「道路が大きく陥没」島根・出雲市で235世帯548人孤立状態に 観光客67人も取り残される

TBS NEWS DIG

島根県では県道が崩落し、235世帯が孤立状態となっています。また、観光客67人も集落内に取り残されたということです。

記者
「出雲大社から日御碕に向かう道です。道路が大きく陥没しています。タクシーが落ちかかっています」

道路の下の土砂が流れ落ち、完全に崩落してしまっています。出雲市では日御碕地区につながる県道が崩落し、通行止めになった影響で、235世帯548人が孤立状態になっています。

今夜からあすにかけて梅雨前線が南下し、山陰地方では再び大雨となる見込みで、気象台は土砂災害や浸水害、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。

集落内には観光地の「出雲日御碕灯台」があり、宿泊施設や土産物店もそれぞれ10軒程度あると言います。

島根県によりますと、観光客67人も集落内に取り残されたということです。

集落内で民宿を経営する男性は…

民宿たかはし　高橋英明さん
「直近の分は全部キャンセルでしょうけど、長期にわたることになると、どの辺まで予約を入れていいのか、断らないといけないのかが非常に見通しが立たないのが困ります」

書き入れ時の夏休みを目前に控え、復旧のめども立たない中、不安だけが募ります。

県では崩落した県道の復旧作業を急ぐとともに、他に通行できるルートがないかや、船での移動などについても調査を行っているということです。