園児が通う保育園の園長がnews23の取材に応じ、当時の状況を明らかにしました。

74歳女の車が保育園児の列に突っ込む　「お預かりした形でお子さんを帰せず…」園長語る“悔しさ”

9日午前10時ごろ、千葉県市原市で起きた事故。巻き込まれた保育園児らは近くの公園で遊んだ帰りだったといいます。

近隣住民
「救急車が1台来て、子どもたちと保育士さんが歩道にみんなしゃがみこんで抱かれていたり。おばちゃんが1人、脇の方に立っていた」

園児が通う保育園などによりますと、当時、園児ら8人は散歩用のロープを握りながら保育士3人の引率のもと、2列になって青信号の横断歩道を歩いていたといいます。

その列に向かって、交差点を右折してきた軽自動車が突っ込んだということです。

この事故で、保育園児4人と保育士2人の男女あわせて6人がけがをし、このうち、3歳の男の子が頭がい骨骨折の重傷です。

園児が通う保育園の園長は…

被害に遭った園児が通う保育園の園長
「第一報受けて現場に行った時、どのお子さんも先生も意識はあった。子どもたちに怖い思い・痛い思いをさせてしまい、本当に申し訳ない気持ち。保護者に対しても、朝、お預かりした形でお子さんを帰せなかったことをとても悔しく思っている」

警察は軽自動車を運転していた市原市の無職・田中喜代子容疑者（74）を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しました。

取り調べに対し、田中容疑者は容疑を認めているということです。

田中容疑者
「急いでブレーキを踏みましたが、間に合いませんでした」

警察は事故の詳しい状況を調べています。