西日本中心に引き続き大雨警戒 来週の梅雨明けは熱帯低気圧の動向次第に

TBS NEWS DIG

昨夜は山口県で1時間に100ミリ以上の雨が解析され、記録的に短時間大雨情報が発表されました。東北から九州の各地で雨量が多くなっていますが、今夜からあすにかけては、再び九州や四国で大雨に警戒が必要です。

きょう午後は東北南部から九州にかけて雨が降ったり止んだりの天気が続き、四国や九州は局地的に雨が強まるでしょう。雨が小康状態の所もこれまでの大雨によって地盤が緩んでいるため、土砂災害に警戒が必要です。東北北部や北海道は日差しの出る所もある見込みです。

きょう日付が替わるころからは九州に活発な雨雲がかかり、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。道路の冠水など、警戒をしてください。あす朝から日中にかけては、中国、四国、近畿を中心に活発な雨雲が進む見込みです。関東も断続的に雨が降り、午後は雨脚の強まる所があるでしょう。

次の三連休は梅雨前線の影響で関東から九州を中心に所々で雨が降る、すっきりしない天気が続く見込みです。来週火曜日以降は、山沿いや内陸を中心ににわか雨がありますが、週の後半にかけては次第に真夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が強まります。

関東から九州では続々と梅雨明けの発表がありそうですが、小笠原付近には熱帯低気圧が予想されています。この熱帯低気圧がどれだけ発達するか、熱帯低気圧周辺の湿った空気が列島にどのくらい流れ込んで雨を降らせ、不安定な天気をもたらすかによって、来週後半の梅雨明けが左右されそうです。